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コラム No.55

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殿町プロジェクト(キングスカイフロント A地区)一次開発「まちびらきセレモニー」

公開日:2018/06/29

神奈川県川崎市川崎区殿町にて開発を進めていた「殿町プロジェクト」。
キングスカイフロント「A地区(一次開発)」が完成し、「まちびらきセレモニー」が行われました。

キングスカイフロントは、世界的な成長が見込まれる、ライフサイエンス・環境分野を中心に、世界最高水準の研究開発から新産業を創出するオープンイノベーション拠点として、開発が進行しています。その中で、2014年6月にキングスカイフロント「A地区」の土地を大和ハウス工業が取得し、同月に大和ハウス工業と川崎市が「川崎市と大和ハウス工業によるキングスカイフロントまちづくりに関する覚書」を締結。キングスカイフロントのコンセプトである「最先端のライフサイエンス産業・研究機関が集積する国際戦略拠点」としてのまちづくりを行うために、「川崎キングスカイフロント東急REIホテル」と、医薬品や医療機器、再生医療等のライフサイエンス関連企業の研究拠点となる研究棟5棟からなるA地区の開発に着手しました。

主催者・共催者挨拶

そして2018年5月30日に、A地区一次開発として、ホテルと研究棟2棟の「まちびらきセレモニー」を行いました。
セレモニーでは、まず、主催者挨拶として、大和ハウス工業株式会社 代表取締役副社長 石橋民生が登壇しました。
東急ホテルズ様の「川崎キングスカイフロント東急REIホテル」の開業、研究棟2棟の稼働をふまえ、セレモニーの開催宣言に加えて、進出いただいた企業、大学を含めた多くの関係機関への御礼を申し上げました。
また、大和ハウス工業は、昨今住宅以外の施設建設を数多く手がけていますが、人が集うところ、人が生活するところをつくるにあたって、住宅をつくる心を忘れずに、皆様の命を預かり、財産を預かることを考え、あらゆるものの建物に対し、そういう気持ちを込めてつくらせていただいているということをお伝えしました。

次に、川崎キングスカイフロント東急REIホテルを運営する、株式会社東急ホテルズ 代表取締役社長小林昭人様が登壇し、東急REIホテルという、これまでの日本にない、新しいスタイルのホテルに挑戦したことを紹介しました。
一つ目は、羽田空港が目の前という高アクセスにありながら、多摩川の豊かな自然環境が残り、それをすぐそばに感じて滞在を楽しめるエアポートホテルであること。
二つ目は、シンプルで機能的なつくりと多摩川の河川敷のライフスタイルをかけ合わせた「ウェアハウス」、倉庫というコンセプトであること。
三つ目が、使用済みプラスチックを原料に、臨海部でつくられた低炭素水素を熱や電気に変える世界初のホテルとして、環境保全に貢献できること。
この三つの特徴により、ブランド名REIに込められた、Relax、Enjoy、Impressiveを最大限に表現するライフスタイルホテルになることを確信していると紹介しました。

そして、川崎市 福田紀彦市長が挨拶されました。
このRGBⅠ・RGBⅡに入る企業、研究者の皆さんは、世界最先端の頭脳を持っている、素晴らしい人たちの集まりであり、こういった人たちが、この東急REIホテルをはじめとして、集うことによって、いろんなものが融合していくことが、今、強くイメージすることができる。そして、このキングスカイフロントが、次々と新しい産業、イノベーションを生み出す土地であり続けたい。そのために、これからも今日ご来館いただいているすべての皆様のご協力が欠かせない。キングスカイフロントを世界最先端のエリアにしていくため、ご協力をよろしくお願いしたいと、共催者としてのお礼を述べました。

来賓挨拶

次に、神奈川県知事 黒岩祐治様、環境省 地球環境審議官 高橋康夫様、お二人より祝辞をいただきました。
黒岩知事からは、今、圧倒的な勢いで進む超高齢化社会、それを乗り越えるモデルをつくるために、医療を改変するアプローチ、最先端の医療技術を追求するアプローチ、これを融合させていく拠点づくりを進めている。すでに、すぐそばにある県のライフイノベーションセンターには、世界中から、再生・細胞医療の最先端の企業、研究所が集積しており、このA地区においても、ヘルスイノベーションスクールを、来年の春に向けて、今準備をしているところであるとお話いただきました。

高橋様からは、環境省では、水素製造・貯蔵・輸送・利用までを一貫して実証する「低炭素な水素サプライチェーン実証事業」を平成27年度から行っており、その一環として、この川崎市での事業を支援させていただいている。一つは、地域資源を活用した低炭素な水素サプライチェーンモデルの確立をし、それを全国に波及、展開をしていくということ。二つ目として、使用済みのプラスチックをリサイクルする過程で出てくる水素をパイプラインで輸送し、このホテルの定置用燃料電池で利用する、水素の地産地消を実現する新しいモデルであることをお話いただきました。

大和ハウス工業からの事業紹介

最後に、大和ハウス工業 東京本店 建築事業部長 竹林桂太朗より、キングスカイフロントA地区の事業開発の説明を行いました。

A地区は、L字型を逆にしたようなかたちの4.6ヘクタールの開発になります。L字型の懐には、殿町第二公園という公共の公園があり、ホテルを1棟、そして複合レンタルラボ、こちらの建物を5棟建てる、計6棟の計画であり、今回は一次開発ということで、3棟になっていること。そして、プロフェッショナルの皆様が自由に活動し、交流できるように体現するために、フェンスは一切なくしており、地域に開かれた場でありたいと考えて、つくらせていただいたことを紹介しました。
また、「A地区(二次開発)」において、アクセラレーターなど、イノベーション事業を成長させる企業様も含めて、3棟の研究棟を建設し、国内外の医療・化学分野関連企業を誘致し、この東急ホテルのオープンスペースで自由に交流をしていただく。そういった場づくりにも取り組んでいきたいと思っていると紹介しました。
さらに、2020年には羽田空港と結ぶ橋が架かることで、羽田側まで歩いて10分という場所になり、非常に利便性が高まる。羽田側でも、国土交通省が主導している羽田第2ゾーンの開発、そして、大和ハウス工業も参画している天空橋駅の周辺の羽田第1ゾーン。これらとの間で相乗効果を生みだすような、また殿町での研究の成果が産業化に結びついていくような開発を、両岸で開発をしていきたいと話を結びました。

そして最後にテープカットが行われ、セレモニーが閉会しました。

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