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研究員コラム:Vol.6 床下空間を活用した床下暖房システムの開発
~快適涼暖システム~

温熱空気環境

熊埜御堂 令

2016.3.28

はじめまして。今回は、戸建て住宅を中心に温熱空気環境を研究している私から、当社木造住宅商品に採用された「快適涼暖システム」についてご紹介します。

冬場にエアコンで部屋を暖房されている方は、部屋から廊下に出たときに「寒い!」と感じたことはありませんか?この時感じた急激な温度差がもたらす身体への悪影響のことをヒートショックといい、交通事故よりも約3倍多い家庭内事故の大きな要因とされています。

「快適涼暖システム」は、床下から1階全体を暖め、このヒートショックを抑制するとともに、足元がじんわり暖かい「健康」で「快適」な住環境を作るために開発した空調システムです。

快適涼暖システムイメージ

システムの構成は、ヒートポンプ式熱源機から床下の放熱器に熱を供給し、床下空間を緩やかに暖め、床表面から室内に放熱します。床下には循環ファン、床面には数カ所に床ガラリを設け、床下空気と室内の空気の循環を促進し、空気の対流により補助的に室内を暖めます。床下から暖めることで、1階全体が暖まり、部屋間の温度差が少なく、かつ床表面がじんわりと暖かい快適な住環境を作り出します。

次に、大和ハウス仙台支社の紫山展示場で行った測定についてご紹介します。
紫山展示場は標準仕様よりも高い断熱性能と「快適涼暖システム」が搭載されていることが特徴です。
こちらの写真は紫山展示場の外観と、温度計の設置状況です。各室の室温や床下空気温度等の測定を行いました。

紫山展示場外観

温度計温度計の設置状況

こちらのグラフは、測定期間内の代表日の各室の温度推移を示しています。リビングと洗面室の室間温度差は3℃と小さく抑えられていることがわかります。床表面温度は室温よりも3℃程高く、じんわりと床が暖かい環境を実現しています。

代表日(2月10日)の各室の温度推移

私も実際に仙台に赴き体感してみましたが、どこに行っても暖かく、床がじんわり暖かい環境というのはとても心地のいいものでした。展示場に来場された方からも「暖かくて満足!この快適涼暖システムを採用したい」という声を頂きました。

研究員プロフィール

熊埜御堂 令

熊埜御堂 令くまのみどう れい

2012年入社。福岡県出身。大学では人間環境工学を専攻。
これまでネットゼロエネルギー住宅や温熱空気環境に関わる研究開発に従事。

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