平成28年熊本地震で被害にあわれた皆様に心からお見舞い申し上げます。
4月に発生した熊本・大分地震から約半年が過ぎました。熊本県の益城町では最大震度7という激震を2度も記録し、大分県内でも別府市や湯布院町で震度6弱の大きな揺れを観測、その後も断続的に揺れが発生し、震度1以上の余震が2000回を超えるという、今までに例をみない大きな地震となりました。停電や断水、建物の損傷、土砂崩れなど、地震による被害が多発、避難を余儀なくされた方も少なくありません。そんな中、県内でも特に大きな揺れに見舞われた、全国的にも有名な温泉地、別府と湯布院は、地震の直接的な被害もさることながら、宿泊のキャンセルが相次ぐなどといった観光面での打撃を受けました。この地震の影響で、なんと九州各県の宿泊施設が、計52万泊を超える予約をキャンセルされたそうです。
しかし、地域の方々や観光に携わる方々の頑張り、そして観光客をはじめたくさんの人のあたたかいサポートに支えられ、徐々に以前の活気を取り戻しつつあり、8月に訪れた際には、観光客で賑わう元気な別府と湯布院の姿を見ることができました。国や県が発行した旅行クーポン「九州ふっこう割」なども好評で完売が相次ぐ中、県がまとめた7月の観光統計調査では、地震の影響で落ち込んだ客足もほぼ平年並みまで回復したようです。しかし、まだまだ継続した支援は必要です。そこで、秋冬のレジャーはぜひ被災地へと足を伸ばし、観光を楽しむことで復興支援しませんか。今回はそんな秋冬のレジャーにぴったりな別府と湯布院をご紹介します。
湯けむりが立ち上る鉄輪温泉は昔ながらの情緒にあふれる温泉街。
温泉たまごやとうもろこしを片手に、のんびり散策なんて粋な愉しみ方が似合います。
のどかな田園風景が広がる由布院温泉は癒しの里。
センス溢れるカフェや雑貨を楽しんだり、アートに触れたり愉しみ方は多岐にわたります。
