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~ やる気をアップする! 子どもの心理に沿ったほめ方のコツ ~

わが子が何事にもやる気まんまんだったら、パパもママも嬉しいですが、いつも100%で快走という子はいませんよね。やる気は、男女差以上に、その子の生まれ持った個性がカギを握る傾向があります。だから、やる気をアップさせるには、その子に合ったアプローチをするのがポイント。そこで今日は、よく聞くやる気のお悩みを4つピックアップし、それぞれのアプローチについてお伝えしていきます。

自分に自信が持てない子のほめ方

「自分には出来ない」と子どもが自信を失っていると、親はとことんほめてやる気にさせようとしてしまいがち。しかしこのタイプの子には、ほめ過ぎ、お世辞は、むしろ逆効果。心理学のある研究で、自尊心の低い子、自信が持てない子は、ほめ過ぎると、その後、やる気を下げてしまうことがわかっています。ベタぼめされると、逆にそれがプレッシャーになり、それを回避するために、失敗するリスクがないことをやりたがる傾向があるのだそう。おすすめは「成果ほめ」ではなく「努力ほめ」。「天才だね! すっごく上手だよ」ではなく、「一生懸命やっていて、嬉しいよ」と頑張っている姿をほめてあげましょう。

やる気スイッチがなかなか入らない子のほめ方

なかなかやる気になってくれない……。こんなとき、つい「○○できたら、△△を買ってあげる」とご褒美作戦をしたくなるかもしれません。しかし、ご褒美はクセになりやすいので用い方に注意が必要です。基本は、物で誘引するのではなく、ほめでやる気をアップ。ポイントは小刻みほめ。1回大きくほめるよりも、10回小刻みにほめるのがおすすめです。「うちの子、やる気がゼロで、ほめるところなんて1つもないんです」という方は、ぜひ目線の高さを変えてみてください。小さなほめポイントが次々と目に飛び込んでくるはずです。ひらがな全部はキレイに書けなくても「この”あ”、すごくきれいに書けているよ」。計算が全部できなくても「○○くんは2の入った計算が得意だね」。小さくほめて、たくさん認めてあげると、やる気のスイッチが入りやすくなります。

控えめで受身な子のほめ方

自らバリバリとやる気を出すわけではない受け身タイプの子には「やる気を出して!」「頑張って!」「集中して!」のような叱咤激励は強すぎて心に響きません。パパやママの「頑張って!」が「ボクは頑張っていないんだ。ダメなんだ、ボクって」に思えてしまうのです。このタイプの子は、まず認めてあげることが大事。「ボクのことを認めてくれた!」と感じられると「それに見合う自分になりたい」という心理が働きやすくなります。なので、声かけは「頑張って!」よりも「頑張ったね」がおすすめ。完璧ではなくても、出来たところをほめてあげるのがポイントです。

不安で前に進み出せない子のほめ方

不安感が強い子は、未来に対して漠然とした不安を抱えているので、言葉選びを慎重に。否定形は使わず、肯定形でポジティブにアプローチすることがポイントです。何かにチャレンジするとき、「できなかったことで失うもの」を伝えるのではなく、「できたときに得るもの」について伝え、励ましましょう。たとえば、「そんなことでは○○できるようにならないよ」ではなく、「そうすれば○○できるようになるよ」と未来への不安感を除去してあげると前に気持ちが向きやすくなります。

佐藤 めぐみ

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