大和ハウス工業株式会社

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物流施設用語集

物流施設をさらによく理解するためのキーワードを解説します。

0~9

3PL(3rd Party Logistics) 【3PL】
サードパーティ・ロジスティクス。さんぴーえる、とも呼ばれる。荷主に対して、物流改革を提案し、包括して物流業務を受託する新しいサービス(総合物流施策大綱)。従来まで3PL業者に期待された機能は”プロならではの効率的な物品の保管・配送”であったが、いずれも新しい価値(より商品の価値、売買利益を高める)を生み出すまでは至らなかった。これからの物流事業者は、荷主企業の利益を最大限にするような物流サービスの開発と、情報システムを活用した”業務連携”を生み出すことが今後の3PLの形になると考えられる。
3温度帯 【サンオンドタイ】
物流においては配送・保管時の温度指定を指す。一般には冷凍・冷蔵・常温の3種類で呼ばれることが多く、これらを総称して3温度帯という。実際には配送商品の特性に合わせて非常に細かい区分がなされており、温かい順から(1)加温品(20℃以上)、(2)常温品(20℃~10℃)、(3)定温品(チルド:5℃~-5℃、氷温:0℃~-3℃、パーシャル:-3℃)、(4)C3級(10℃~0℃)(5)C2級(0℃~-10℃)、(6)C1級(-10℃~-20℃)、(7)F1級(-20℃~-30℃)、(8)F2級(-30℃~-40℃)、(9)F3級(-40℃~-50℃)、(10)F4級(-50℃以下)に区分されている。

英字

ABC(Activity Based Costing) 【ABC】
活動基準原価計算。間接費をその生産量や売上高で機械的に製品に配賦する伝統的な原価計算に対して、コストドライバーと呼ばれる実際コストを発生させるアクティビティ(活動)ごとにその発生原価を把握させることによって製品別のコストを把握する事を目的に行われる原価計算方法。簡易的には人件費を時給、分給などで計算し、「この仕事に平均○分の時間がかかる」という測定を行い、活動原価を測る事が行われている。
ABC分析(ABC Analysis) 【ABCブンセキ】
数値分析方法の一つ。販売数量や販売金額の多い順に累計を求め、その比率から全体をA,B,Cの3ランクに分類し、ランク別に保管方法や在庫水準を検討するための方法。
D1(Day-1) 【D1】
リードタイムを指す言葉。発注受付から荷物到着までの日数を意味し、D0(でいぜろ)は「当日配送」、D1(でいわん)の場合は「翌日配送」、D2(でいつー)の場合は「翌々日配送」を指す。
DC(Distribution Center) 【DC】
在庫保管型センター。主に大量・多品種に仕入れられた商品を、一旦保管して、必要に応じて少量多頻度に出荷出来るように整備された倉庫のこと。
EDI(Electric Data Interchange) 【EDI】
電子データ交換と訳し、通信回線を介しコンピュータ間でデータをやりとりすること。一般的には、標準規約に基づいて企業間で商取引データを交換すること。
FAZ(Foreign Access Zone) 【FAZ】
通産、運輸、農水、自治の4省が設けた輸入促進地域。FAZは輸入関連インフラ(施設、事業体)が国際空港や外貿港湾及びその周辺に集積する地域で、総合保税地域を設定することが認められている。
JILS(Japan Institute of Logistics systems) 【JILS】
(株)日本ロジスティクスシステム協会。旧・通商産業省(現・経済産業省)と旧・運輸省(現・国土交通省)の共管によって1992年6月に社団法人として設立されたロジスティクス(物流)の全国組織。
JIT(Just In Time) 【JIT】
売れるスピードに作るスピードを合わせ、「売れる製品を、売れるだけしか作らない」という考え方が基本となっている。生産の場では、必要な部品を必要なときに、必要な数だけ作ることである。工程レベルでは、必要な部品が必要な数だけ、必要な場所へタイムリーに供給されることで、同期化という意味。
M&A(Merger and Acquisitions) 【M&A】
企業の合併・買収のこと。広義では資本提携や営業権譲渡なども含まれる。対象企業の株式を過半数取得して経営の支配権を握ることを買収といい、この場合対象企業は存続する。一方、対象となる企業を吸収、統合してしまう形式が合併である。
PC(Processing Center) 【PC】
流通加工センター。主に半製品、もしくは未梱包の商品を組立て、商品化包装、値札・タグつけ、アソート、アッセンブリなどを行う目的用に整備された倉庫のこと。
POS 【POSポスシステム】
販売時点で行う情報管理システム。商品につけられたバーコードを読み取り、売り上げの計上だけでなく商品別の売り上げデータをもとに、仕入れ、販売促進、品揃え等に、販売情報を有効利用するシステムです。スーパー、コンビニなどで多く採用されています。
RFID(Radio Frequency Identification) 【RFID】
自動認識技術のひとつで、ICを組み込んだプレートやタグを物や場所に取り付け、そのものの判別や位置確認を行うもの。
SCMラベル 【SCMラベル】
バラ出荷について、納品する箱に付ける識別ラベル。納品先には予めASN(Advanced Shipping Notice:事前出荷明細送付)で箱識別番号と箱毎の明細をEDIで送付しておく。
TC(Transfer Center) 【TC】
通過型センター。主に調達輸送先からなるべく早く、多数の出荷先へ荷物を振り分け、配送業務をおこなうために設置された倉庫のこと。→クロスドッキング方式。
TEU(Twenty Foot Equivalent Unit) 【TEU】
20フィートコンテナ換算。コンテナを単純合計数で表示する代わりに20フィートコンテナ1個を1、40フィートコンテナ1を2としてコンテナ取扱貨物量をこの数値の合計で表示する計算方法。コンテナ船の積載容量も一般にTEUで表示する。
VMI(Vendor Managed Inventory) 【VMI】
ベンダー管理在庫方式。納入業者に小売の発注業務を委託すること。小売・メーカー双方が需要予測を行い、小売から販売情報と店頭在庫の量がメーカーに伝わると、店頭在庫の補充量が算出でき、出荷を指示する。小売店は発注業務をしない。
Win-Winの関係 【ウインウインノカンケイ】
利害関係者双方が共に利益を創出し、享受できる関係の事。

