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生活を考える

住宅アドバイザー×設計士対談キッズスペース、音…。
子どもがいる家庭の
理想的なリビングとは?

子育て中のご家庭では、子どもがリビングにおもちゃを散らかしたり、
元気な声や足音が家じゅうに響いたりすることも少なくありません。
在宅ワークが普及した今、その音が仕事の集中を遮ってしまうこともあるようです。

多くの住宅を取材してきた住宅アドバイザーの大塚有美さんをお迎えし、
子育て世帯の理想的なリビングや家全体の「音環境」について、
大和ハウス工業設計士の金田拓也と対談しました。
家族が緩やかにつながりながら「音」だけを区切り、
子どもが成長した後も活用できる間取りとは、どのようなものでしょうか。

Profile

住宅アドバイザー

大塚 有美さん

住宅情報誌の編集職を経て、フリーランスに。 現在「住宅とその周辺」をテーマに雑誌などを中心に活動中。住み手の目線から長く暮らせる家を探求している。All About 長く暮らせる家づくり ガイド。

大和ハウス工業株式会社
本店住宅設計部第一部第一課チーフデザイナー

金田(かなた)拓也

一級建築士、エクステリアプランナー1級、
ダイワハウス ハウジングマイスター(社内認定)

大阪府堺市生まれ、堺市育ち。お引き渡し時にお客さまから「ありがとう」の言葉をいただくこと、ご入居後に楽しく快適に暮らしている様子を見ることが何よりの喜びだと語る。学生時代は180cmの長身を生かしてバスケットボール部に所属。最近はロードバイクもたしなむ。家族は妻と息子が1人。

ハウジングマイスター紹介

子育て世帯のリビング空間のお悩みとは?

金田:数多くのお宅を取材されている大塚さんに、子どもと暮らすご家庭の理想的なリビング空間についてご意見を伺いたいと思います。よろしくお願いします。
早速ですが、お子さまがいらっしゃるご家庭では、リビングに子どもの遊ぶスペースを設けるお宅が多いと思います。リビングの一角にマットを敷いておもちゃを置いたり、リビングに隣接した和室を活用されたりといったご家庭も多いでしょう。親は家事をしながら子どもの様子を見守ることができ、子どもも親の気配を感じながら安心して遊べるメリットがあり、特に未就学児を持つお客さまから、そのようなスペースのご要望をいただくことが多いです。

大塚さん:そうですね。取材をしていると、一般的に子どもが個室を使い始めるのは小学校3年生以降が多いという印象ですが、それ以前はリビングが遊び場や宿題をする場所になるので、キッズスペースが必要になってくると思います。金田さんのおっしゃる通り、親子それぞれにメリットがありますが、デメリットとしてはリビングが乱雑になってしまうことが挙げられます。子どものおもちゃはカラフルなものが多く、それも乱雑に見える要因の一つですね。

金田:「くつろぎたいのにリビングがごちゃごちゃとした印象になってしまう」「急な来客時に困る」といった声は多く聞かれます。

大塚さん:以前取材したお宅では、リビングの隣に3帖くらいのスペースを設けて、そこをキッズスペースにしていました。来客時には扉を閉めてしまえば生活感が消えてスッキリします。スペースを設けられない場合は、おもちゃを収納する場所をリビングから死角になるように配置すれば、乱雑さは軽減できるでしょう。また、階段下をキッズスペースにした例もありました。子どもにとっては秘密基地のようなワクワク感があるようです。「自分の城」という意識が芽生えて、片付けもすすんでやるようになったと聞きます。

金田:こちらは私が設計したお客さまの事例ですが、「子どもが遊べるスペースは欲しいけれど、LDKにおもちゃは出したくない」というご要望があり、このように2階へ続く階段前にキッズスペースを設けました。LDKからはお子さまの遊ぶ様子が見えますが、壁が目隠しとなるので、乱雑な印象になりません。

このスペースに隠れ家のようにこもったり、逆にちょこんと顔を出して大人の様子をうかがったりと、秘密基地のように楽しまれているようです。

家族が程よい距離感で過ごせる居場所を
リビングにいくつかつくる

大塚さん:先程のような階段前のキッズスペースは、お子さまが使わなくなった後にもさまざまな用途に使えそうですね。

金田:はい。家族みんなが共有できる、読書・勉強・在宅ワークスペースにするのもアイデアの一つだと思います。

大塚さん:お子さまが成長すると、同じ空間にいてもそれぞれがバラバラのことをして過ごすことが増えますよね。ある人はソファ、ある人はダイニングテーブルで作業、ある人は床でゴロゴロと、同じリビング空間にいながら、各自が居場所を選べるゆとりがあるといいと思います。それぞれが程よい距離感を保ちながら過ごせて、ふとした拍子に会話が始まるような、つながりが感じられるリビング・ダイニングが理想的ですね。

金田:同感です。ひと昔前は、家族みんながリビングでテレビを見るという団らん風景が多かったですが、今は一人一台スマートフォンやタブレットを持ち、家族が同じ空間で緩やかにつながりながら、それぞれが思い思いにくつろぐ団らんスタイルに変化していると思います。

キッズスペースのような空間がとれなくても、リビングスペースを一段低い場所に設けたロースタイルリビングで、さり気なく領域を分けることもできます。ステップをベンチ代わりにしてゲームしたり、床に寝そべったりと、くつろぎの楽しみ方が増えます。

