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【心地よさの秘密】快適空間の二大要素「照明と高い天井」にあった!

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上手な照明のお手本「タスク・アンビエント照明」ってなに?

快適な家づくりに欠かせないもの、それが照明計画です。どんなに素敵な家でも、照明の使い方ひとつで空間の魅力は半減してしまいます。そうならないためには、どういったことを知っておくべきなのでしょうか?

近年の住宅トレンドを考えると、ヒントになるのは「タスク・アンビエント照明」という言葉です。今回は大和ハウス工業豊田支店のインテリアコーディネーター、浅井絵美が、タスク・アンビエント照明をはじめ、近年の照明環境について説明します。

今回「照明と天井」についてレクチャーしてくれたのは…

大和ハウス工業 豊田支店 インテリアコーディネーター

浅井絵美
インテリアコーディネーター
一級色彩コーディネータ

戸建住宅を中心にインテリアを担当。照明から内装、設備、家具に至るまで、一つひとつお客様の生活やお好みに応じたコーディネートを提案。ダイワハウスご入居後アンケートのインテリアコーディネーター部門で全国上位の評価を頂いている。

「従来の照明は、天井に設置された蛍光灯だけで部屋全体を明るくしようという考え方でした。対してタスク・アンビエント照明は、タスク(作業)に必要な照明と、アンビエント(周辺)の照明を分けるという考え方。部屋の隅々まで明るくする必要がないので、省エネという観点からも2011年の東日本大震災以降、日本の住宅でも一般的になりはじめています」

タスク・アンビエント照明には、ダウンライトの効果的な設置が欠かせません。住む人の動線を計算して、必要な場所だけに配灯すれば、無駄な電気代をカットしつつ空間をすっきりと見せることが可能になります。また、たとえばリビングなどの空間で、夕食後は調光してしっとりしたダウンライトタイムを楽しむ……など、生活に豊かさをもたらしてくれる演出性の高さも特長です。LEDダウンライトは省エネ意識が高まる中、急速に普及しています。

この他、タスク・アンビエント照明には間接照明を上手く取り入れることがポイント。間接照明は空間に華やかさをもたらすだけでなく、やわらかい光が空間に広がりをもたらします。また、浅井によると「間接照明は影が発生しにくく、肌を美しく見せる効果がある」そうで、洗面室やキッチンなどのスペースは、間接照明との相性がいいと話します。

天井の高い家は「照明の自由度」も高くなる?

いまや住宅のスタンダードになりつつあるタスク・アンビエント照明。家づくりの段階から積極的に取り入れていくなら、「天井は高いほうがいい」と浅井はアドバイスします。

「例えば天井に向けて光源を照射し、部屋にやわらかな光を広げるコーブ照明の場合、天井の一部を下げて照明器具を設置しなければなりません。光を自然に広げるには、天井から照明器具のあいだに20~30cmの空間が必要です。ダイワハウスの天井高は標準2m40cmですが、xevoΣの天井高は標準2m72cm(※1)。32cmもの余裕があれば、理想的なコーブ照明の取り付けが可能です」

※1 天井高は2m40cm、2m72cm、さらにグランリビングモア(36cmダウン)と折上天井(8cmアップ)を組み合わせることで、最高3m16cm(1階のみ)まで実現。天井高は間取りや建設地、建築基準法(法令)等により対応できない場合があります。

名古屋のxevoΣ神宮東展示場では、天井のコーブ照明だけでなく、コーニス照明もうまく空間に取り入れています。コーニス照明は壁面を照らして光を広げるため、タイルなどの素材テクスチャーがより印象的に浮かび上がります。こうした自然な間接照明を圧迫感なく実現するには、どうしても天井の高さが必要になるというわけです。さらに浅井は、「天井の高い家は、吊り下げ式のペンダント照明を美しく見せ、部屋のデザイン性を高めてくれる」と話します。

「近年デザイン性に富んだペンダント照明が数多く流通し、新居に自分好みのライトを設置したいと考える方も増えています。ただ、ペンダント照明はもともと海外のものなので、天井が低い家にはあまり向いていません。吊るす距離と空間の中でのボリュームが重要なので、海外のライトをそのまま日本の低い天井に設置すると、バランスが崩れて圧迫感を感じることも。天井が低いと設置できるペンダントの種類は限られてきますが、天井に高さがあれば、選べる選択肢が広がります」

ところで高い天井や壁面に埋め込む照明は「電球交換が面倒なのでは?」と心配する人もいますが、いまでは長寿命のLED電球を使用する人が多く、メンテナンスの機会はほとんどありません。言い換えれば、LED電球が安価になったおかげで、ハイシーリングの家や間接照明が一気に普及していったというわけです。

ますます進化していく「ミライの照明」

ひと昔前まではLED電球といえば高い……などのイメージがありました。昨今は政府の省エネルギー規制を追い風に需要が伸びて、研究開発が進み低価格化。最新のLEDは明るさや色味をスイッチで切り替えることも可能になりました。たとえば子どもがダイニングで勉強する時は最大の光量で白く明るく照らし、帰宅したあとはオレンジの色味で照度を下げてゆったりくつろげるムードをつくるなど、家族の生活をより豊かなものに変えられます。

LEDの可能性がまだまだ広がっていく一方、さらに一歩進んだ照明「有機EL」の研究も進んでいます。浅井によると、10年後には住宅用の照明にも導入される可能性があるとのこと。

「テレビやスマホなどに使われている有機ELは、面発光するのが特長で、紙のように曲げたまま使うことができます。明るさや色味を自由に調整することも可能で、住宅で使えるものが開発されれば、LED以上に普及する可能性を秘めています。壁にペタッと貼るだけの、シールみたいな照明なんかが登場するかもしれませんね」

さらに先の未来では、もはや照明のスイッチすら必要がなく、AI(人工知能)が住む人の状況やコンディションを判断して、自動で部屋の明るさや色味を調整する……。そんな家に住む日も、そう遠くないのかもしれません。

照明と自然光のメリハリが「心地よさ」をつくる

ただし、どんなに完璧な照明計画をしていても、それだけでは快適な家をつくることはできません。人間が暮らす家である以上、忘れてはいけないのが窓からの自然光です。「快適な家づくりにおいて、日中の採光性というのは照明と同じぐらい大切な要素」と浅井は話します。

「健康的な体内リズムをつくるという意味でも、朝や昼は太陽の白い光をたっぷりと浴び、夜はオレンジがかったやさしい光で体をリラックスモードにすることが大切です。生産的でメリハリのある生活を送るには、部屋の中に太陽の光をたくさん取り入れる工夫をしなければいけません。窓や開口部を広くするというのは、そういった意味でもメリットが多いと思います」

xevoΣは天井高を2m72cmに設定できるだけでなく、最大7m10cm(※2)の開口幅を可能にしています。柱の少ない空間設計は、窓から入る光を部屋の隅々まで届けてくれます。

※2 幅3m45cmの窓を2枚連続で配置可能(中間に柱が入ります)。

「天井が高い」「開口部が広い」といった特長は、高級感や開放感だけの話に思われがちですが、豊かな照明環境を実現するために重要な要素であることがわかります。家族が心からくつろげる家を目指すなら、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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