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研究員コラム:Vol.8 夏の暑さを和らげる工夫

温熱空気環境

田中 宏典

2016.8.29

はじめまして。住宅の温熱環境に関する研究開発を行っている者です。
今後とも宜しくお願いします。

すでに立秋が過ぎ、暦の上では秋ですが、全国的に35℃を超える猛暑日が続いております。日本気象協会の3ヶ月予報を見ても、今年の9月の気温は平年より高いそうです。

そこで今回は、簡単な工夫で夏の暑さを和らげる工夫について、お話させていただきます。
突然ですが、以下のような体験をしたことありませんか?

  • ・家に帰ったとき、ムワっとするような暑さを感じたことがある。
  • ・エアコンをつけても、なかなかお部屋が冷えない。

これらの原因は一体なんでしょうか?壁や天井から外の熱が伝わってくるからでしょうか?

実は、一番の原因は窓から差し込んでくる日射です。下のグラフをご覧ください。

窓からの日射量 ヒーター7時間運転

いかがでしょうか?実験の結果、日射により800Wのヒーターを7時間も運転しているのと同じ位の熱が窓から入ってくるのです。それではお部屋も暑くなりますよね。この熱が建物や家具に蓄熱したら、なかなかお部屋も冷えません。

では、どうすればいいのでしょうか?

暑さを和らげる工夫は、以下の2つです。

  • (1)日射を遮る。
  • (2)風通しを考えて、通風する。

日射を遮るポイントは、窓の外側で日射を遮ることです。外側で遮ることで、遮蔽物が吸収・反射した熱を外に逃がすことができます。窓をサーモカメラにて撮影した写真をご覧ください。

遮蔽物無  遮蔽物有り 窓の外側に遮熱スクリーンを設置

遮蔽物を外側に設けることで、窓もお部屋の中もそれほど高温になっていません。
この遮蔽物は、よしずや植物、オーニングなどでも効果的です。

次に風通しを考えてください。風通しのポイントは、2方向以上を開けて通風を行うことです。
右記の図をご覧ください。

【1方向開口】【2方向開口】 1方向開口と2方向開口

やはり一つの窓を開けても風は通りにくくなっています。お部屋にて2つ以上の窓やお部屋のドアも開けて家全体に風が通るように窓を開けると、暑さが和らぐだけでなく、エアコンをつけたときに早く冷えやすくなります。

いかがでしたでしょうか?少しでも快適な生活にお役立ていただけたらと思います。
今後もまだまだ暑い日が続きます。皆様も熱中症など、どうかお体にはお気をつけください。

研究員プロフィール

田中 宏典

田中 宏典たなか ひろのり

2006年入社。岐阜県出身。大学課程では建設工学を専攻。
これまで建築設備(主に照明設備)の省エネ化や温熱空気環境に関わる研究開発に従事。

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