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子育て時間管理術~ “ムダ家事”をなくすと余裕が生まれる ~

「やらなくてもいいのに習慣化している家事」は、どんな家庭にもひそんでいるものです。何のためにやっているのか、理由を考えてみると、実は省略できることも多いはずです。すると時間や心理的な余裕が生まれ、家庭環境にも良い影響を与えてくれます。 ここでは、リアルな経験から、家事をうまく省略するコツをお伝えします。

「洗濯ものはたたむべき」というのは、思い込み

「やらなくてはいけない」と多くの人が思い込んでいる家事のトップは、「洗濯ものをたたむこと」でしょう。確かに、きれいにたたまれたタオルや下着が並んでいる引き出しは、美しいものです。
しかしよく考えてみると、それらは使う頻度が高くはありませんか? たとえきれいにたたんでも、2日後、もしくは翌日に再び使うのであれば、「たたむ手間」に大きな意味はないのでは? また、タオルも下着も、人目に触れないものであれば、多少はシワがついていても、困ることはないのでは?「みんな、たたんでいるから」「親にたたむようにしつけられたから」という理由で、どんなに忙しくても「洗濯ものをたたむこと」を自分に課している人が多いのです。これは、大きなムダ家事の「見直しポイント」です。
わが家の場合。全自動の洗濯乾燥機を使用していますが、仕上がった洗濯ものはシリコン製の大きなバケツ型の容器に、まとめてフワッと入れておきます。そして、家族みんなで使うタオルをまず引き出しへ。すると子どもたちが、各自の洗濯ものをバケツから取り出して、それぞれの引き出しに片づけてくれます。
子どもたちが自発的に、洗濯ものをたたんでくれるコツ。それは、洗濯ものを手の届きやすい場所に、いつも置いておくことです。「私は、たたむのが好きだから、みんなの分もたたんでおいてあげるね」。
そんな積極的な行動が出てくることも。すると、きょうだいがマネをして、「洗濯ものたたみ合戦」が始まることも。洗濯ものをたたむことが「義務」ではなく「権利」になっているのです。

子どもたちを、家事に巻き込む!

このように、「お手伝い=楽しんで行うもの」と考えると、家中の家事は連鎖的に効率化されていきます。
たとえば、食事の準備では、卵を割ったり、レタスなどの葉物野菜をちぎったり、お好み焼きの粉を混ぜるなど、子どもたちがお手伝いをしたがって、仕事を取り合うほどです。
「お掃除系」のお手伝いも人気です。大人の見守りが必要になりますが、風呂場の浴槽を磨いたり、洗面台の汚れをスポンジで落としたり、ドレッサーを水拭きしたり。毎週末、子どもたちはプチ掃除で、盛り上がってくれています。
子どもたちが進んで働きたくなるためには、お手伝いの内容を、年齢に応じてグレードアップしていくことです。小さいときは「台所用に新しいタオルを持ってくることくらいしかできなくても、大きくなれば、ひとりで家族分の布団を敷けるようにもなります。親の仕事は、とびっきりの笑顔とおおげさなくらいの言葉で、感謝の気持ちを表すこと。そして、ある日突然「何かすることない?」とわが子が積極的に聞いてくれるようになったら。親冥利に尽きるというものでしょう。

生活のお金は、なるべくオンラインバンキングに

ムダ家事の中で、意外と見落とされがちなのが、お金にまつわることです。水道や電気などの公共料金を「口座自動振替(引き落とし)」に設定している人は多いでしょう。ですがそれらとは別に、その都度の振込みが必要なものはいくつかあります。
子どもの習いごとの月謝や、ベビーシッター代。賃貸住宅に住んでいる場合は、家賃。クレジットカードを所有していない場合、通信販売などの支払いなどで口座への振込みが必要になることもあります。けれども、銀行やATMに出かけるのは手間がかかるもの。何より、振込むこと自体を忘れやすくなってしまいます。
銀行の「オンラインバンキング」(インターネットを介した銀行の取引サービスのこと)の開設をいったん手続きしておけば、自宅のパソコンから振込みができるようになります。わざわざ銀行の窓口に出かけたり、行列ができているATMに並ぶことは少なくなります。もちろん、暗証番号(パスワード)やウイルスなど、個人情報の管理に気を配ることは重要です。それさえ気をつけていれば「夜でも朝でも休日でも、気がついたときに振込みができるというメリットは、何ごとにも代えがたいはずです。
やがて子どもさんが大きくなって、ひとり暮らしを始めたら。至急仕送りをしないといけないこともあるでしょう。そんな将来に備えて、スキルを身につけておく。そうとらえてみると、楽しくなりますよ。

山守 麻衣

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