大和ハウス工業株式会社

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TWO-WAY 総技研とあなたをつなぐ2WAYコミュニケーション・ペーパー02

Close-Up!Person 総技研の仕事人たち vol.02

注目の研究員を紹介します。入社以来、採光と照明をトータルに考え快適空間を創造、社会に提供する“ 光と照明のソムリエ”として頑張る伊東亜矢子。「明るくすウインドウS」を開発したのち、光環境の枠を越え、空調と照明が一体となった斬新な天井システムの研究開発に取り組んでいます。

光と照明のソムリエ

伊東 亜矢子(いとう あやこ)

建築系技術研究室
人間環境学科住環境学出身/2005年入社/主に建物の光視環境分野の研究開発・検証に従事してきた。「明るくすウインドウS」は、そのユニークな発想が高く評価されている。

伊東 亜矢子の写真

光と照明のソムリエが、総合的な快適空間づくりに挑戦する。

学生時代は住宅意匠系の研究室に所属していたので、設計事務所で勉強したことを活かせればと漠然と考えていました。しかし、先輩から紹介され総技研で研修を受け、新しい価値づくりやものづくりの面白さを感じたことがきっかけでこの会社に入ることを決めました。入社後は、採光と照明に関わる研究開発に従事しています。

入社2年目のころ、お客様の日照権に関わる問題に携わりましたが、そのときのやるせなさは今でも印象に残っています。当時の当社の保有技術では、お客様の絶対的なニーズである「ちゃんと日の当たる家に住みたい」に応えることができなかったからです。その後さまざまな検討をしましたが、なかなか満足できるものができませんでした。そんな折にたどり着いたのが、ディスプレイなどに使われる屈折技術です。これを窓に応用すると、採光量は変わらないものの同じ窓面積でも従来よりも明るく感じられるよう光を操作でき、しかもすりガラスよりも見えにくいので、従来は不可能だった採光とプライバシー配慮の両立という新しい価値にたどり着きました。この要素技術を基に、「明るくすウインドウS」を完成させました。

通常窓

明るくすウインドウS

最近は、総合的な室内環境の質向上を図るため、温熱環境の担当者と共同で新製品の開発を進めています。そのひとつが、実証実験中の「微気流空調・照明一体型天井システム」です。室内の温度のムラやまぶしさをなくし、働き方改革に応えるオフィス環境の実現を目指しています。

環境分野は、高齢化やエネルギー問題、OLED(有機EL)など新技術の台頭により、新たな課題も見えてきています。時代のニーズに応える環境づくりに挑戦していきたいと思っています。

【研究フィールド】

  • 主に建物の光視環境分野(採光・照明)の研究開発、検証業務
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