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東京都江戸川区に建つ「プレミスト新小岩 親水公園」の「環境との調和」をお伝えした前編。後編となる今回は、「プレミスト新小岩 親水公園」のレジデンスが内包する「心地よさ」の魅力をお伝えします。
五感に響く心地よさを追求したラウンジ
「小松川境川親水公園」の緑と響き合うエントランスを抜けた先に広がるのは、圧倒的な存在感を放つラウンジ。モノトーンのソファが親水公園に向けて配置され、パノラマ大開口の窓から親水公園と植栽が織りなす清々しい緑の風景を眺めることができます。
西村:「リゾートで過ごすように、心地よい眺めと開放感で五感を解きほぐす象徴的な空間をつくりたいと考えました。緑の眺めを楽しんでいただけるよう、ガラスの継ぎ目位置や仕上げにも十分な配慮を。天井上や階段のステップの下には間接照明を入れ、目に優しい光が灯るようにしました。親水公園の自然を感じていただけるよう、水や風の流れを意識した曲線のデザインを多く用いています」
  • 「ラウンジ内には電気暖炉を設けました。自然と調和するインテリアとして、そして冬にはリラックス感のある暖炉の風景が楽しめます。また、天然のエッセンシャルオイルを使用したアロマディフューザーや多機能エスプレッソマシーンを設置し、香りや味覚でも寛いでいただけるようにいたしました。コーヒーを飲みながらゆっくり過ごしていただいたり、テレワークに使っていただいたりと、心地よい時間を過ごしていただくための一つひとつの作りこみが、入居者様からも好評をいただいています」
光と風が通り抜ける、開放的な居住空間
自然に包まれたゆとりある暮らしを育んでいただきたい。この想いは専有部の居住空間づくりにも活かされています。

西村:「大きな特徴となるのはバルコニーです。奥行き最大約2.3mのゆとりを確保し、リビングと一体化した開放的な空間を実現しました。ガーデニングを楽しんだり、景色を眺めながらブランチやティータイムを楽しんだりと、ここで日常を過ごせるような設えにしています。バルコニーにはスロップシンクを付け、草花の水やりやお子さまの靴を洗うなど、多目的に使っていただけるようにしました」
住戸には、“自然の力を有効に利用して、快適な住まいをつくる”という「パッシブデザイン」の思想を導入しました。玄関小窓や通気ルーバー付の扉、給気口などを設け、外部からの自然光や風が玄関からバルコニーまで効率的に通りぬけるような住まいを実現しています。
西村:「特に玄関は、子育てファミリー層に配慮してベビーカーを置けるような広さを取ったので、昼間も明るい自然光が入る開放的な空間になりました。また一部タイプのリビング・ダイニングと洋室の間の建具にはウォールドアを採用し、閉じた時には独立した居室として、開いた時には一体化した大きな空間として開放的に使って頂けるようにしています」
  • 全戸をハンモック標準対応にしたことも、新たな試みの一つでした。
    西村:「開発当時は、アウトドアブームでハンモックイベントなどが開催されるようになった時期。心地よく自然と親しむ文化が、私たちの目指す住宅のコンセプトと繋がったので導入を決めました。ハンモックを吊るすアンカーボルトの荷重に耐える構造を設計者や現場と相談しながら実現し、モデルルームなどでもハンモックを活用したインテリアをご提案したところ、多くの共感をいただくことができました」
「ちょうどコロナ禍が始まった時期に、入居者様に住みごこちをヒアリングしたところ、イエナカ生活を充実させたいという想いから、部屋の中でハンモックを活用されているご家庭が多かったですね。私たちがモデルルームでご提案したようなインテリアスタイルを踏襲して下さっている方もお見掛けし、大変嬉しい気持ちになりました」

空間を有効に使っていただけるよう設置したのが「ファミリークローク」。
西村:「ファミリークロークは、通り抜けができる収納です。行き止まりになるタイプのウォークインクローゼットは、ものをどんどん押し込んでいき、奥のものが取り出しにくくなりがちです。大和ハウス工業では、通り抜けられることで整理や収納がしやすくなるというご提案をしているので、荷物が多くなりがちな子育て世帯の収納に役立てていただければと考えました。収納の場としてはもちろん、お子さんがぐるぐる回ることのできる遊び場としても喜ばれています」
西村:「「プレミスト新小岩 親水公園」は、自然に包まれた中での心地よい生活提案をテーマに、外観・共有部・専有部ともに一貫性をもって創り上げることができ、そこを入居者様にも評価いただきました。特に、コロナ禍の影響もあり、「ベランピング」という言葉に象徴されるように、多方面に活用できるバルコニーで、屋外感を手軽に味わえることに魅力を感じてくださっていることを実感しました。
また、部屋は住むだけでなく働く場にもなっていく、という流れも強く感じています。住宅の中で働きやすいような工夫はもちろん、住居内で過ごす時間が長くなっていることを踏まえた計画が今後ますます必要になってくると思います。例えばバルコニーでパソコンを広げて、景色を楽しみながらテレワークするというのは心地がよいもの。これからもプライベートに楽しめる開放的な空間をつくっていくことに、改めて大きな可能性と期待を感じています」