大和ハウス工業株式会社

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RE100・EP100 世界の加盟企業と大和ハウスグループの取り組み

前編:RE100・EP100とは?世界の投資家が注目する2つの国際イニシアティブ

2019.03.28

国際イニシアティブとは、同じビジョンを持つ企業が連携し、率先して(イニシアティブを執って)省エネや脱炭素化を促進していこうという企業連合です。中でも代表的な企業連合が、「RE100」と「EP100」です。この2つの国際イニシアティブには、世界の名だたるグローバル企業が参画し、またその動向を世界の投資家が注目しています。国際イニシアティブに加盟することは、世界の優良企業として名乗りを上げることでもあり、それによって世界市場進出へのパスポートを手にすることを意味しています。

RE100の加盟企業は309社、EP100の加盟企業は126社(2021年5月時点)。世界のトップ企業をはじめ、事業のグローバル化を目指す企業も続々と加盟を表明しています。今回は、企業の国際イニシアティブへの加盟状況と、建設・住宅業界で世界の先陣を切って、RE100・EP100へのダブル加盟を果たした大和ハウスグループの取り組みもご紹介します。

1、「RE100」「EP100」の加盟企業と加盟数

「RE100」や「EP100」に加盟し、達成目標を掲げることは、世界のリーディングカンパニーとしての証ともいえます。RE100の加盟企業は2021年5月時点で309社。アップル、イケア、ネスレ、BMWグループなど、世界の名だたる企業が名を連ねています。日本企業は大和ハウスグループを含め、イオン、富士通、積水ハウス、ソニーなど54社。

EP100の加盟企業は2021年5月時点で、バークレイ、H&M、ヒルトンなど126社。日本企業は、大和ハウスグループが先陣を切り、NTTと、大東建託の3社。RE100、EP100のダブル加盟は、建設・住宅業界では大和ハウスグループが世界初となっています。(2018年12月末時点)

最近では、株主や取引先に参加するよう促されて国際イニシアティブに加盟する企業も増えています。エネルギーの問題に力を入れているある世界的企業では、取引業者すべてに、再生可能エネルギーに切り替えるよう要請し、実践させました。RE100は、GHG(温室効果ガス)ゼロに取り組んでいることを「世界に証明できる世界で唯一のイニシアティブ」と評価されるまでになっています。

2020年12月

2020年11月

2、大和ハウスグループのRE100加盟の背景と目標

大和ハウスグループでは、2007年より「風」「太陽」「水」の再生可能エネルギー資源の有効活用をテーマに、自社未利用地などを活用した再生可能エネルギーによる発電事業を推進しています。当社グループでは、2018年3月末時点、その発電量は235MWまで達し、自社事業で使用する総電力使用量の6割を超えています。再生可能エネルギーのさらなる活用を推進するために、RE100に加盟しました。

大和ハウスグループでは、再生可能エネルギー発電事業のさらなる拡大を図りながら、2030年までに事業に要する電力使用量を上回る再生可能エネルギーを創出します。また、2030年以降は、自社で発電した再エネ電力を売電から自家消費に切り替えていき、2040年までには、RE100の達成を目指しています。

■大和ハウスグループのRE100(再エネ100%)目標

当社グループでは、2030年までに電力使用量を上回る再エネ発電(売電含む)を建設・稼働し、固定価格買取制度の契約期間が満了したものから順次、自家消費に切り替え、2040年には全ての使用電力を再エネで賄うことを目指します。

3、大和ハウスグループのEP100加盟の背景と目標

大和ハウスグループでは環境長期ビジョン「Challenge ZERO 2055」に基づき、グループ・グローバル一体での環境経営を推進し、「環境負荷ゼロ」に挑戦し続けています。その結果、すでに2015年には、大和ハウスグループの事業活動におけるエネルギー効率(エネルギー使用量あたりの売上高)は、2005年度比2倍を達成しています。

当初はRE100のみに加盟する予定でしたが、EP100に取り組みながらRE100を推進していくことが重要と考え、RE100とEP100、2つの国際イニシアティブに加盟しました。省エネに関しては、今後は、2030年までに2015年比1.5倍、2040年に同2倍を目指し、EP100を達成する計画です。

■大和ハウスグループのEP100(エネルギー効率2倍)目標

当社グループの事業活動におけるエネルギー効率を2030年までに2015年比1.5倍、2040年に同2倍にすることを目指します。

4、10兆円企業を目指して

ESG投資が注目されるなか、RE100及びEP100は世界的な投資判断基準の一つとされています。大和ハウスグループは、両イニシアティブへの加盟を機に、自社施設でのエネルギー効率向上と、再生可能エネルギーの活用を加速させ、その取り組み姿勢を内外の投資家にアピールすることで財務基盤のさらなる強化を図ります。

気候変動に関する国際イニシアティブへの参画は、世界展開へのパスポートを手にし、新たなビジネス機会を獲得することを意味しています。大和ハウスグループは、2055年までに10兆円規模の企業に成長することを目指し、グループ、グローバル、サプライチェーンを通じて、環境負荷“ゼロ”に挑戦していきます。

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