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研究員コラム:Vol.1 D-HEMS IIのこだわり

スマートハウス

中野 吏

2014.3.24

はじめまして。
私は大和ハウス工業、総合技術研究所の若手研究員です。

まずは自己紹介から…。
私は大学で限りなく人に近いロボット(アンドロイドロボット)の人工知能の研究をしていました。
そんな私がなぜ大和ハウス工業にいるのかといいますと、「1家に1台ロボットのある社会を実現させたい!でも、そうなると今の技術でロボットに全ての機能を持たせるのは現実的ではないから、それなら環境(家)自体をロボットのために変えたらどうか。なんなら、家を丸ごと一つのロボットにしてみたい!」という野望(むしろ妄想?)があるからです。

そんな夢を叶える手段として、住宅メーカーでありながらロボット研究やICT研究を行っている大和ハウス工業に入社しました。そして、今現在はスマートハウスの研究・開発に携わり、家丸ごとロボットを夢見て頑張っています。

さて、最近では「スマートハウス」という言葉を新聞やテレビで見かけることが多くなってきました。
そのスマートハウスのアイテムの一つがHEMS※です。

これは「住宅内の電気やガス等のエネルギーの監視」「家電や設備機器のコントロール」を行い、家の中のエネルギーを賢く使うためのサポートをするシステムです。
もちろん、大和ハウス工業でもHEMSの研究・開発に取り組んでいます。

今回は、私が商品化に携わった当社独自開発の「D-HEMS II」の特徴を2つほどご紹介しながら、私達の“こだわり”について皆様にお伝えしていきたいと思います。

D-HEMS IIアプリ(iPad専用)

※Home Energy Management System(家庭内のエネルギー管理システム)の略。

特徴1 「見やすいデザイン」

最初にご紹介するのはD-HEMS IIのデザインです。
一体、何のデザイン?
それは、HEMSの最も基本となる機能「エネルギーの見える化」の画面デザインです。

HEMSの見える化では家の中の詳細な電気使用状況をリアルタイムで確認することができます。つまり、ユーザー様に“たくさんの情報をわかりやすく伝える”デザインが必要となるのです。

まずは、宅内全体の電気使用状況が見える、右のD-HEMS IIの画面写真を見て下さい!

どうですか?
なんとなく、家の中で使っている電気がどこから供給されているかわかりますよね。
ここでのこだわりはアイコン化とその配置です。

アイコン化では、それぞれの電気供給元をアイコンで表現しています。
これによって、画面を始めて見た人でも電気供給元が直感的にわかるようになっています。

またアイコンの配置は、住宅(家マーク)を中心として、

  • ・右側に宅外(電力会社)から供給される電気
  • ・左側に宅内(太陽光発電システム、蓄電池、ガス発電給湯器)から供給される電気

を分けて表示しています。そして、画面真ん中の家マークのところに各電気の供給割合を表示しています。これによって、今の家の中の電気の流れが一目でわかるようになっています。

このようにD-HEMS IIではユーザー様の見やすさをとことん追求して開発されました。ちなみに、私はこのデザインには一切携わっていません(笑)。しかし、HEMSのデザインは当社が一番だと自負しております。もし、お時間あれば検索して見比べてみて下さい!

また、色覚異常の方でも見やすい色使いをしていたり、遊び心として時間帯によって背景の色合いが変わったり、と細かいところまで作りこまれています。

夕方のHEMS画面

夜のHEMS画面

特徴2 「エアコンの統合コントロールによる快適空間の実現」

続いてご紹介するのはエアコンの統合コントロール機能です。
最近では、どのご家庭でもほとんどの部屋にエアコンがあるようになってきました。
D-HEMS IIではそれらのエアコンに専用のアダプタをつけることで、宅内のエアコンを最大10台まで一括してコントロールすることができます。実際、ほとんどのご家庭では多くてもせいぜいエアコン5、6台なので、家全部のエアコンを操作できると思っていただいた方がわかりやすいと思います。

さて、具体的にはどんなことができるのかといいますと、D-HEMS IIではエアコンの個別操作と集中操作(タイマー制御)ができます。

個別操作用リモコン 集中操作用リモコン タイマー制御の設定画面

まずは個別操作では各部屋のエアコン、つまり自分の居る部屋とは違う部屋のエアコンを確認・操作できます。

例えば、夏の間は寝る際にエアコンをつけても、暑くてすぐには寝付けないなんてことありますよね。そんなときは、リビングに居ながらiPadで寝る少し前に寝室のエアコンのスイッチをポチっと、それだけで就寝の際の暑苦しさに悩まされずに済むのです。また、リビングに居ながらにして子ども部屋等の他の部屋のエアコンを切り忘れていないかを確認、もし運転していたら、その場ですぐに停止させることもできます。

そして、なんといってもこだわりは集中操作の機能です。
集中操作では、部屋毎のエアコンに対して、「何時から何時までの間に何℃で運転させる」というスケジュールを細かく設定することができます。そして、D-HEMS IIはそのスケジュールに従って、自動でエアコンをコントロールします。

つまり、家族のライフスタイルに合った、細かい空調管理ができるのです。
例えば、家族が集まっている間はリビングの設定温度を低めに、就寝直前に各部屋の温度を低めするといった感じで。
全館空調システムでは部屋毎に温度を変えるなんてことはできません。
これは、他のHEMSにもないD-HEMS IIの機能なのです。
ちょっと欲しくなりますよね。

さて、第一回目ということでD-HEMS IIの自慢話を延々としてしまいましたが、それだけ私達がこだわりを持って開発していることをご理解いただけたら幸いです。そして、今後ともこだわった研究・開発を続けていきたいと思います。

それでは、また次回お会いしましょう!

研究員プロフィール

中野 吏

中野 吏なかの つかさ

1984年大分県生まれ。
大阪大学大学院工学研究科知能・機能創成工学専攻の博士後期過程を単位取得退学後、2012年4月大和ハウス工業に入社。
現在、総合技術研究所フォロンティア技術研究室地球温暖化防止研究グループICT研究チームにて、スマートハウスの研究開発に携わる。
生後半年の愛娘とミニチュアダックスフントに癒されながら、日々頑張っています。

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