ア行

アウトソーシング 【アウトソーシング(Outsourcing)】
「企業等の組織が、従来内製していた、または新たに始める機能や業務について、(1)コア業務への経営資源の集中(2)専門性の確保(3)コストの削減-などの明確な戦略をもって、業務の設計から運営までの一切を外部化することである」(通産省『平成8年度アウトソーシング産業の育成に関する調査研究』)
アセット 【アセット(Asset)】
業務を遂行するに際して業者自身が資産(施設・車両・情報システムなど)を保有・運用して行うのがアセット型(アセットベース型)、資産を持たず知識(ノリッジ)であるノウハウだけを提供し、フォワーダーとして他業者を利用するのがノンアセット型(ノリッジベース型)。
一括納品 【イッカツノウヒン】
商品の発注窓口を1ヶ所にまとめ、納品も複数の業者分をまとめて代行納品する。発注作業が減るだけでなく、集中的な検品・格納作業ができ、納品車輌台数を削減することもでき、小売りにも卸にも大きなメリットがある。小売りへの物流は、この一括納品が主流になるといわれている。
インフラ 【インフラ(Infrastructure)】
インフラストラクチャーの略。社会的生産基盤、経済活動の基盤を形成する基礎的な施設のこと。物流においては、自社で所有する車輛、倉庫、物流機器などの資産をさす事が多い。アセットとも言われる場合がある。
一貫パレチゼーション 【イッカンパレチゼーション】
品物を輸送する場合、出し手から受け手まで一貫してパレットで輸配送を行う方法。統一されたパレットを使用する事で、車輛積載率の向上、荷物破損の防止、人件費、人間の負荷の削減ができる。
営業倉庫 【エイギョウソウコ】
倉庫業法 1956年(昭和31)制定の倉庫業を規制する事項を定めた法律で、商法597条の特別法である。倉庫業の適正な運営のために、倉庫業を認可制とし、許可を得た営業倉庫は料金および寄託約款を設定して事前に届けることと、料金等の店頭掲示義務を課し、倉庫の位置、構造、および設備の変更を認可制としている。
乙仲 【オツナカ】
旧海運組合法に規定された乙種海運仲立業(賃料率による個品運送に関する海運仲立業)の略称。同法は1947年に廃止されたが、現在でも慣習的に海貨業者を乙仲と呼んでいる。海貨業は現行港湾運送事業法により免許事業である。
オリコン 【オリコン】
折り畳みコンテナ。主要部分が、簡単に折り畳んだり、分解でき、反復使用するため再び組み立てられる構造のコンテナ略してオリコンと呼ぶ。

