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2011/11/29

ニュースレター

■環境負荷ゼロに挑戦する「環境中長期ビジョン2020」を策定

中期環境行動計画「エンドレス グリーン プログラム 2013」スタート

 大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:大野直竹)および大和ハウスグループ各社は、環境と共生し人が心豊かに生きる社会の実現を目指し、2020年を見据えて住宅や建築物のライフサイクルにおける「環境負荷ゼロ」に挑戦する「環境中長期ビジョン2020」と、その達成に向けた今後3ヵ年(2011~2013年度)の中期環境行動計画「エンドレス グリーン プログラム 2013」を策定しました。

 今回の中期環境行動計画では、「環境と経営の融合」をテーマに、「ECOプロセス」、「ECOプロダクツ」の両面から、さらなる地球温暖化対策への挑戦、生物多様性保全への取り組みを進め、環境配慮型商品の売上拡大を図ります。また、「ECOテクノロジー」と「ECOコミュニケーション」を新たに加え、ZEH・ZEB(※1)の実現に向けた技術開発、ステークホルダーへの効果的な情報発信にも注力していきます。
※1. ZEH:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(創エネルギーと消費エネルギーが差し引きゼロの住宅)。
   ZEB:ネット・ゼロ・エネルギー・ビル (創エネルギーと消費エネルギーが差し引きゼロのビル)。

4つのECO

 

ECOプロセス」

事業活動の効率化による環境負荷低減

ECOプロダクツ」

環境配慮商品・サービスの開発・普及による環境負荷低減

ECOテクノロジー」

次世代環境技術の研究・開発

ECOコミュニケーション」

環境情報の効果的な発信と対話

 

●ポイント

1.「環境負荷ゼロ」に挑戦する「環境中長期ビジョン2020」を策定

2.さらなる地球温暖化対策への挑戦
-省CO2先導事例の創出と環境配慮商品の普及を推進-

3.「生物多様性宣言」に基づく取り組みの推進

4.ZEH・ZEBの実現に向けた技術開発

5.ステークホルダーへの効果的な環境情報の発信

 

. 「環境負荷ゼロ」に挑戦する「環境中長期ビジョン2020」を策定

大和ハウスグループは、環境と共生し人が心豊かに生きる暮らしと社会の実現を目指し、2020年を見据えて住宅や建築物のライフサイクルにおける「環境負荷ゼロ」に挑戦します。

  

●主な中長期目標

ECOプロセス】

2020年までに、グループ全体の事業活動に伴うCO2排出量を2005年度比で30%削減します。

ECOプロダクツ】

2020年までに、当社が年間に提供する新築戸建住宅の平均で、居住時のCO2排出量を差し引きゼロ(※2)とします。

2030年までに 、当社が年間に提供する新築建物(戸建住宅以外)の用途別平均で、居住・運用時のCO2排出量を差し引きゼロ(※2)とします。

2.創エネルギーと消費エネルギーが差し引きゼロ。 

. さらなる地球温暖化対策への挑戦-省CO2先導事例の創出と環境配慮商品の普及を推進-

事業活動プロセス(施設運営・生産・物流・施工など)においては、自社施設における運用改善の徹底と計画的な設備更新を進めるとともに、大和ハウスグループ施設における省エネ推進事業所での取り組みを強化します。

商品・サービスの提供においては、全事業において、業界をリードする省CO2先導事例の創出に取り組むとともに、自社施設等を活用した実証プロジェクトを通じて先行技術のコストダウンと性能向上を図ることで、環境配慮型商品の普及を進めます。

. 「生物多様性宣言」に基づく取り組みの推進

2010年10月に発表した「生物多様性宣言~人と自然が『共創共生』する社会へ~」に基づき、各事業を通じて「人と自然が共創する街づくりの提案」を実践するとともに、住宅・建築物における認証木材の採用を進めるなど「生態系に配慮した資源の利用」に取り組みます。

. ZEH・ZEBの実現に向けた技術開発

地球温暖化の進行とエネルギー需給の問題解決を図るため、ZEH・ZEBの早期実現と普及を目指し、独自の先進技術でエネルギーを賢く使う、次世代住宅・建築の開発プロジェクトを進めます。
  本プロジェクトでは、2020年までのロードマップを描き、パッシブ技術(※3)と省エネ・創エネ・蓄エネ技術を組み合わせ、当社独自開発の「D-HEMS」などのICT技術(※4)を活用したエネルギーマネジメントにより、CO2排出量削減とエネルギーの有効利用を両立する暮らしの提案を進めます。

3.自然を活かす技術。 

4.情報・通信に関連する技術。

. ステークホルダーへの効果的な環境情報の発信

「ステークホルダーを巻き込んだコミュニケーションの展開」として、環境WEBサイトやSNS(ソーシャルネットワークサービス)を活用し、一般生活者を巻き込んだ双方向コミュニケーションを充実させるとともに、2010年度からスタートした「桜プロジェクト」(※5)や2005年度から継続している「こどもエコ・ワークショップ」など地域社会と連携したコミュニケーション活動を強化していきます。

5.環境配慮型住宅「xevo(ジーヴォ)」の売上の一部で地域の幼稚園や小学校に桜の植樹を実施しています。

2013年度までの主な環境目標

4つの重点テーマ

主な目標・取り組み

地球温暖化防止

CO2削減貢献度(※6)を6倍以上
●事業活動プロセスにおけるCO2排出量を33.6万トン以下
(2005年度比16%削減)
●住宅・建築物の省CO2化などによるCO2削減貢献量を220万トン以上
(2010年度比1.7倍以上)
※6.CO2削減貢献度=CO2削減貢献量÷CO2排出量

自然環境との調和
(生物多様性保全)

■生態系に配慮した木材(※7)の調達比率を向上
※7.認証木材・再生木材など

■住宅・建築物の建設・開発における生物多様性自社指針(※8)適合率を向上
※8.緑の保全・創出、ネットワーク形成など

資源保護

■建設廃棄物排出量(売上高あたり)を2010年度比10%削減

■建設廃棄物リサイクル率を95%以上

■住宅・建築物における再生建材の採用を推進

■資源循環型建築商品(リストア・リビルド)の採用棟数を拡大

有害化学物質
による汚染の防止

■工場におけるPRTR対象物質(※9)の排出・移動量を2010年度比6%削減
※9.PRTR法に定める第一種指定化学物質

■工場におけるVOC(揮発性有機化合物)排出量を削減

■居住系施設における室内空気質(VOC濃度)の改善

 

「エンドレス グリーンプログラム 2013」の概要については、下記ウェブサイトをご参照ください。

https://www.daiwahouse.co.jp/csr/2011/environment/envi04a.html

以上


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