2012/07/11
報道関係各位
■メガソーラー事業第一弾九州最大規模のメガソーラーを建設・運営します |
大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:大野直竹)と大和エネルギー株式会社(本社:大阪市、社長:松嶋秀和)は、再生可能エネルギーの活用による、化石燃料に依存しない社会の実現に向け、メガソーラー事業を開始します。
その第一弾として、2012年7月、福岡県北九州市の「ひびき国際物流センター(大和ハウス工業所有)」の屋根面に、九州地方では最大規模の総出力2MW(メガワット)のメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設し、2012年10月より、発電した電力を九州電力へ売電します。
今後、国内では低炭素社会の実現に向けて、メガソーラーの建設が活発化していくと予想されます。自治体や各企業が保有する未利用地などを活用したメガソーラーの計画について、大和ハウスグループが永年培ってきた技術力を活かし、企画から開発、工事、運営管理までワンストップのサービスを提案し、2012年度に10MW、2014年度までに太陽光発電と風力発電をあわせて計70MWの再生可能エネルギー発電事業に取り組みます。
さらに、小水力発電などの再生可能エネルギーの普及にも積極的に取り組んでいきます。
ひびき国際物流センター設置イメージ |
1.事業参入の経緯 大和ハウスグループでは、2007年2月に愛媛県佐田岬半島において、風力発電機9基(総出力9MW)を建設・運営するなど、再生可能エネルギーに注目してきました。 一方で、昨年発生した東日本大震災に伴う電力不足によって、再生可能エネルギーの活用への関心は高まり、さらに2012年7月から開始された「再生可能エネルギー固定価格買い取り制度」を受け、地方自治体および各企業では、全国各地でメガソーラーの計画を進めています。 そのような中、大和ハウスグループでは、これまで建設してきた物流倉庫の屋根面や遊休地、未利用地にメガソーラーを計画し、積極的に発電事業を展開していくことになりました。 |
2.事業概要 (1)(仮称)ひびき国際物流センター太陽光発電所での取り組み 大和ハウス工業が所有している福岡県北九州市の「ひびき国際物流センター」の屋根面(23,200㎡)に、年間予想発電量2,000,000kWh(家庭の一世帯あたりの全消費量を4,734kWh/年(※1)とした場合、約420世帯の年間消費電力量に相当)のメガソーラーを建設・運営・管理します。 大和エネルギーは、発電事業者として九州電力に売電するとともに、メガソーラーの運営・管理をします。大和ハウス工業は、メガソーラーの建設工事を請け負うとともに、大和エネルギーに対して屋根貸し事業(※2)を行います。 本発電所は、2012年10月より、送電開始する予定です。 ※1.経済産業省資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ」より。 ※2.工場や店舗、住宅の屋根を発電事業者に貸し、賃料を得る事業。 |
(2)ひびき太陽光発電所での事業収益について 大和エネルギーは、2012年7月から開始された「再生可能エネルギー固定価格買い取り制度」を受け、当該発電所で発電する電力を九州電力に全量売電することで、約8,000万円(年間)(※3)の売電売上を得ることができます。事業期間(2012年10月から20年間)が満了する2032年(20年目)までに約16億円(※3)の売電売上を見込んでいます。 ※3.再生可能エネルギー特別措置法を鑑みた大和エネルギーの調査による。
(3)技術力・スケールメリットを活かした展開 大和ハウスグループでは、創業以来培ってきた建築技術を活かしたメガソーラーの建設を行います。現場調査から機器選定・運営・管理まで経験と実績をもとに、一貫管理体制による提案を行います。 大和ハウス工業の工場で太陽光パネルを支える架台の生産を行うことで、安定した品質の商品を提供することができます。購買面では戸建住宅や賃貸住宅用、事業用施設用の太陽光発電システムの集中購買により、スケールメリットを活かした調達が可能です。 |
●建物概要
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以上