【夏】新造の練習船で多彩な設備を見学

7月末に竣工したばかりの北海道大学練習船「おしょろ丸5世」が函館港で一般公開されました。

函館市にある北海道大学水産学部・水産科学研究院は、海洋・水産研究で世界的に知られる学府。全国から来た学生たちに加え、水産資源の保全や効率的な漁業などに関心を持つ世界各国から集った多数の留学生が学んでいます。

「おしょろ丸」は、海洋や水産にかかわる実地演習を行うための船。そのためにさまざまな設備を備えているのが特徴です。

その中でも見た目で大きなインパクトを与えているのが、トロール網を引くための大きなウインチ。これを見ただけでも、「実習」という言葉から想像するイメージを超えた、本格的な設備の船だとわかります。

船の側面には、イカ釣り船の設備が。このほか、海洋や気象に関するさまざまなデータを計測する設備や本格的な研究室などを備えており、比較的コンパクトな船体にあらゆる設備がぎゅっと詰まった印象です。こうした研究が知らない間にわたしたちの生活に活かされていると思うと、学生さんたちを応援したくなりますね。

上記写真は当分譲地から約51km、
函館市弁天町にて平成26年8月撮影。