カ行

回収物流(リサイクル物流) 【カイシュウブツリュウ】
売れ残り商品や返品の回収、廃棄物や容器・運搬具などを回収することに伴う物流。近年は、産業廃棄物などの環境問題から、リサイクル(再利用)に対する物流の役割が注目をあつめている。
共同配送 【キョウドウハイソウ】
同じ納品先にそれぞれの企業(運送会社)がバラバラに納品に行くのではなく、一台のトラックに一緒に積んで運ぶこと。配送コスト低減や環境対策の有効手段として注目を集めており、政府も共同化促進に力を入れています。
クロスドッキング 【クロスドッキング(Cross Docking)】
かつて物流センターは大量の在庫をもって需要に対応することが主な機能であったが、最近では多品種の商品を荷受して直ちに需要先にしわけて発送する機能が重視される。このような積み替えセンターとしての業務をクロスドッキングと呼ぶ。
コア・コンピタンス 【コアコンピタンス(Core Competence)】
他社に真似のできない、自社ならではの価値提供ができる中核能力のこと。ここに経営資源を集中投資し、不得意分野について外部リソースを活用、つまり外部委託する経営戦略を「コア・コンピタンス戦略」という。
混載便 【コンサイビン】
複数の荷主の持つ多くの商品を、貨物としてひとつの輸送機関に積み合わせ輸送する方式。鉄道、船舶、航空、車輌いずれもこの混載には対応できるようになってはいるが、これらを安価で運用するためには高度の積み合わせ技術が必要である。

