太陽の光が燦々と降り注ぎ一年のうちで最も暑いこの時期ですが、暦の上では立秋を迎えます。
日中には蝉の声が響き渡るような猛暑の中にあっても、食で秋を感じてみるのもよいのではないでしょうか。
そこで今回は、料理家の上田淳子さんのサンマを使ったレシピをご紹介します。
こんがり焼き上げたサンマは香ばしく脂がのっており、すだちの爽やかな風味と絶妙にマッチする、旬のごちそうです。親族が集まるお盆などのおもてなし料理として振る舞えば、食卓も華やかに彩られます。
脂ののったサンマの旨味に、すだちのみずみずしい香りが溶け合う絶品ごはん。
シャキっとしたレンコンの歯ごたえがアクセント。
しゃもじですだちの汁をご飯になじませてから取り分けて。
材料(約4人分・作りやすい分量)
米…2合
サンマ…2尾
すだち…5個
ミョウガ…2〜3個
<A>
レモン汁…大さじ2
塩…小さじ1
レンコン…150g
<B>
湯…150ml
酢…大さじ1
塩…小さじ1/2
すだち絞り汁…1個分
塩…適量
オリーブ油…大さじ1
作り方
下ごしらえをする
サンマは頭とはらわたを取り、塩をまぶして約10分おく。水洗いして水気を拭く。
魚焼きグリルでこんがり焼く。すだちは薄く輪切りにし、ミョウガは細切りにする。
米を炊く
米は通常通り炊き、炊きあがったらすぐに<A>を混ぜ合わせて、さらにオリーブ油を混ぜて冷ます。
レンコンをゆでる
レンコンは粗みじん切りにして水に約5分浸けてアク抜きをする。
鍋に<B>を沸かし、レンコンをさっと約20秒ゆでる。ザルにあげて冷ます。
仕上げる
サンマが冷めたら骨を外してほぐし、すだちの絞り汁をからめる。
2にサンマと3のレンコンを混ぜ、すだちとミョウガを加えてざっくりと混ぜる。器に盛る。
POINT
塩を多めにふる
塩を多めにふって出てきた水分を洗い流し、水気をふいてから焼くと青魚特有の臭みがとれる。魚焼きグリルで皮目に焼き色がつくまでこんがりと焼く。
定番のサンマごはんにすだちの輪切りをふんだんにのせる。まだ暑さの残る秋の入り口に、すだちのさわやか風味が合う。見た目も華やかになり。おもてなし料理としても活躍する。
副菜メモ
シンプルな汁ものを添える
サンマと香味野菜を合わせたご飯には、汁ものを添えて。味噌汁はもちろん、ダシがキリっと利いたかきたま汁もおすすめ。三つ葉などの薬味を添えて、主菜とは異なる香りを楽しむ。
監修
料理研究家:上田淳子
料理研究家。辻学園調理技術専門学校卒業後、渡欧。スイスやフランスで修行を積み、現在の道へ。書籍や雑誌、テレビなどで幅広く活躍中。子どもの食育についての活動も行う。著書多数。新刊は『冷たいフライパンに食材をいれてから火にかけるコールドスタート』(自由国民社)。
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