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日常的に行うことが自然な食育に。~週末は親子で一緒にクッキング ~

いつも食べている料理がどのようにできているのか、五感をフル活用して学ぶことができる貴重な機会が料理のお手伝いです。でも、時間と手間がかかって大変だからなかなか任せられないという親御さんも多いもの。そこで食育インストラクター・ハーブコーディネーターで、NPO法人自由が丘ママの会代表の宮城明子さんにお手伝いのコツを伺ってきました。

2~3歳になったら簡単なお手伝い

料理の第一歩は、日頃のお手伝い。2?3歳になり、自分もやりたいと言うようになったら、簡単なお手伝いからやらせてあげるといいでしょう。まずは玉ネギの皮むきや、キャベツの外側の葉を取るなどの作業がおすすめ。床に新聞紙などを広げて、その上でやってもらえば掃除も楽ちんです。そのほか、サラダに使うレタスをちぎる、トマトのヘタを取るなどの作業も任せられます。
「汚い」という言葉を理解できていて、必要なときに待てるようになったら、“混ぜる”“こねる”といった作業にステップアップ。米研ぎや、ハンバーグをこねるなど、ちょっと料理らしいことができるようになります。子どもは卵を割るのも大好きですが、上手に割れるようになるのは5歳くらいになってから。それまでは失敗しても叱らないであげてくださいね。あくまでも楽しく!

包丁デビューは「危ない」ということを理解できてから

3?4歳になって、「危ない」ということを理解できるようになったら、包丁デビューを考えてもいいでしょう。アスパラ、人参、大根などある程度の固さのある野菜の皮をむき、小さめの包丁で輪切りにしてもらいます。人参や大根などは太いので、あらかじめスティック状に切って渡してあげてくださいね。ケガを防ぐため、危ないことは「危ない」と事前に教え、そばに付き添って目を離さないように。そのほか、フライパンに野菜を入れたり、カレーのルーを割り入れたりすることもできるようになります。油はねなど火傷には十分気をつけましょう。いつも食べている料理ができる工程を見て、体感するということは、子どもにとてもよい影響を与えます。自分が作るのに関わった料理を「おいしい」と言ってパクパク食べる姿を見ていると、幸せな気持ちになりますよ。

火傷の心配が少ないオーブン料理は親子クッキングにも最適

週末など、時間があるときは親子でクッキングに挑戦! 我が家の定番は、火を使わず火傷の心配の少ないオーブン料理です。例えばビザ。生地は市販のものを買ってきても、手作りしてもOK。あとはピザソースを塗って、トッピングして、オーブンで焼けば完成です。ドリアも簡単でよく作りました。ミックスベジタブルにバターを乗せてレンジで加熱し、ご飯に混ぜます。グラタン皿にご飯を入れたら、ドリアソースとチーズをかけてオーブンで焼くだけ。
そのほか、餃子を包むお手伝いも子どもは大好きです。ひだを寄せるのは難しいので、半分に折るだけでOKにすれば、幼児でもできますよ。
長雨の時期など、外で遊べないときは手作りケーキもおすすめ。スポンジケーキやホイップクリームは市販品をうまく活用すると、手間も省けます。トッピングは子どもと楽しく行いましょう。ベランダ菜園で育てたイチゴをその場で収穫して…なんてことができればいい刺激になります。

家族みんなを巻き込んで日常的に取り組むことが「食育」に

「食育」はとても大切ですが、幼児期に、「食べ物が汚い」「楽しくない」などのネガティブな感情を持たせてしまうと逆に食べなくなってしまいます。そうならないために大切なことは、親もストレスをためないこと。例えば、大人1人の日ではなく、複数いる週末のみを「クッキングの日」にするなど、負担にならないような工夫をします。家族を積極的に巻き込み、大変なときは「大変」と言うようにしてくださいね。“思い出に残ったらいいな”くらいのスタンスで取り組んだほうが、自然に「食育」につながります。ポイントは、お手伝いを非日常ではなく日常にからめていくこと。そうすることで、出来る人がするのが「当たり前」になっていきます。我が家の長男は高校生になった今も嫌がることなく手伝いますし、料理も好き。そうそう、食べ物の好き嫌いも、お手伝いと家庭菜園で克服できたんですよ。

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宮城 明子

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