サ行

サプライチェーン 【サプライチェーン(Supply Chain)】
ものの流れという視点から流通過程をとらえると、多くの独立企業が受注・発注のサイクルを繰り返すことによって構成されていることが分かる。サプライチェーンとはこのような商品の供給に関係する全企業連鎖をいい、商品の企画・調達・設計・資材調達・製造・販売・教育・保守・廃棄(ライフサイクル)に関連する全分野を含む概念である。
サプライチェーン・マネジメント 【サプライチェーン・マネジメント(Supply Chain Management (SCM))】
小売から卸や物流、部品メーカーまでをネットワークで統合して、販売や生産、在庫などの情報を企業間で共有することで納期短縮や在庫削減につなげ、経営効率を一気に向上させる手法。原料メーカーから小売業までが協業し、流通経路における無駄を削減して顧客満足(CS)を達成しようという考え方といえる。
自動車NOx・PM法 【ジドウシャノックス、ピーエムホウ】
2002年10月に環境省が定めた法律。同法の排出ガス基準(車両総重量3.5トン超のトラック・バスの場合:NOx:5.9g/kWh:PM:0.49g/kWh)を満たさない商用車およびディーゼル乗用車には規制地域内での使用可能最終日が定められ、規制に対応できない車輌は車検を通すことが出来ず、その域内を走行する事ができない。
地場物流企業 【ジバブツリュウキギョウ】
地場=その地方、地域、地元にある物流事業者を指す。物流事業者は物流を担当する専門業者をいい、一般に輸送業者、倉庫業者、包装業者、荷役業者、流通加工業者が担当する。貨物取扱い業者、利用運送業者、港湾運送業者、貸船主、検量・検数業者、通関業者などを含むが、物流機器メーカーや物流コンサルタントなどは一般に含まない。
社内物流費 【シャナイブツリュウヒ】
支払物流費に対する用語で、自社内で発生する物流コストの総称。自家物流費ともいう。社内物流費は、社内輸送費、社内保管費、社内梱包費およびその他社内物流費から構成される。
集配 【シュウハイ】
集荷と配達双方の営業行為をいい、貨物の発生地におけ結接点(ターミナル、デポ等)までの貨物を集める行為と貨物の到着地における結接地からの貨物を配る行為とを総称した用語。
商物分離 【ショウブツブンリ】
物流は、かつて商売の(売上・利益)拡大を実現するための必要悪と考えられていたが、それをマーケティングの物的半面を担当する独立機能として位置付け、マーケティング目的を達成させるために必要十分な顧客満足を最小コストで実現させることを目的として管理すべきものとする考え方。
商流 【ショウリュウ】
商品の売買により、その商品の所有権が移転してゆく商取引上の経路。ものの流れである「物流」に呼応する形で、物流業界では、その物流の条件を形作る荷主企業の商慣習・得意先に対する納品条件・作業指示の流れなどを総称していう。
消費者物流 【ショウヒシャブツリュウ】
消費者が主体となる物流で、宅配便の利用、引越し、トランクルームへの寄託などを指す。本来の物流は、機魚が行う物的流通と企業への物流サービスであるが、消費者の行う輸送・保管の依頼と消費者へのサービスも、便宜的に物流に含めることが多い。
静脈物流 【ジョウミャクブツリュウ】
回収物流。一度最終消費者まで行き渡った製品・商品をリユース・リサイクルする目的で集荷し、再資源化拠点まで運搬することを回収物流という。物流の世界では、消費のための物の供給を動脈物流と呼ぶとき、回収をこれと対照して静脈物流と呼ぶことがある。
ジャストインタイム 【ジャストインタイム】
注文された商品・数量を、要求された場所・時刻に届ける納品。納入時間を指定するジャストインタイムを実施するためには、発注から製造、出荷、配送、荷受作業にいたるまで、一貫したスケジュール管理を行う高度な物流システムを構築する必要があります。
仕分け(ソーティング) 【シワケ】
輸配送のために多くの貨物(商品)を、品物別、行き先別、お客さま別など目的に応じた置き場に分配する作業のこと。
スピードリミッター規制 【スピードリミッターキセイ】
2003年10月に環境省が定めた法律。高速道路における大型トラックの速度超過による重大事故を防止する目的で制定。GVW(車両総重量)8トン以上、または最大積載量5トン以上のトラック(大型貨物自動車)で、新車及び平成6年排ガス規制適合車(KC-)以降の自動車はスピードリミッターの装着が義務付けられた。
生産物流(社内物流) 【セイサンブツリュウ】
工場で生産された商品を自社の販売拠点である支店や営業所へ供給する、あるいは小売業が商品センターから各店舗への供給など、自社施設間の商品移動に関する物流のこと。
センターフィー 【センターフィー(Center Fee)】
小売業や卸売業が運営する物流センターや配送センターなどに、商品を納入する業者(メーカー、卸売業など)が販売先に支払うセンターの使用料。店舗納品回数の削減、着荷主の作業効率向上を目的として導入され、大手小売業(特にGMS、ホームセンター、ディスカウントストアなど)に多い。
ソリューション 【ソリューション(Solution)】
直訳すれば問題解決策。近年ではコンピュータサービスの名称や、様々なサービス解説に使われることが多い。ソリューションを実際に実践するためには、お客さまの抱える問題点とその原因の正確な把握が非常に重要であり、提案型営業を行う際にも重要な考え方である。物流においては、近年、荷主の売上に貢献できるようなサービスの開発と提供が求められている。一例としては代引きサービスや当日受注・配送サービスなどがある。

