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研究員コラム:Vol.5 壁面緑化にもいろいろあるんです

都市緑化技術

西部 洋晴 ・ 天保 美咲

2015.2.27

第4回でご紹介した「壁面緑化」ですが、最近、設置箇所が格段に増えてきています。きっと皆さんも駅前の建物外装やディスプレイ、内装などで見かけたことがあるのではないでしょうか。
今回は緑の多い都市として名高いパリを有するフランスから、二つの壁面緑化の事例をご紹介したいと思います。

まずは一つ目、こちらはイヴリーヌ県、プレジールにある建物に施されていたものです。きれいな生垣のようにも見えるこの立派な壁面緑化、窓やドアなどの開口部も非常に丁寧に仕上げてあります。どんな壁面緑化工法なのかと横へ回ってみると…

こんな風になっていました!これはツタが壁面を登はんすることで緑化面を形成する「登はん型(補助資材無)」という工法によるものです。甲子園などでも見られるお馴染みの手法ですね。それにしてもかなりボリュームのある壁面緑化です。ツタの厚みは何と300mmにもなっていました。

二つ目はパリ、エッフェル塔の近くにある建物から紹介したいと思います。この遠くからでもよく目立つ建物は「ケ・ブランリー美術館」という、アフリカ・アジア・オセアニア・南北アメリカの文明、文化、芸術に特化した、見た目も展示内容もちょっと個性的な美術館です。窓以外全く建物の壁面が見えません。どんな壁面緑化工法を使っているのか、横へ回ってみると…

こんな風になっていました!う、薄い!これは「連続基盤(膜タイプ型)」という工法で作成されています。写真では分かりにくいですが、2枚重ねたフェルトに切込みを入れてポケットを作り、その中に植物を植えているんです。そのフェルトの厚みは2枚合わせても20mmありません。こんなに薄い基盤でこの植物のボリュームを維持しているのですから、すごい、の一言ですね。
フランスの植物学者 Patrick Blanc氏が生み出した、この工法。非常に軽量(30kg/m2程度)であるため、重量や高さ、サイズの制限無しにどんな壁でも緑で覆うことが出来ると言われています。

今回は「登はん型(補助資材無)」と「連続基盤(膜タイプ型)」の二つの工法をご紹介しました。パッと見、どれも同じように見える壁面緑化ですが、実はその工法にはこんなに種類があるんです。

皆さんも街中で壁面緑化を見かけた際は、どの工法でできているのかにも着目してみてくださいね!

「壁面緑化」についてもっと知りたい方は、コチラ↓ 
※大和リースでは様々な壁面緑化商品をご提案しています。

http://www.daiwalease.co.jp/ecologreen/index.html

研究員プロフィール

西部 洋晴

西部 洋晴にしべ ようせい

1976年千葉県生まれ。
千葉大学大学院自然科学研究科環境計画学専攻を修了後、2002年4月大和ハウス工業に入社。
事業所で住宅の外構造園設計を経験した後、総合技術研究所にて屋上緑化や壁面緑化などの都市緑化技術の研究開発に携わる。
戸建住宅の観葉植物や庭木の話から都市や地球環境の問題まで、緑のことなら何でも相談してください。
趣味は、愛娘(1歳半)の育児に奮闘中。

天保 美咲

天保 美咲てんぽ みさき

大阪府立大学大学院生命環境科学研究科応用生命科学専攻を修了後、2011年4月大和ハウス工業に入社。
総合技術研究所にて都市緑化技術及び、緑化による環境改善効果などの研究開発に携わる。
夏場の麦わら帽子がトレードマーク。

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