食欲の秋は、実りの秋でもあります。果物や野菜、きのこ類などを収穫できる味覚狩りスポットは、家族でのお出かけにおすすめです。味覚狩りの魅力のひとつは、今はなかなか感じることのできない「旬」を味わえること。近年ではハウス栽培などで一年中売っている食べ物も多くありますが、本来はおいしくて栄養価が最も高くなる最盛期があるのです。味覚狩りは、そういった「旬」を感じる絶好の機会でもあります。店に並ぶ前の農産物が、どのように実っているかもわかるので、食べ物に興味を持つきっかけや「食育」にもつながります。

味覚狩りといえば、春のいちご狩りがよく知られていますが、秋の作物も見逃せません。ぶどうやりんご、梨、みかん、柿、栗、キウイフルーツなどの果物のほか、さつまいも、しいたけ、松茸、落花生などの秋野菜が旬を迎えます。ただ、ぶどうやりんご、梨など子どもの手の届かないところに実る果実を収穫する際、備え付けの踏み台などがなければ、親が抱っこする必要があるので腰痛持ちのパパ・ママには厳しいところ。そういった場合にもおすすめなのが、実際に土と触れ合えるお芋掘りや、いがの状態のものから収穫できる栗拾い。幼児でも簡単に取れて達成感を味わうことができます。収穫できた作物は、新鮮なうちに焼いたり茹でたりしてシンプルに味わってください。素材のうま味 が一番感じられると思います。

むさしの村は、遊園地でありながら、わくわくファームエリアで本格的な収穫体験ができます。9 月下旬頃には、栗やさつまいもを収穫できる見込みです。砂目の土地を利用して育てたさつまいもはホクホクでおいしいですよ。また、10月以降は、にんじんや大根、さといも、ねぎ、じゃがいもなどの野菜が食べ頃に。さまざまな品種を育てていますが、どれも味が濃いのが自慢です。なお、収穫体験は当日の受付が必要になりますので、早めのご来園をおすすめします。 ご家族で旬の味覚の収穫を楽しんでください！