タ行

多頻度小口配送 【タヒンドコグチハイソウ】
得意先に対して、頻回に少量の商品を出荷すること。従来はメーカー側で設定した梱包単位(ケース単位など)で商品は発送されることが多かったが、経済の成熟による消費の多様化、個性化が進んだことに対して、「必要なものを、必要な時に、必要なだけ」納入するよう要望される事が多くなった。これらの進展はメーカーのマーケティング戦力の高度化、小売業の業態開発によるものである。JITはその代表である。
調達物流 【チョウタツブツリュウ】
メーカーの工場が製品(商品)を生産するための原材料を調達する物流、または卸売業、小売業が販売するための商品を仕入れる(納品を受ける)物流。メーカーの調達物流では、トヨタ等が行っている「かんばん方式」、小売業では、チェーンストアのPOSを利用したシステムなど必要な物を、必要な時に、必要な数量だけ、という、在庫をできるだけ持たない物流の取り組みが、積極的に行われている。
チルド食品 【チルドショクヒン】
5℃~-5℃のチルド温度帯で低温管理することが要求される食品で、生麺、水産練製品、総菜類などをいう。品質保持上では0℃に近い状態が望まれる。
通関 【ツウカン】
関税法に従って、貨物の輸出入について税関の許可を受けること。
坪貸倉庫 【ツボカシソウコ】
倉庫を寄託によらず面積単位で長期に賃貸借するもので、坪借りともいう。これは不動産の賃貸借に相当し、契約に基づいて賃借者の責任で一般に自家倉庫として運用する。
低温輸送 【テイオンユソウ】
冷蔵輸送ともいわれ、温度が維持しつつ上昇することによって品質の劣化や変質するような商品(貨物)を輸送する場合、低温を維持しつつ輸送できるような装置を備えた輸送機関で輸送すること。
定温輸送 【テイオンユソウ】
積荷である商品の品質維持のために適当な温度を維持したままで輸送ができるように装備された輸送機関によって行われる輸送。
デジタルピッキング 【デジタルピッキング】
コンピュータ管理により、デジタル表示器に出荷数を表示し、その数どおりに商品をとっていくシステム。従来の伝票をめくりながらやる作業に比べ、スピード化・正確化に優れ、特に小口仕分けに適している。
動線(導線) 【ドウセン】
作業における作業者の動きの線。ピッキングであればリストなどを取得し出荷商品の確認、棚までの移動、商品の取り出し、ケースへの封入、ケースの移動など作業の線をいう。作業動線を短く改善することで作業効率を向上させることができる。
トータル物流費 【トータルブツリュウヒ】
実際に払われる支払物流費と、会計上では物流費に計上されず、他の費目に混入してしまって物流費として把握されないことが多い社内物流費を足した本当の意味での物流費。例えば受注受付に関わる人件費や情報システムリース料、営業マンの配送対応、棚卸時のコストなどがある。

ナ行

荷主 【ニヌシ】
商品の供給者。物流業務の依頼者、および企業のこと。主に荷物の出し手を「発荷主(はつにぬし)」、受け取り手を「着荷主(ちゃくにぬし)」といい、今まではお金を頂く発荷主を意識して仕事をしていたが、現在は本当のサービスの受け取り手である着荷主の要望をいかに聞き入れて、品質向上・サービス開発に転換できるかが業界全体の課題となっている。
荷役料 【ニヤクリョウ】
主に人間による、作業の依頼について発生する費用。主に次のような項目になる。(1)時間あたり料金:1時間あたり、1日あたり、1ヶ月あたり、1期間あたり、1年あたりなど、(2)作業あたり料金:1個あたり、1作業あたりなど。
納品代行 【ノウヒンダイコウ】
主に百貨店における店舗納品を運輸業者が一括代行するサービス。すでに1970 年代から登場している。百貨店が大型化し、多くの納入業者が多種の商品を納入するようになり、店舗の納入口は混雑し、納入業者も納品、検品で長時間待たされるようになる。店頭の交通阻害も問題となった。

