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研究員コラム:Vol.13 植物っておもしろい! その2

植物栽培ユニット

伊藤彩菜

2015.7.28

こんにちは。スマートアグリ研究チームの伊藤彩菜です。ブログを読んでいただき、ありがとうございます!今回も植物の魅力について熱く語りますね!
だんだん蒸し暑くなって、いよいよ夏本番です。

夏といえば私が一番気になるのは、何といっても紫外線。最近は強力な日焼け止めや日傘など、紫外線対策の商品が多く見られますが、そもそも紫外線ってそんなに有害なのでしょうか?
紫外線が生物の身体に当たると、活性酸素が発生します。活性酸素は老化や成人病、ガン等の原因になると言われています。この有害な活性酸素が身体に多く発生するのを防ぐためにも、紫外線対策は大切なのです。

そんな紫外線を多く含む日差しの中、植物は日焼け止めも塗らずに、すくすく育っています。果たして、紫外線や強い光は植物にとって有害ではないのでしょうか。

いえいえ、そんなことはありません。夏の強い西日が差す夕方、畑のインゲン豆の葉っぱを見てみてください。インゲン豆の葉は、葉面に垂直に西日に当たらないように、太陽光線と平行になるように葉の向きを変えています。
確かに植物の光合成には光が必要不可欠ですが、強すぎる光や紫外線は植物にとっても有害で、植物体内で活性酸素が発生します。

それではどうやって植物たちは真夏の太陽のもとで日陰に入ることもなく、生き延びることができるのでしょうか。

植物は自分の体内で、有害な活性酸素を消去する物質、「抗酸化物質」を生成しているのです。抗酸化物質には、私たちが日ごろから摂取するように言われているビタミンCやビタミンEがあります。

私たち人間は、ビタミン等の抗酸化物質を自分たちの体内で生産することはできません。体内に発生した有害な活性酸素を消去しようと思ったら、外部で生産された抗酸化物質を摂取するしかありません。だから、抗酸化物質を多く含む野菜を摂取します。植物が強すぎる太陽光や紫外線から自分を守るために生産している物質を、私たち人間は利用させてもらっているのです。

このように、人間では体内で作り出せない栄養素や機能性物質が、植物の体内で簡単に生成される場合があります。ガン治療の特効薬や若返りの秘薬、ウイルスのワクチンが入った野菜を食べて健康を保つ時代は、それほど遠くないかもしれません。

これからどんどん暑くなってきますが、夏バテしてはいられません。野菜をいっぱい食べて抗酸化物質を摂取し、熱い夏を乗り切りましょう!

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研究員プロフィール

伊藤 彩菜

伊藤 彩菜いとう あやな

1988年京都生まれ。
京都大学大学院 農学研究科 地域環境科学専攻 農業システム工学分野を修了後、2014年4月大和ハウス工業に入社。
総合技術研究所にて現在、栽培品目や栽培技術の探索を担当しています。
趣味は剣道と家庭菜園。野菜のことなら何でも聞いてください!

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