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研究員コラム:Vol.2 moogleの床下点検

点検ロボット

竹内 愛

2014.6.30

今回は、床下点検ロボットmoogleが床下の中でどんなことをどのように点検するのか紹介したいと思います。

床下での点検項目

床下における点検は、主にこのような項目をチェックしています。

  • ・キッチンや浴室下の配管、排水管の水漏れ
  • ・木部のシロアリ被害
  • ・床下構成部材の腐食や劣化状況
  • ・基礎コンクリートのひび割れ、欠け

moogleはこれらの項目をどのように見ているのでしょうか?

moogleの目

moogleの頭部分には3つの目がついています。

左の目は距離を測るセンサで、レーザービームを出して点検対象物までの距離を測ります。

中央の目はカメラで、床下の状況を撮影し点検員はこの映像を見ながら操作します。

右の目はLED照明で、暗い床下の中を明るく照らし出します。

moogleはこの3つの目がついた頭を上下左右に動かして床下の中をチェックします。
中央のカメラは光学で21倍までズームをかけることができるので、細かい部分も隅々までチェックすることができます。

では、moogleの目では先ほどのチェック項目はどのように見えるのでしょうか?
実際の点検で撮影した写真を見てみたいと思います。

moogleの撮影写真

まず1つ目、キッチンや浴室下の配管、排水管の水漏れ。

水漏れが起こると、その周りは水で濡れてしまっているので、写真のようにすぐにわかります。
土間が土の場合、写真のように水で濡れているところの色が変わって見えます。

2つ目、木部のシロアリ被害。

写真の左側の木部に白っぽい土の道のようなものがあります。
シロアリが通った場所には蟻道(ぎどう)という道があり、シロアリがいる(いた)かどうかすぐにわかります。

3つ目、床下構成部材の腐食や劣化状況。

この写真では奥に映っている大引が変色していることがわかります。
また、束が支えとなる台からずれてしまっていることがわかります。

4つ目、基礎コンクリートのひび割れ、欠け

基礎コンクリートにはコンクリートの性質上、乾燥収縮によって写真のようにひび割れが発生します。
写真のようにカメラのズーム機能を使って小さなひび割れも詳細に見ることができます。

このようにmoogleは床下の状況を点検し、撮影してきてくれます。
撮影した写真はお客様への点検報告書に使用しています。

でも、床下の中のチェック項目は撮影するだけではありません。
チェック項目の1つ目から3つ目は見るだけで補修が必要かどうかわかりますが、4つ目の基礎コンクリートのひび割れを見つけた場合は、そのひび割れが補修が必要かどうか判断するためにひび割れの幅を測定しなければなりません。

次回はこのひび割れ幅をどうやって測定するか紹介したいと思います。

※写真について
写真の使用についてお客様の了承を得ています。
写真は大和ハウスリフォームの調査によるものであり、弊社住宅ではありません。

研究員プロフィール

竹内 愛

竹内 愛たけうち あい

2006年入社。大学ではロボット工学を専攻。
入社後は床下点検ロボットの研究開発に従事し、現在は点検だけでなく、人の暮らしをサポートするロボットの研究をしています。
趣味は社交ダンス。休みの日は関西を中心に競技会に参加し、全国各地で踊りまわっています。

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