小さなお子さんがいるご家庭ではどうしてもおもちゃや服など、モノがどんどん増えますよね。
園や学校から思いがけず大きな工作を持ち帰ってくることもあります。
工作や絵は子ども自身がつくったモノなので、成長が感じられるもの。
とはいえ全てを大事に保管しておくわけにもいかず、扱いに困っている人も多いのではないでしょうか?
そこで子どもがつくったモノや持ち帰ったモノに関するアンケートを実施し、
保管・処分する基準などを調査してみました。
調査時期:2020年1月22日~2月4日
調査対象:TRY家guide(現My House Palette) メールマガジン会員
調査数:1165人
調査方法:TRY家guide(現My House Palette) メールマガジンでのアンケート
子どもがつくったモノを保管している人はどのくらい?
Q.子どもの絵・工作などの思い出の品はどうしていますか?
「全て処分」という方は少数の10%。「選別して保管」76%と「全て保管」14%を合わせると「90%の方が思い出の品を何らかの形で保管」していますね。「自分でつくったモノだからずっと置いておきたい!」というお子さんと、そんなお子さんの気持ちをできるだけ大事にしたいと考えている親御さま。家族それぞれの思いが見えてくるようです。
Q.保管してある子どもの絵・工作などの思い出の品の量はどのくらい?
ちなみに保管してある量としては段ボール1つ分」が33%、「段ボール2つ分」が22%、「段ボール3つ分」が16%、「それ以上」と回答されたのは21%という結果。お子さんの人数はわからないものの、「決して少なくはない量のモノをおうちに保管しているのがわかります。
Q.収納場所は主にどこですか?
※複数選択可
収納する場所は納戸や押入れが主流のよう。子ども部屋のクローゼットや物入れに入れている方も多くいらっしゃいました。
子どものモノを整理する頻度や、処分するきっかけは?
Q.整理する頻度はどのくらいですか?
半数近くの45%の方が「年に一回程度の頻度で整理する」と回答。見直すとしたら、年末の大掃除?あるいは春休みや夏休みが始まる前、つくった作品をどっさり持ち帰ってくるときに整理するというご家庭もあるかもしれません。
次に多かった回答は「子どもが持ち帰る度にこまめに」という方で23%でした。子どもが工作の時間の度に増えていくとすると、溜めたままだとキリがないのかもしれませんね……。
Q.処分する基準は?
※複数選択可
処分の基準は「一定期間過ぎたら」という回答が最多でした。子どもは持ち帰ってきたときは大事にしますが、飽きたら執着がなくなって、意外とあっさり手放したりもするもの。散らかして放置されている作品を、「もう飽きたのかな……」と頃合いを見てこっそり処分している親御さまも多いかも?
やはり「年末の大掃除のとき」に処分すると回答された方も多く、七夕やクリスマスの飾りなど季節のイベントに関する子どもの工作は、シーズンを過ぎたら処分のタイミングになりそうですね。
次いで多かった回答は「破損したとき」。持ち帰ってきた工作で子どもが遊んだりすると破れたり壊れたりすることも。でもそれなら、子どもも納得して処分しやすいタイミングともいえそうです。
子どもの作品をどうやって飾っている?
Q.思い出の品を飾ったりしますか?飾る場所はどこですか?
※複数選択可
飾る場所については、LDKや子ども部屋、玄関、廊下などいろんなスペースが挙がりました。「子ども部屋はお子さん自身が見返したり遊んだりするため」と考えられますが、家族みんなが過ごすLDKや玄関・廊下などのパブリックスペースに展示しているご家庭も多くあることから、「みんなの目に触れる場所に飾って作品を共有しようとする傾向も見てとれます。思い出あふれる家にしたいなら、家の中に家族の思い出を飾るギャラリーをつくるのもいいかもしれませんね。
一方で「飾らない」と答えた方も。いったんクローゼットや押し入れなどに収納してしまうと、その後引っ張り出す気力もないままに、捨てる決心もつかない……という状況なのかもしれません。
珍回答含む!子どもが持ち帰ってきて驚いたモノは?
「持ち帰ってきて驚いたモノは?」とお聞きしたところ、「子どもがつくったモノ」の他に「拾ってきたモノ」の回答も多く、中には「こんなモノまで?」という珍回答も寄せられましたので、一例をご紹介します。
Q.今まで子どもが持って帰ってきたモノの中でびっくりしたモノは何ですか?
- 大量のどんぐり
- セミの抜け殻
- 泥水
- ダンゴムシ
- 子犬
- 不発弾
- アイドルの等身大看板
- しめ縄
- 家紋の彫刻
- 屏風
- 朝顔の鉢(夏休み期間中に3m程度まで成長した)
- 畳2畳ぐらいの日本地図
- 等身大の自分の人形
- 全国大会準優勝のトロフィーや写真パネル
- 一年間のいろいろな作品をまとめたアルバム集
どんぐりやセミの抜け殻、ダンゴムシは、幼児が一度は持ち帰ってくるシリーズ。大人にはありふれたモノ・汚く感じられるモノでも、小さなお子さんにとっては宝物に見えるのでしょうね。
動物好きなお子さんなら、かわいい子犬を連れ帰ってしまうこともあるだろうなあ……とほほえましい気持ちになる一方で、不発弾やアイドルの等身大看板は、「一体何があったの!?」と顔面蒼白になるレベル……。
畳2畳ぐらいの日本地図や等身大の人形は結構な大きさですね。置き場所や処分方法に困られたとは思いますが、子どもがつくったモノなら保管しておきたい気持ちもありますね。
まとめ
フリーアンサーの中には、「毎回が驚き。作品にしても作文にしても、その時の成長がうかがえて嬉しくなります」「子どもが作った作品は、一つしかない貴重品に思える」という素敵なコメントも寄せられました。本当はどれも捨てずに置いておきたいというのが、多くの親御さまの本音なのかもしれません。
こちらの関連記事では、整理収納アドバイザーの@shiroiro.homeさんに、「子どものモノをうまく収納するコツ」を伺いました。今回調査した思い出の品々をどう収納していくべきか?というヒントの他に、子どもが自分で片付けられるおもちゃ収納や、家事・育児をスムーズに行う家づくりについてもご紹介しています。子育て中の整理収納にお悩みをお持ちの方はぜひご覧ください。