2009/06/17
報道関係各位
蘇州不動産開発プロジェクト中国 蘇州において分譲マンションを開発します |
大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:村上健治)は、2009年7月より、当社として中華人民共和国(以下、中国)において2番目となる分譲マンション「蘇州工業園区プロジェクト」を開発する運びとなりました。中国において日系企業が独資(※1)で分譲マンションを開発するのは初めてとなります。
当社は1983年より、中国への住宅の輸出と建築を開始し、1985年には上海において外国人(主に日本人)向けの賃貸住宅の建設と運営を開始。以降、上海、北京、天津、大連の4都市において同事業を展開しています。
2007年5月より、大連において初めて分譲マンション「イワ シャンゼリゼ」を手がけ、28棟963戸のマンションおよび商業店舗を販売し、好評を得ております。
中国政府は2008年10月より、個人の住宅取得・セカンドハウス購入に対する規制緩和や金融面での支援策を打ち出し、税制面での優遇政策も発表しました。内需拡大に向けた施策を実行している状況です。
そのような中、当社では中国沿岸部の蘇州において、総戸数902戸におよぶ分譲マンション「蘇州工業園区プロジェクト」を開発します。
※1.当社の100%出資の子会社
1.敷地面積7.7万㎡、総戸数902戸の大規模プロジェクト 「蘇州工業園区プロジェクト」は、当社が中国国内で2番目に開発する分譲マンションです。敷地面積は7.7万㎡で甲子園球場の約2倍の面積。総戸数は902戸と大規模な分譲マンションプロジェクトです。 当社では、中国のお客様にご満足いただけるよう多彩な間取りプランをご用意しました。専有面積も86㎡~175㎡台(2LDKから4LDK)をラインアップ。 また、中国ではスケルトン販売(※2)が一般的ですが、一部は内装付きの分譲マンションとして販売します。「安全・安心」で環境にもやさしい日系企業の建材や設備をできるだけ使用することで、高品質な施工を確保することができます。 ※2.専有部の内装・住宅設備を除いて販売する方式
2.日系企業としては初めての独資(※1)による分譲マンション事業 これまで当社をはじめとした日系企業は、中国企業と資本を提携し、分譲マンションの開発を行ってきました。今回当社では、中国において日系企業で初めて独資(※1)で分譲マンションの開発を行うことになりました。独資(※1)の利点としては、当社が日本で永年培ってきた住宅や分譲マンションでのノウハウや技術を存分に活かせることに加えて、中国における分譲マンション事業のノウハウを取得することができ、今後の事業展開につなげることができます。
3.中国人高所得者層が顧客ターゲット 顧客ターゲットは、中国人で中国沿岸部の江蘇省(無錫・蘇州およびその近郊都市)と上海を中心とする地域にお住まいの世帯年収の高い管理職層や自営業者、公務員となります。
4.高品質な分譲マンション |
(1)外観はシンプルなデザイン 建物の外観は1階から3階まで石張り仕様とし、4階以上は暖色系の落ち着いた色合いの吹き付け塗装にすることでシンプルな外観にしました。 また、外張り断熱工法を用い省エネ対策も施しています。 |
(2)ゆったりとした建物配置 金鶏湖に面する自然豊かなロケーションを活かすため、水景や日本的な庭園を配し、緑あふれ、ゆとりのある建物配置を目指しました。敷地内は人と車の動線を分離し、安全面にも配慮しました。そのような工夫により、ゆったりとした住空間を提供します。 |
(3)眺望の良い高層フロア 16階以上の高層フロアからは、金鶏湖を見渡すことができます。また、金鶏湖畔で打ち上げられる花火も見ることができます。 |
(4)便利なクラブハウスを完備 敷地内に2棟あるクラブハウスは、18棟の分譲マンションにお住まいになる方の共用施設・商業施設の機能も含めた施設です。キッズスペースやコンビニエンスストア、美容院、スポーツジム、喫茶店などを誘致する予定です。 |
(5)蘇州の新興住宅地に建設 蘇州は2500年の歴史を持つ中国の文化的な都市です。旧市街地には世界遺産に指定されている庭園も多数あります。 蘇州には、国家レベルのハイテク産業開発区(蘇州高新区)と中国とシンガポール両国政府の合作プロジェクトである国際的な経済技術合作開発区(蘇州工業園区)があります。最近、特に蘇州工業園区が注目されており、住宅(分譲マンション、賃貸住宅)開発が盛んとなっています。
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<着工前の様子> |
< 完成予想図 > |
以上