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週末は家族で行楽へ!失敗しない、ピクニックのお弁当作り


気候も穏やかになり、木々や花々がどんどん元気を取り戻す春。ちょっとした自然体験をしに、外出する機会も増えるのではないでしょうか。そんな家族のおでかけに欠かせないお弁当作りについて、フードスタイリストの八木佳奈さんに、お話をうかがいました。段取りをしっかり頭に入れることで、お弁当作りの負担を軽く。家族のおでかけが楽しくなるお弁当作りをご紹介します。

段取りは「作った後」のことも忘れずに

お弁当づくりでは「段取り」が大切です。お弁当作りに慣れていない方は、作る時間ももちろんですが、案外、作った後のことで時間がなくなり、でかける前にバタバタすることが多いようです。

作る以外に時間がかかる要素として、以下の4つが挙げられます。
・冷ます時間
・詰める時間
・お弁当周りの準備(お弁当箱や取り皿やカトラリー、飲み物、保冷バックなど持ち運ぶための道具類)
・後片づけ

せっかく美味しそうに作ったのにうまく詰められない、でき上がったけどキッチンはぐちゃぐちゃ、現地でいざお弁当を食べようとしたら、お箸がない!……なんてことも。
そうならないためにも、ポイントを押さえておきましょう。

①冷ます時間のポイント
冷めにくいものから作るのがおすすめです。お弁当の内容にもよりますが、一番冷めにくいのはおにぎり。中心温度が高くなる、揚げ物や、トースターを利用したおかずも冷めにくいです。焼き物、炒め物、ゆでるものは、比較的早く冷めます。

②詰める時間のポイント
使用するお弁当箱に、あらかじめ何をどこに盛るのかイメージしておくとよいでしょう。
深さがあるお弁当箱の場合は、予想よりもたくさん入るので、詰めてみたら隙間ができちゃった!なんてことになると焦る要因に。プロセスチーズやロースハムなど、隙間を埋めるのに役立つ食材を用意しておきましょう。

③お弁当周りの準備
当日にすると、時間が無くなり忘れ物の原因に。腐るものではないので、前日準備がおすすめ。

④後片づけ
後で一気に洗おうと思っているとあっという間にキッチンがごちゃごちゃに。普段の食事の準備同様、作りながら片づけられるのが理想です。家族で協力して、役割分担するのもいいですね。

作り慣れているものを、お弁当向けにちょっと工夫

難しいことをするのは失敗のもと。普段作り慣れているものや子どもの好物を、お弁当向けに食べやすく工夫するしてみましょう。

<ミートボールピック、照り焼きピック>
普段のハンバーグ種をミートボールサイズにして、ウズラの卵やミニトマトと一緒にピックにさすと見た目もかわいく食べやすいです。鶏の照り焼きもピックにさすと焼き鳥のようで、子どもも喜んでくれると思います。

<スティック春巻き>
ひき肉に下味をつけて、春巻きの皮で細く包んで揚げ焼きにします。
(例)豚ひき肉×しそ、合いびき肉×カレー粉×チーズなど。

<スティックおにぎり>
ラップにくるんで屋外で食べやすいスティックタイプのおにぎり。子どもの好きな具材でOK!

ランチタイムが楽しくなる! お弁当作りから、親子のコミュニケーションを

子どもにお弁当作りに参加してもらうのもいいでしょう。ただし、やりたがる割に、できることはまだまだ少ないので、工夫が必要です。基本的には時間に余裕のある前日にお手伝いしてもらうのがいいでしょう。たとえば、

・前日:野菜の下準備(洗う、玉ねぎの皮をむく、型抜きする)や、卵を溶いておく、お米をといでもらうなどの簡単な作業を手伝ってもらう。
・当日:作ることよりも、出来上がったおかずを詰めてもらったり、ピックで刺したり、おにぎりをラップで包んでもらったりなどの仕上げの作業をしてもらう。

最後の仕上げをすると、子どもは「私が作った」「一緒に作った」という達成感を味わえます。おいしく感じられるのか、たくさん食べるようにもなります。家族の楽しい会話も生まれ、ランチタイムがより一層楽しく感じられるのではないでしょうか。


八木 佳奈

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