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大掃除はプロジェクト化して、~効率アップ&子どもの成長をうながす~

年末に向けての片付けや大掃除、不用品の処理……。「一人で頑張らなければ」と考えると、誰だって気疲れしてしまいます。「家族みんなで楽しむプロジェクト」と意識をチェンジして取り組んでみましょう。効率がアップすることはもちろん、家族の絆がより強く、温かいものにできるはずです。

掃除の前の「家族ミーティング」でルールを決める

家の汚れを取り去り、ピカピカに磨くのが「大掃除」。けれども家族の数が増えるにつれて、ものの数が増え、「大掃除」に入るまでの「片付け」に時間がかかるようになってきます。最初に「いらないものを減らす」。そして「ものを定位置に戻す」。それからやっと大掃除にとりかかれる、というわけです。中でも時間がかかるのは「いらないものを減らす」という作業です。「捨てないでキープする」、もしくは「捨てる」、「誰かに譲る」。この三択問題を瞬時に解いていくには、アタマをフル回転させねばなりません。なるべくスムーズに作業を進め、より的確に判断していくためには、それぞれの「基準」を決めておきたいものです。

【基準例】
●洋服を処分する基準
大人の場合は「2年間着なかったもの」。お子さんの場合は「サイズアウトしたもので、汚れているなどおさがりにしにくいもの」
●本・雑誌を処分する基準
大人の場合は「1年間読まなかったもの」。お子さんの場合は「3カ月間読まなかったもので、汚れや破損があり寄付などしにくいもの」
●お子さんの絵や工作を処分する基準
「大人が撮影してデータ化し、現物は1年経ったら処分する」

これらはほんの一例です。期間や条件は、それぞれの家庭で異なってくるので、細かいところまで話し合ってみましょう。「基準」を最初にルール化しておくと、作業は飛躍的に早くなります。

とはいえ、家族の「思い出」が詰まったグッズとなると、作業はなかなか進みにくくなります。特に増え続けるのが「初めて買ったべビー用品・育児用品」です。たとえば、赤ちゃんのときに使っていた哺乳瓶、バスタブ、抱っこ紐、ベビーカー、ベビーチェア。周囲に譲れる見込みがないときは、思い切った処分も必要かもしれません。どうしても心の整理がつかない場合は「あと1年」などと期限を設定し、大きなケースなどにまとめて保存するという手もあります。人の心は時間と共に移り変わるもの。1年後には、処分する心の準備ができているかもしれません。

「ごみはどこに運ばれていくか?」、家族みんなで考える

片付けに参加することは、お子さんにとって絶好の学びの機会です。「もの」が「ごみ」となって捨てられていくという流れを、リアルに感じることができるからです。
片付けで出たごみを集積場に出すときには、お子さんをどんどん巻き込む。ごみ出しを手伝ってもらったり、ごみについての常識的な知識を話しておきましょう。
「リサイクルできるものは、リサイクルされる」
「燃えるごみは、燃やしてから埋め立てられる」
「埋め立て用の処分場にも、限界はある」
ごみについて話すことで、逆説的にものや資源の大切さについて、理解をしてもらえればしめたものです。年齢によっては「ごみを燃やすと地球を汚すことになる(二酸化炭素が出る)」など、環境問題についても話ができれば、お子さんにとっては大きな学びとなります。
また、粗大ごみを自治体に回収してもらう場合。申し込みの段階から、お子さんと一緒に行いたいものです。粗大ごみを、集積場まで運搬して、「ごくろうさま」と声がけして、お別れの挨拶まで一緒にできれば、理想的です。

わが子に「係」を任命する

片付けが終わったら、いよいよ「掃除」の始まりです。掃除機掛けも拭き掃除も、家族でうまく分担していきましょう。特にお子さんに楽しんで参加してもらうためには、しっかりと役割を与えて、「仕事をきちんとする」ことを覚えてもらうこと。そして「感謝される」という喜びを感じてもらうことが欠かせません。 「雑巾を絞る係」「雑巾用のバケツの入れ替え係」など、役割を任命してみましょう。そして、掃除のあとの年始の準備としておすすめしたいのが「新品のものを下ろすこと」です。たとえば、洗面所のタオル。古いタオルは「雑巾」として、掃除などに再利用していくことができます。 日常の「小掃除」で古いタオルを雑巾代わりに使うようにすれば、大掃除のことを思い出すきっかけにもなることでしょう。そして、新しいタイルの包装やタグを取る仕事を、わが子にお願いしましょう。ピカピカのもので新年を迎える気持ち良さは、きっと小さいお子さんであっても理解してもらえるはずです。

山守 麻衣

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