大和ハウス工業トップ

研究員コラム 研究員の日々の研究をのぞいてみよう。

研究員コラム:Vol.6 座屈拘束ブレース「D-TEC BRACE(ディーテックブレース)」

構造

岡本 勇紀

2015.9.28

Vol.2 鋼製座屈拘束ブレース「DUAL CORE BRACE(デュアルコアブレース)」にて紹介されたD-TEC BRACE(ディーテックブレース)です。これも,DUAL CORE BRACEと同じく座屈拘束ブレースと総称される技術です。平鋼の芯材をコンクリートと鋼板でサンドイッチ状に挟み込み,座屈拘束しています。ブレースとは何か、および座屈拘束ブレースとは何かについては、Vol.2と全く同じですので、そちらに譲ります。

「D-TEC BRACE(ディーテックブレース)」とは

D-TEC BRACEは神奈川大学(岩田衛研究室)から技術供与を受け、研究開発された技術です。ホテルや事務所ビル、病院などにも使われていますが、最も多く使われている物件用途は物流施設です。

物流施設のように、階高が高く、スパン(隣り合う柱の距 離)が大きい建物に対して、D-TEC BRACEは特に威力を発揮します。

D-TEC BRACE

施工中(物流施設)(1)

施工中(物流施設)(3)

施工中(物流施設)(2)

左:採用物件(物流施設) 右:採用物件(ホテル)

試験直後のサーモ写真(エネルギー吸収による温度上昇)

圧縮時にも座屈せず、引張時と同等の耐力を保持します。これにより、建物の揺れを抑え、建物の内外装への損傷を軽減し、地震によるエネルギーを効 率良く吸収します。

(一財)日本建築センターの評定を取得しており、耐震部材あるいは制振部材として使用するために必要な所定の性能を有していることが認められています。

技術は使われなければ意味がありません。そのためには、社会の動きに対して技術をタイムリーに構築・発信するスピードが要求されます。D-TEC BRACEは、大学と連携することで研究開発のスピードを上げました。また、ここ数年はインターネット通販の普及などに伴い、物流施設の建設ニーズが旺盛な社会情勢です。 D-TEC BRACEは研究開発のスピードをうまく上げ、時代の流れにうまく乗れた好例かもしれません。

今後も社会の動きをつかんだタイムリーな研究開発を心がけます。

研究員プロフィール

岡本 勇紀

岡本 勇紀(おかもと ゆうき)

2005年入社。兵庫県出身。大学では建築構造学を専攻。
入社2年目からD-TEC BRACEの開発に従事。

大和ハウス工業の総合技術研究所で一緒に働きたい学生の方 採用情報はこちら

大和ハウス工業
総合技術研究所

DAIWA HOUSE INDUSTRY
CENTRAL RESEARCH LABORATORY

〒631-0801 奈良市左京6丁目6-2
TEL:0742-70-2110 / FAX:0742-72-3060

見学のお申し込み

ご家族から企業や学生の方々など、どなた様でも幅広くお楽しみいただけます。詳細はお気軽にお問い合わせください。

見学お申し込みはこちら
見学に関するお問い合わせ

0742-70-2111

※電話での予約受付時間:月~金曜日(祝日除く)10時~17時

  • 申し込み多数の場合は、ご希望に沿えない場合があります。
  • 見学フォームでのお申し込みは、見学希望日の3営業日前までです。
  • レストランでお食事をご希望の場合は別途お申込が必要です。お問い合わせ下さい。

レストラン利用申込書PDFはこちら


このページの先頭へ

ごあいさつ

アクセス