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研究員コラム:Vol.1 植物栽培ユニット「agri-cube」

植物栽培ユニット

岡村 信弥

2014.3.24

当社の「農業の工業化」商品第一弾である、植物栽培ユニット「agri-cube」についてご紹介します。

agri-cube E 外観をカスタマイズ 高級タイプ

agri-cube S コストが魅力 標準タイプ

これまで当社が永年培ってきた建築の工業化の技術を継承し、グループ会社の大和リース株式会社と共同で新たに開発したユニットを採用し、植物を栽培するために必要な照明や水耕栽培設備、エアコンなどを組み合わせパッケージ化。それが植物栽培ユニット「agri-cube」です。2012年、住宅業界では初となる植物栽培ユニットの販売事業を開始しました。

この商品の特徴としては、既存の住宅・商業施設向けの照明やエアコンなどの機器を使用し、必要最小限の設備のみをコンパクトに収めた点にあります。また、特殊な操作が必要な装置も無いため、農業経験がまったくない方でも、誰でも簡単に水耕栽培を始められるようになっています。

機能が凝縮されたユニット構成。

室外機…エアコン用の室外機です。 シンク…器具や収穫した野菜の洗浄に利用します。 全熱交換器…栽培室と前室の湿度を調整します。エアコン…栽培室の温度を調整します。 栽培棚…野菜を栽培するための設備です。 エアカーテン(オプション)…栽培室内にほこりなどを持ち込ませない様にする設備です。

ここで、agri-cubeの開発に関して私が実際に携わった仕事をご紹介します。私は大学での研究分野が農学系であったため、agri-cubeの開発に関しては設備面ではなく主に栽培面での研究に取り組みました。

実験用植物栽培ユニットで野菜の実証栽培を行い、栽培可能品目の選定や栽培方法の検討を行いました。また、栽培できた野菜の栄養分析や菌数の検査なども自ら行い、品質に関する研究も行いました。

こうして得られた結果から、農業になじみのない方でも簡単に野菜の栽培ができるように、装置の使用方法や栽培方法をまとめた「ユーザーマニュアル」と、安全な野菜を栽培するための「衛生管理マニュアル」を作成しました。これらはagri-cubeご購入のお客様にご利用いただき、高い評価をいただいています。

植物栽培ユニットagri-cube ユーザーマニュアル 植物栽培ユニットagri-cube 衛生管理マニュアル

agri-cubeは、通常の野菜栽培目的以外にも、福祉関連施設でのリハビリ用や大学研究機関などの実験用にもご利用いただいています。

装置がコンパクトであることがagri-cubeのメリットである一方で、より多くの野菜を栽培したいというご要望も頂いています。今後は、小型装置から大型施設まで、お客様のご要望にあったさまざまなタイプの植物栽培ユニットを開発していきたいと考えています。

研究員プロフィール

岡村 信弥

岡村 信弥おかむら のぶや

1986年奈良県生まれ。
大阪府立大学大学院 生命環境科学研究科 応用生命科学専攻を卒業、2011年4月大和ハウス工業に入社。
現在は、植物栽培ユニットの空調システムを中心に最適栽培環境について研究中。
犬派か猫派かで言えば、両方どんとこいです。

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