スタッフからの現地便り（2011年07月26日）｜ロイヤルシティ八幡平リゾート｜田舎暮らし・別荘

アスピーテ体験隊が行く『今年も岩手山に登ってみよう　【その２】』

～４～　～０．５合目～

　いつかＴＶの教養番組で見たように、ゆっくりと小股で演歌を口ずさみながらペースを崩さないように登っていく、昨年と同じ轍は踏まないのだ。少し開けたところに案内標識が立っている、現在地が何合目かを示しているものらしい。

「ここは０．５合目です」案内標識が冷淡に真実を告げる、だいぶ良いところまで登ってきたと思ったのだが・・現実はそんなに甘くない。

　「岩手に来てもなかなか岩手山に登る機会などないから、今回誘っていただいて良かったです、感謝・感謝・・景色も素晴らしい！」とＳ主任、「登山なんて、学生の時以来だなぁ、普段こんなに汗をかくことないからなぁ～、爽快・爽快！」とＳ課長。

　まだ、二人は知らない、この先の道程の途方も無い長さを・・・

～スタッフＩＴＯとＳ主任～

～５～　～雲上の楽園～

　昨夜の寝不足が少し体にこたえる、少し開けたところに出るたびにザックを下ろして休憩する。今日は時間が十分ある、そんなに先を急がなくても良いのだ。

　高度を増すにつれ、眺望が広がっていく。円錐型の姫神山がぽっこりと雲の上に頭を出している、まるで、雲の海に浮かぶ島のようだ。

　今日の天気は曇りのち雨、この雲では麓から山頂は見えないだろう。雲上のこの場所には青空が広がっている、ずいぶん高い所まで登ってきたものだ。

～雲海に浮かぶ姫神山～

～６～　～危険な予兆～

　５合目付近、今までずっと先頭を歩いてきたＳ課長もさすがに疲れが出てきようだ「ハァーハッ、いやっ、さすがにキツイ！手、手が痺れてきた・・・」

　手の痺れ・・・？

　手の痺れは高山病の典型的な予兆だと聞いたことがある。「ここの標高は何mぐらい？」同行スタッフが携行するハンディＧＰＳによると1500m付近らしい。3000m以上の高い山に登る時に高山病に注意しなくてはならないと聞いたが・・・

ここからは私が先頭を歩く、ゆっくりと小股で演歌を口ずさみながら、ペースを崩さずゆっくりと。

◎ワンポイントアドバイス　（私も岩手山に登ってみたい！という方に）

1. アブなどによる虫刺されの防止、樹木の枝などによる擦り傷、引っかき傷など怪我の防止の為、服装は長袖・長ズボンが基本です、手や頭を保護する為の軍手や帽子も必需品です。肌の露出を控え出来るだけ日焼けを予防しましょう、標高が高い場所では日差しが強く、日焼けするだけでもかなりの体力を奪われます。

2. 虫除け、虫刺されのかゆみ止め、靴擦れや軽い怪我の手当てができる絆創膏など携行すると重宝します。

・・・続編に続く・・・

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＜岩手山　馬返し登山口＞　リゾートより約28km

※掲載の写真は全て平成23年7月撮影

～ＩＴＯ～