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研究員コラム:Vol.5 
風通しのよい事務所窓の開発 ~パッシブエアフローウィンドウ~

温熱空気環境

本間 瑞基

2015.12.24

福島支社に導入したパッシブエアフローウィンドウのご紹介です。

この技術は、事務所に風と光を取り込み快適な環境を作るものです。中でも窓の機能に着目し開発しました。窓は光や風を取り込み、室内環境を豊かにしてくれる一方で、日射の影響を受けやすく、暑くなりやすいデメリットもあります。この暑さのためか、夏場はブラインドをずっと締めた“まま”にしてしまう状況は、私自身が日常よく目にしている光景でした。そんな窓を見ながら、「光も風も入らない窓なら壁と同じだな~」、「もっと窓の良さを生かせられないか?」と思っていたのが開発のきっかけです。

さて、本題に戻りパッシブエアフローウィンドウをご紹介します。主に三つの特徴があります。

  • ・春・秋は上窓からの明るい採光と自然通風
  • ・夏季における日射熱の排熱
  • ・冬場における窓際の冷気流の抑制

通風利用 エアフローで日射熱排熱 窓面冷気流の抑制

窓の構成は上窓に開放できるサッシを設け、室内側には上窓部分だけ開放可能なスクリーンを設けます。窓の上部には排気口があり、窓とスクリーンの間に溜まった日射熱を排熱する機構が備わっています。窓の機能を季節に応じて変化させることで、快適な環境を作り出します。

こちらの写真は大和ハウス福島支社の外観と、パッシブエアフローウィンドウの内観写真です。ご覧のようにスクリーンは上部だけを開いた状態で使用します。光がよく入っています。眩しいときは上まで閉めることもできます。

こちらは少しわかりづらいですが、窓を開けている写真です。春・秋の気候の良い時期は、上部の窓を開けて風を取り込みます。上部で風を取り込むことで、人や物に直接風が当たらないように配慮しており、事務室内にいるとスーッとする心地よい気流を感じます。

また窓とスクリーンの間の上部にはスリット状の排気口があります(写真で黒く見えていることころです)。夏など窓を閉めて空調を入れているときは、窓とスクリーンの間に溜まる日射熱をここから排出します。

余談ですが、開発当初パッシブエアフローウィンドウの構想を、縁あってその道の権威である、某大学の先生に説明する機会がありました。一通り説明した後、どんな感想を頂けるか少し緊張していたところ、先生の第一声は「・・・名前いいですね!」。きっと内容も良かった?と思っています。

参考URL
環境・防災配慮型次世代オフィス「大和ハウス福島ビル」竣工

研究員プロフィール

本間 瑞基

本間 瑞基ほんま みずき

2005年入社。大学では建築工学を専攻。
入社後は住宅から工場/倉庫まで、様々な建築物の温熱空気環境に関わる研究開発をしている。
趣味はサーフィン。

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