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夏のアウトドアといえば、大自然に囲まれてのキャンプ。しかし、いざキャンプに行こうと思っても、場所や道具選びの準備に手間のかかるイメージがあって、なかなか一歩を踏み出せない方は多いはず。 今回は「もあなキッズ自然楽校」代表の関山さんにお話を伺い、2回の連載で、初心者向け親子キャンプのメリットとコツをご紹介いたします。

自分の体で体験をすることが、生きていく中で役立つエッセンスになる

自然の中に身を置くキャンプ体験は、非日常が盛りだくさんです。 子どもは自然のある場所に身を置くことで、自ら楽しみを見つけ遊びだす力を持っていて、豊かな森、あるいは浜辺など、環境に適応していきます。

例えば、子どもの視覚は小さいですが、自然の目新しいものに対して興味を示し、遠くを飛んでいる野鳥など、次第に色々な所に目が行くようになり、上下左右、足元、と視野が広がります。

また、キャンプでは家の便利な生活から離れて、不慣れなこともたくさん出てきます。これは言い換えれば、子どもの成長に繋がる機会がふんだんにあるということです。
子どもとの対話の中で「やりたい!」と言っては「やっぱりできない」ということがよくありますが、「できないことはやらせない」のではなく、親が手助けし、一緒になって取り組みましょう。子どもが意欲を出し、体験して、経験を積むことは、将来自分で生きていくための力になります。

荷物は最小限に、まずは一歩を踏み出す

キャンプでは、テント、寝袋、ランタン、調理道具など、さまざまな道具が必要になります。しかし、最初からすべてを揃えなくても、キャンプ場によっては必要な道具一式を借りることもできます。設備の整ったロッジやバンガローに泊まることもできます。

まずは自然の中に身を置くことが大事ですから、最初にたくさんの道具を揃えるよりも、ピクニックに行く感覚の延長から考えると良いでしょう。自宅から大きめのリュックサック1つを背負って、必要最低限のものを持っていくところからスタートするのが、敷居が低くおすすめです。

場所選びは、自宅からの距離と、自然環境を見て相談

初めての場合は、自宅近くのキャンプ場から探すのがおすすめです。自然豊かな環境が理想ですが、あまり遠くだと、キャンプを始める前から疲れてしまいます。公共交通機関で行ける場所だと、さらにお手軽です。車で行く場合は、特に首都圏からの場合は渋滞が予想されますから、出発時間に注意が必要です。

海の近くは波の音が気持ち良く、海岸の環境にもよるのですが、タイドプールと呼ばれる小さな水たまりで磯遊びをするのも楽しいです。近年暑い日が続く中、水場のある川もクールダウンに最適です。タモを持って川エビやヤゴなどを探したり、水の中に飛び込んだり、清涼感が海とまたひと味違います。

森については、色彩が豊かで、夏場は生き物がたくさんいますし、男の子は特に幼稚園の年中、年長になってくると、昆虫採取が楽しくなってきます。夏が過ぎて、紅葉の季節に、広葉樹を見るのも色彩がいっそう豊かで良いでしょう。
場所や季節によって楽しみ方は様々です。次号では、水辺(海、川)、森(山)でのキャンプの満喫方法を、具体的にご紹介いたします。

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