音だけを遮断して空間はつながる「静音室」という選択

金田:家族みんながリビングで過ごすとなると、音の問題が気になってくる方もいるのではないでしょうか。子どもの遊び場を区切るだけでは解決できないのが「音」の問題です。近年、在宅ワーク中にお子さまの声が気になって集中を妨げられてしまうというお悩みはよく聞かれます。「仕事中は静かに」とお子さまに我慢させることになりますし、家族も何かと気を遣いますよね。

大塚さん:特に、オンラインミーティングだと相手に気を遣って音に敏感になりがちですが、在宅ワークではやむを得ないということで理解していただいているケースが多いのかもしれません。静かな環境が欲しくても、これといった対策ができていないのが現状だと思います。

金田:ダイワハウスではこうした音をコントロールする方法として、快適静音室「やすらぐ家」をご提案しています。部屋に防音設備を施すことで、室外の生活音や屋外の交通騒音を減音して集中できる空間を実現します。また、防音ドアの代わりに静音ガラス引き戸「静音スクリーン」を設置すれば、気になる音を日常生活レベルに減音しながら、広がりと開放感がある、家族の気配を感じられる空間をつくることができます。

【動画】快適防音室&静音室「音の自由区」

大塚さん:ガラスの引き戸というのはすごくいいアイデアですね。気になる音を減音し、子どもが遊ぶ様子を見守りながら仕事ができるのは安心です。具体的にはどれくらい減音できるイメージでしょうか?

金田:一般的な生活音は、子どもの駆け足が約50~66dB(デシベル)、犬の鳴き声が約90~100dB、人の話し声(大声)が約88~99dB、テレビの音が約57~72dBとされています(出典:東京都環境局 生活騒音)。静音スクリーンでは約25dBAの音を減音できるので、元の音の大きさによりますが、静音室内を図書館と同程度の45dBAに近づけることができます。現場のお客さまの間では「防音室までは必要ないけれど、周りに迷惑がかからない程度の静音機能は欲しい」という声が多く、中程度の性能を持つ静音室がぴったりではないでしょうか。

※数値は、ダイワハウスで測定した数値(JISA1417:2000 建築物の空気音遮断性能の測定方法に基づく)ですが、性能値として保証するものではなく、使用状況や周辺の環境、間取りなどにより異なる場合があります。

間取りの可能性が広がる静音スクリーン。
静音室を寝室にする選択も

大塚さん:住まいの取材をしていると、廊下とリビングの境界に室内窓を入れたり、部屋をガラスの間仕切りで緩やかに区切ったりといったスタイルを多く見かけます。空間につながりをもたせながら緩やかに区切るというスタイルはこの静音スクリーンにも通じるものがあり、さらに減音という機能を付加したのが、この静音室+静音スクリーンだと感じました。

金田:ありがとうございます。これまではLDKの隣に個室をつくろうとすると、細かく空間を区切ることでどうしても開放感が損なわれるのがネックでした。このようなガラスの引き戸で静音できるようになったことで、視覚的な広がりや明るさ、空間のつながりはそのままに音の対策もでき、さまざまなシーンで役立つ空間になります。

大塚さん:家族の生活音というのは意外と家じゅうに響きますよね。吹き抜けのLDKが人気ですが、音が反響してしまい2階にいても1階にいる子どもたちの声がかなり響くという声も聞かれます。静音室があればこうした音の問題も解決できて、在宅ワークにぴったりの集中空間になりますね。

金田:おっしゃる通り、吹き抜けや部屋を区切らない開放感のある間取りが人気で、玄関を入るとすぐにリビングが広がる間取りを採用される方もいらっしゃいます。部屋を区切らないデメリットとしては、暑さや寒さ、キッチンのニオイの問題がありますが、住宅の高気密・高断熱化と、全館空調や空気清浄装置などの技術でそれぞれクリアできます。その一方で「音」の問題はたびたび指摘され、「リビングの声が寝室まで響いてしまう」という声もありました。静音室を寝室にすれば眠りを邪魔されることがなくなります。人気の間取りの懸念点を解消するための手段の一つとしても、静音室が有効ではないでしょうか。

大塚さん:以前、お子さまが寝た後にご夫妻が寝室で動画鑑賞をしているというお宅を取材したことがありました。その音でお子さまを起こしてしまわないように子ども部屋と寝室をなるべく離す間取りにしていたのですが、静音室にすればより音が気にならなくなると思いました。

コロナ禍を経て「家で過ごす時間を快適にしたい」というニーズは、以前よりも高まっているように感じます。家で過ごす時間の重要性に気がついた方が増えたのかもしれません。「音を遮って快適に暮らす」という視点は、今後ますます注目されそうですね。

金田:本日は貴重なご意見をありがとうございました。

まとめ

「収納」「音」といった子どもと暮らす中で避けられないリビングの問題について、解決するためのさまざまなアイデアをご紹介しました。子どものおもちゃがリビングに散乱してイライラしたり、在宅ワーク中の子どもに「静かに!」と必要以上に神経質になってしまったりすると、親子ともども疲弊してしまうもの。これから家を建てる方は、家族みんなが快適に過ごせるリビング空間を考えてみてはいかがでしょうか。

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