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研究員コラム:Vol.12 スターズ基礎梁工法

構造

森 貴久・長濱 温子

2016.3.28

大和ハウス工業株式会社と株式会社フジタは、2013年から様々な共同開発を進めています。
今回は、2015年2月に開発した“スターズ基礎梁工法”を紹介します。

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建物の地下には何があるの?

建物の地下には,設備配管や貯水槽などを配置するための地下ピットを設けることがあります。
地下ピット内を点検する際、作業員の方が自由に移動できるように、地下ピットの梁には人が通るための孔(直径600mm程度)を開けます。

地下ピット 孔

スターズ基礎梁工法ってなに?

鉄筋コンクリート造の梁に孔を開ける場合、梁せい(高さ)は孔の直径の3倍とすることが一般的です。
例えば、直径600mmの孔を開けるには、梁せいはその3倍の1,800mm以上必要になります。
中低層の建物の場合、構造上はそれほど大きな梁せいを必要としないことが多いため、孔を開けるためだけに梁せいが大きくなり、不経済な設計となることがあります。

そこで開発したのが“スターズ基礎梁工法”です。

必要となる梁せいを孔直径の2倍までに抑えられ、従来同等の補強効果があり、施工性もよく、補強に使う材料は簡単に入手できること・・・など、掲げた目標に向かって試行錯誤した結果、星形の鉄筋で補強する方法に辿り着きました。

補強筋の形状が星形なので“スターズ”です。
“スターズ基礎梁工法”ならば、直径600mmの孔を開ける場合でも、通常1,800mm(孔直径の3倍)としていた梁せいを、最小1,200mm(孔直径の2倍)まで抑えることができます。

従来工法 スターズ基礎梁工法

孔部水平補強筋 孔部上下補強筋 星型補強筋 孔際補強筋

構造実験の結果をもとに、その補強効果が認められ、(一財)日本建築総合試験所の建築技術性能証明を取得しました。2015年2月から運用を開始しています。

建物が建った後は見えなくなる、ちょっと地味な分野ですが、今後もみなさまの安全・安心を陰ながら支えるべく、研究開発に取り組みたいと思います。

研究員プロフィール

森 貴久(もり たかひさ)

2003年入社。鹿児島県出身。大学では建築構造を専攻。
これまで混合構造や免震支承の開発に従事。

長濱 温子(ながはま あつこ)

2009年入社。沖縄県出身。大学では建築構造を専攻。
これまで耐震改修の開発に従事。

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