ハ行

バーコード 【バーコード(Bar-Code)】
何本かのバー(棒)で商品名、製造会社名、品目などの商品情報を表す識別子。
バース 【バース(berth)】
船舶を停泊させるために所定の施設をもった停泊場所。この言葉の引用で、トラックターミナルなどでトラックをとめて荷積み、荷降ろしを行うスペースもバースと呼ぶ
配送 【ハイソウ】
貨物(商品)を物流拠点から荷受人に送り届けること。特に近距離の域内輸送を指します。近年は少量多品種、無在庫化が進み、必要なときに必要なだけ納品するという要望が強くなっている。そのためには配送回数が増え効率が悪くなるため、計画配送や共同配送、一括納品の必要性が高まっている。
バックヤード 【バックヤード(back yard)】
店舗において陳列する前の商品を一時的に保管しておく倉庫で、一般に店舗の裏側に設けられる。最近は店舗の在庫を極小にするため、バックヤードは縮小化の傾向にあり、配送センターからタイムリーに陳列場へ直接供給するシステムが主流となりつつある。
ハブ&スポーク 【ハブアンドスポーク(Hub & Spoke)】
大都市を拠点として、各地の都市に乗り入れる航空会社の路線運行方式で、アメリカのFedEx社が開発したシステム。“Hub System(車輪の輪)”を意味する。FedEx社の輸送の中心ターミナルはアメリカのメンフィスにあり、アメリカ国内の主要都市で集配荷→メンフィスで集中仕分け→アメリカ国内の主要都市で集配荷を行うことで効率的な輸配送を行う。
配送料 【ハイソウリョウ】
主に荷物の輸配送について発生する費用。各項目は別途詳細に説明。(1)チャーター料金(1車あたり)、(2)混載料金(1個あたり)、(3)宅配料金(1個あたり)、(4)時間指定料金(トップ便など)、(5)特定荷物料金(クール便、ゴルフ便、スキー便など)
販売物流 【ハンバイブツリュウ】
物的流通はもともと企業の立場から、販売活動の行われている流通システムの物的な側面を意味する用語で、物流と省略された。ところが物の流れを示す物流という言葉と混同されて、誤解を招くようになった。そこで物流は調達物流、生産物流、販売物流、廃棄・回収物流などとその分野の名称を物流の前につけて物の流れを限定する習慣がついた。消費者物流、ビル内物流、地下物流などはそれである。
物流 【ブツリュウ(Phisical-Distribution)】
アメリカのマーケティング関係者によって、流通の物理的側面の管理について主張された"Phisical-Distribution"の直訳語である「物的流通」の省略語。商品の供給者から需要者、消費者への供給についての組織とその管理方法およびそのために必要な包装、保管、荷役、輸配送と流通加工、ならびに情報の諸機能を統合した機能をいう。
物流技術管理士 【ブツリュウギジュツカンリシ】
(社)日本ロジスティクスシステム協会が発行する資格。「物流技術管理士資格認定講座」を修了し、所定の試験に合格した方に「物流技術管理士」の称号が授与される。(前身として「物流士」「物流管理士」の資格がある。)物流管理者および物流技術者として必要な物流の全領域にわたる専門知識とマネジメント技術を、ロジスティクスのコンセプトに基づき、総合的かつ体系的に把握できるロジスティクス・スペシャリストとしてのスキルが取得できる。
物流業務委託契約 【ブツリュウギョウムイタクケイヤク】
