お近くのダイワハウス

PREMIST Life
+αの効果に期待~ 「デジタル絵本」ことはじめ ~

お子さんがスマートホンやタブレットに触れる機会が増えている家庭も多いのではないでしょうか。画面にタッチすると動いたり、音が鳴ったりという楽しいリアクションは、子どもの集中力を高め、学習を促す効果も期待できます。そこで注目したいのがデジタル絵本。絵が映り、朗読が流れるシンプルなものから、子どもが主体的に絵本の世界に参加できる新しい作品も登場しています。その活用術、おすすめ作品について、800万人のユーザーが利用する絵本情報サイト「絵本ナビ」代表、金柿秀幸さんに伺いました。

発展途中のデジタル絵本 そのメリットにも目を向けてみましょう

絵本は、”親が子どもに読み聞かせるもの”というイメージが強いせいか、デジタル絵本と聞くと「うちは使わないわ」だったり、「デジタル機器に育児を任せてしまうようで……」だったり、マイナスな気持を持たれる方が多いようです。
デジタル絵本はまだ発展途中のメディアですが、そのメリットにも目を向けてほしいと思います。まず、持ち運びできること。お出かけのとき、重くて、かさばる絵本を何冊も持っていくことはできませんが、デジタル絵本ならスマートホンひとつ、タブレットひとつでOKです。また、オーダーメイド感覚で「自分だけの作品」を作れるのも魅力。登場人物に自分の名前をつけたり、自分が撮影した写真を絵のなかに取り込めたりするデジタル絵本もあります。そして最近では、文字や数、英語の習得を目的とした知育系作品も充実してきました。やはり紙の上だけでは単調になりがちな勉強も、ゲーム感覚で取り組めれば、お子さんの興味を引き出すことができるでしょう。
パソコンや携帯電話のある生活を当たり前として育つこれからの子どもは「デジタルネイティブ世代」であり、家庭でも学校でもさまざまなツールを使っていくことになります。デジタル絵本はその入り口のひとつとも言えます。

私は紙の絵本もデジタル絵本も、親子のコミュニケーションツールだと思っています。ぜひ大人もいっしょにデジタル絵本の世界を楽しんでみてください。おもしろいところでいっしょに笑ったり、同じ画面を眺めたりしているだけでも、お子さんにとっては、いっしょに絵本を読んだ楽しい経験になります。もちろん、ご飯の支度でちょっと手が離せないときなどに、「ちょっと待っててね」とタブレットを渡すことがあってもよいと思います。ただし、デジタル機器は親子のコミュニケーションを代替するものではありません。そのことを踏まえて、上手に育児に取り入れれば、親子の楽しい遊びがひとつ増えることでしょう。

金柿 秀幸

ページ上部へ

Copyright DAIWA HOUSE INDUSTRY CO., LTD. All rights reserved.