大和ハウス工業トップ

研究員コラム 研究員の日々の研究をのぞいてみよう。

研究員コラム:Vol.7 風通しのよい事務所窓の開発 ~パッシブエアフローウィンドウ~ その2 <通風量の測定編>

温熱空気環境

下町 浩二

2016.6.28

まずはこちらの写真をご覧ください。
2015年4月に完成した大和ハウス福島支社の写真です。
どこか変わったところはありませんか?

わかりづらいかもしれないので、拡大してヒントを表示してみました。
いかがでしょうか?

上部の窓が開いていることに気づいていただけたでしょうか?
大和ハウス福島支社では、事務室の窓を開けて風を取り込み、その間は空調運転を停止することで省エネを図る計画としています。

窓は屋上に設置した気象センサーのデータと連動し、自動で開閉します。夏の暑い日や風が強い日は開かず、春の陽気が感じられるような、「ちょうど良い」時にだけ開くように設定しています。
先ほどの写真は5月末のものです。

我々は開発した省エネ技術を導入後、実際にどの程度の効果が得られたのかを検証しています。福島支社では様々な調査をおこないましたが、今回は「窓を開けた場合に、どの程度部屋の空気が入れ替わったか=通風量」の検証結果の一部をご紹介します。

写真は窓面の風速と圧力を計測し、通風量の測定をしています。右の写真のマル囲みの部分が風速センサーです。(ちなみにゴソゴソしているのが私です)

「通風量」を部屋の容積で割った値を「換気回数」と呼びますが、窓を開けて通風を行う場合に、有効とされる「換気回数」は5回/h程度以上といわれています。
福島支社の測定結果は14.5回/hで、目安を上回る結果が得られていました。

下図は室内温度推移と、窓開け及び空調を停止した時刻を示します。窓を開けても室温は23~27℃で推移しています。従来、業務時間はずっと空調を運転していたのに対し、この日は空調を合計約8時間停止することができました。

現在も、新たな省エネ技術の開発を行っています。今後またコラムで紹介させて頂きます。
お楽しみにお待ちくださいませ。

研究員プロフィール

下町 浩二

下町 浩二しもまち こうじ

2011年入社。大阪府出身。大学では建築環境工学を専攻。
入社後は住宅から工場/倉庫まで、様々な建築物の温熱空気環境に関わる研究開発をしている。
特技はバレーボール。

大和ハウス工業の総合技術研究所で一緒に働きたい学生の方 採用情報はこちら

大和ハウス工業
総合技術研究所

DAIWA HOUSE INDUSTRY
CENTRAL RESEARCH LABORATORY

〒631-0801 奈良市左京6丁目6-2
TEL:0742-70-2110 / FAX:0742-72-3060

見学のお申し込み

ご家族から企業や学生の方々など、どなた様でも幅広くお楽しみいただけます。詳細はお気軽にお問い合わせください。

見学お申し込みはこちら
見学に関するお問い合わせ

0742-70-2111

※電話での予約受付時間:月~金曜日(祝日除く)10時~17時

  • 申し込み多数の場合は、ご希望に沿えない場合があります。
  • 見学フォームでのお申し込みは、見学希望日の3営業日前までです。
  • レストランでお食事をご希望の場合は別途お申込が必要です。お問い合わせ下さい。

レストラン利用申込書PDFはこちら


このページの先頭へ

ごあいさつ

アクセス