荷主から物流企業へ物流業務を委託する際に取り交わす契約とその書面をさす。従来、物流業務については見積書を根拠に料金を設定し、電話や直接訪問による口頭指示で業務を進めていたケースが多かった。しかし(1)委託内容が広範になり、責任が重くなったこと、(2)要求する業務水準が高度になり、口頭だけでは伝えきれなかったり、実行できた場合、出来なかった場合の判断基準があいまいになること、3)市場の動向に応じて料金がどちらかの都合でスポット的に上下するなどの不具合が出てきてから、明確にお互いの役割と責任の所在を取り決める目的で作成されるようになってきている。部分的な委託も、全面的な委託も基本契約を交わした上で、覚書で詳細を取り決めることが一般的である。
フォワーダー 【フォワーダー(Forwarder)】
荷主と輸送会社を結び付けて、ドアツードア輸送を行う業者。輸送機関の経路(リンク)で活動するのがキャリア(船会社や航空会社)であり、リンクの結節部分(ノード)を基盤として活躍するのが運送取扱等を行う業者でフォワーダーと称し、欧米のフレートフォワーダーに相当する。わが国ではこのようなフォワーダー業としては運送取次業、利用運送事業、航空代理店業、海運代理店業、海運仲立業、港湾運送業、倉庫業などがある。
ベンダー 【ベンダー(Vendor)】
言葉の意味は「売り主」を指しており、消費者から見た小売店、小売店から見た卸、卸から見た仕入先・メーカーとなる。
保管料 【ホカンリョウ】
荷物を特定の場所に保管しておくことについて発生する費用。保管料には契約方法により多数の計算方法があり、主に次のような項目になる。(1)保管場所を借りる(賃借料)、(2)保管管理をお願いする(保管料)単位:坪(約3.3m2あたり)、パレットあたり(1.1×1.1m)、立米あたり(1m3)1ユニットスペースあたり(1棚など)、重量あたり(kg・t)、商品1個あたりなど、(3)出し入れの作業をお願いする(入出庫料)、在庫管理をお願いする(在庫管理料)1回あたり、1個あたり、1作業あたり、定期的作業1式あたりなど
保税蔵置所 【ホゼイゾウチジョ】
外国貨物の積卸し、運搬及び3ヶ月蔵置できる場所として税関長が許可したもの。輸出入貨物の税関手続きを簡易、迅速に処理するために設けられたもので公共的性格を有する指定保税地域の補完的役割を有する。その設置場所は屋内、屋外を問わず野積場、貯木場等露天施設も含まれる。
保税地域 【ホゼイチイキ】
外国貨物に対する輸入税の賦課を猶予したままの状態で蔵置できる地域。我が国では外国貿易において貨物の輸出又は輸入をするに当たっては全て通関手続きを必要とし、従って貨物の国内への引き取り又は船舶・航空機への積み込みに当たっては、通関手続きを行う間貨物を蔵置しておく施設が必要となる。
保管 【ホカン】
保管とは、商品を一定期間、倉庫においておくこと。生産と消費との間には時間的なズレが生じる。例えばお米などのように限定期間に作られたものが一年中かけて消費されるものや、メーカーが原材料の安い時期に大量生産しておくケースもある。
保管型倉庫 【ホカンガタソウコ】
保管機能を重視した倉庫。メーカー工場の生産倉庫や農水産物の保管に多く見られる。保管物の特性・目的に応じて、冷凍食品や水産物を保管する冷蔵倉庫や、コンピュータを駆使し保管効率・作業効率を高めた立体自動倉庫などもある。
ボトルネック 【ボトルネック(Bottleneck)】
〔瓶の首の意〕生産活動や文化活動などで、全体の円滑な進行・発展の妨げとなるような要素。隘路(あいろ)。障害。ネック。

