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~ プラス思考発想から生まれた叱り方だから、子どもにポジティブに効く!  ~

子どもの心の発達に大きく影響する「叱り方」には、頭を悩ませる人も多いのではないでしょうか。そんな親御さんにおすすめしたいのが、心理学をベースにした叱り方「ポジカリメソッド」。ポジティブに叱ることで、子どもの心に響きやすく、親の心にもやさしいという特徴のある叱り方です。今回、男女別、タイプ別に叱り方をご紹介したいと思います。

言うことをきかない男の子向けの叱り方

男の子のご家庭でよく伺うのが「全く言うことを聞かない」というお悩み。これまでに「言うことを聞かないなら、もうどこにも連れて行ってあげないよ」「全部捨てちゃうよ」と実行できないようなことを口走ってしまったことはありませんか? 実はこれを繰り返すと、子どもは「パパ、ママはああ言っているけれど、本気ではない。だから言うことを聞かなくても大丈夫」と理解するように!
 大切なのは、言ったことを行動で示すこと。行動に移せることだけを発言すること。「片づけないと、全部捨てちゃうよ」ではなく、「片づけなければ、パパ、ママがあさってまで預かります」と言って、しっかりと預かる。それにより、その子は翌日、大好きなおもちゃで遊べないという経験をします。この経験で子どもたちは学んでいきます。「パパ、ママの言うことはしっかりと守らないと!」と気づかせてあげることがポイントです。

傷つきやすい女の子向けの叱り方

女の子の親に多いお悩みは、「傷つけてしまいそうで叱れない」というもの。そんなときは、①「その子自身」を否定しないこと、②「その子の行動」を叱ること、この2点を意識してみてください。
 「ダメな子」「悪い子」のような「○○な子」という言い回しは子どもの心を傷つけ、その子の自己肯定感低下につながる恐れがありますが、「ダメだった行動」「悪かった行動」のみを叱るようにすれば大丈夫。ナイーブな心を傷つけずに上手く叱ることができます。

クヨクヨしがちな子向けの叱り方

うっかり言ってしまう「昨日も同じことで怒られたでしょ!」。こうやって過去の失敗談を引っ 張り出してしまうと、それだけで叱りネタは倍増。繰り返すうちに、子どもも気持ちをずるずると引きずるようになってしまいます。叱る的(まと)は、「今」にあります。だから、「今、鉛筆を投げたのはよくないよ。やりなおしなさい」「今の○○っていう言い方はよくないよ。何て言ったらいいと思う?」のように、「今」起こっていることだけに的を絞るのが、スッキリとしていて効果的です。ぜひ、「今」という言葉でスタートを切ってみてください。

同じことを何回も注意される子向けの叱り方

「うちの子、何回言っても聞かないんです!」それは、もしかしたら聞かないのではなく、上手く伝わっていないのかもしれません。子どもの言語発達は、「ママ」「パパ」「ワンワン」とまず「名詞」から。それを踏まえると、名詞をフルに使った叱り方が子どもに一番伝わりやすいことが分かります。
 実は、「お片づけ」「急いで!」は子どもにとっては「あいまいワード」。だから、これらの言葉を使うときには、 「赤と緑のペンをクマさんのふで箱に戻して。お片づけ、お片づけ!」「トーマスのTシャツを着て、青のズボンをはいたら、玄関に集合。 急いで、急いで!」のように「名詞+あいまいワード」の形にすることで、親が言いたいことがはっきりと伝わり、子どもも動きやすくなります。

佐藤 めぐみ

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