マ行

マーチャンダイジング 【マーチャンダイジング(Merchandising)】
製造業にとっては、商品を市場に適合するように開発す製品計画(product planning)であり、卸、・小売業にとっては商品選定(marchandise selection)である。アメリカマーケティング協会では「適正な財貨またはサービスを、適正な場所・時・数量・価格で販売するための活動計画」と定義している。
マテハン 【マテハン(Material Handring)】
マテリアルハンドリングの略称。直訳すると機械による作業の意味。物流業務を効率化するために用いられる作業機械を称して「マテハン機器」と呼んでおり、馴染み深いところでは台車、パレット、フォークリフト、コンベヤなどがある。現在はITと絡んでハイテク化しており、作業効率化の武器として注目されている。
実空輸送 【ミカラユソウ】
工場間輸送などで、指定の通い箱で納品したのち、その空箱を当日のうちに出荷元に持ち帰る一連の輸送形態をいう。行きには荷物(実)が入っていて、帰りは箱だけ(空)であることからこの呼び方がついた。
メザニン 【メザニン】
倉庫内部における空間の効率化を目的とした中2階式の仮設の棚。棚は建物に固定していないことから、組立て、解体が容易となっている。
モーダルシフト 【モーダルシフト(Modal Shift)】
輸送の方式を切り換えること。トラック偏重から、鉄道や船、航空機などに転換すること。我が国の輸配送はトラックに偏っているために、道路の渋滞や騒音、排気ガスといった問題が起こり、その解消と輸配送の効率アップの方策として検討、実施されている。
モード 【モード(Mode)】
リンクが鎖の輪、連鎖を示す言葉で、交通や運輸においては拠点(ノード〔nodo〕、結節点)間を結ぶ線(連鎖線)を意味し、物流においては輸送の部分がこれに当たり、これを担当する輸送機関をモード(mode)と呼ぶ。

ヤ行

横もち輸送 【ヨコモチユソウ】
主に自社工場間、店舗間、営業所間など、本来の届け先(お客さま)以外への荷物の移動業務。これらの商品移動は売上が発生しないため、経費増大の要因となっている。なるべくこれらの移動を少なくする努力が求められる。

ラ行

利用運送 【リヨウウンソウ】
自己としては輸送機関を持たず、荷主から荷物の輸送を受託し、それを他の企業が所有する輸送機関を利用して輸送を行うこと。利用運送事業は、貨物運送取扱事業法の成立前は輸送機関ごとに別の法律によって規制されていたものが同法により一本化された。
リードタイム 【リードタイム(Lead Time)】
発注から注文品到着までの期間。通常は日数で示す。リードタイムは年々短くなる傾向にあり、物流の出来・不出来をこの部分で評価する場合も多い。リードタイムの短さは物流品質の側面を指している。
立体自動倉庫 【リッタイジドウソウコ】
立体自動倉庫は在庫を立体的な多層の固定棚に格納する倉庫で、高層ラックにパレタイズ貨物(パレットに載せた貨物)を出し入れするスタッカークレーンと入出庫用の搬送装置、それらを制御するコンピュータで構成されている。
流通型倉庫 【リュウツウガタソウコ】
単なる保管だけではなく、流通加工のための保管という機能を重視した倉庫を流通型倉庫と呼んでいる。
冷蔵倉庫 【レイゾウソウコ】
保冷構造で冷凍装置を設置し、庫内の温度を摂氏10℃から-30℃程度まで、段階別に温度を設定し、食料品などをその品質に応じた温度帯で保管できるようにした倉庫。
ロジスティクス 【ロジスティクス(Logistics)】
市場の動き(マーケットイン)に合わせて生産や仕入活動を行う(同期化)マネジメントのこと。物流の上位概念。「ロジスティクスとはサプライチェーン管理の一部であり、顧客の要求に適合させるために、商品、サービスとそれに関連する情報の、発生地点から消費地点に至るまでの効率的、効果的なフローと保管を、計画、実施、統制することである。」(米国ロジスティクス・マネジメント協議会の定義)
ロジスティクス経営士 【ロジスティクスケイエイシ】
(社)日本ロジスティクスシステム協会が発行する資格。「ロジスティクス経営士資格認定講座」を修了し、所定の試験に合格した方に「ロジスティクス経営士」の称号が付与される。

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