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家事シェアハウス
体験イベントレポート 特別編

6月29日に開催された「家事シェアハウス」体験イベントのトークセッションで
ゲスト登壇したコラムニストの河崎環さん。
「家事シェアハウス」を見学した時感じられた思いを寄稿いただきました。

『家事シェアハウス』が描いてくれた、わたしたち現代家族の“成長の向こう側”

6月29日に開催された「家事シェアハウス」体験イベントに参加して気がついたこと。それは実際の家事シェアハウス見学会や、私自身も登壇したトークショーに集まってくださったワーママのみなさん(小さいお子さん連れの方も!)から上がった声の中にこそ、ありました。

「ダイワハウスさんが大きな家事周辺の小さな作業や負担を“名もなき家事”と言葉にしてくれたことで、自分の夫へのモヤモヤの中身が初めてわかった」

世の女性がみんな抱えている感情に、名前がついた瞬間。それは、わたしたちが一斉に解決への一歩を踏み出せた瞬間でもありました。

コラムニスト 河崎 環さん(かわさきたまき)

2010年代、世間は「家事分担問題」で大議論

大和ハウス工業社員として、実際に子育てをしながら働く母たちの間から生まれたプロジェクト「家事シェアハウス」。その背景には、2005年の育児・介護休業法施行や2014年の女性活躍推進法施行など、社会的な潮流があります。

女性活躍という言葉が広く使われるようになったいまでも、家庭内の家事労働の負担率は決して平等とはいえず、特に2010年代の日本では、夫婦間の家事分担問題があれこれと取りざたされてはSNSで大議論が起こる・・・・なんてことを繰り返してきました。賛否はありますがイクメンという言葉も普及し、家庭における男性の役割にも大きな変化が生まれた時代でした。

私自身は、1996年に娘、2005年に息子が生まれ、自分も子育てと仕事をしながら家事をこなし、言葉はよくありませんが自他共に認める“社畜”の夫の海外赴任について欧州2カ国を家族ごと移動し、4年前に帰国しました。でも国内国外問わず、色々な家、文化の中に住みながら家庭を運営するという結婚20年の経験を通して、実はずっと何かに対して怒っていたような気がします。それは、「とにかく疲れた。どうして私だけが」それに尽きました。

家族が「手伝って」くれた後始末も結局、お母さん

「どうして私だけが」。世の多くのお母さんたちが、家事労働に対して感じていることではないでしょうか。もちろん、夫も子どもたちも、言えばやってくれる。「手伝って」くれる。でも、家事の主導権(?)を握るのは(握らざるを得ないのは)いつもお母さんで、指示を出すのも、不足をカバーしたり後始末したりするのも、家族に手伝ってと言った時の「えー? なんで今?」と不満そうな反応に傷つくのも、結局お母さん。他のお宅では旦那さんやお子さんが率先して家事をしてくれるなんて恵まれた話を聞いて、「私の“夫育て”や“子育て”が下手なのかな・・・・」と悩むのも、お母さんです。

例えば「自称“料理男子”夫を持つ妻の本音」としてよく聞く件ですが、週末に限って突然「今日は俺が料理するよ!」と得意げに沸き立った夫が高級食材に散財し、キッチン中をしっちゃかめっちゃかにして、いかにも子どもが食べられなさそうなブフ・ブルギニオンだとかナントカのプロヴァンス風とかの呪文料理を作り上げ、その後始末と掃除は「俺は料理したから、あとはキミお願いね」と妻に投げてくる。そして妻は心の中でふつふつと怒りの念をたぎらせる、という話。
それは「家事分担」なんだろうか。ううん、きっと違う。でも、どう違うのか、自分が本当は夫に何をしてほしくて、自分はどうありたいのか、それがわからない。だから相手に伝えられず、ただひとりでムッとして手を動かし続ける。「感情に名前がついていない」んです。

人間の問題は、デザインで解決できる

家事シェアハウスにお母さんたちが足を踏み入れた時、玄関で「わぁ、これウチにも欲しい!」と自然発生的に口々に歓声が上がったのは、家族メンバー別に名前が書かれた「自分専用カタヅケロッカー」でした。コート、バッグ、靴、小物、スリッパ、手紙入れなどが家族一人分ずつ並び、そっとDMを捨てるためのゴミ箱も置いてある。本当にただそれだけのことなのに、もしそれを家族一人一人が自分で済ませてくれたなら、リビングに物が散らかることも、物がなくなることも、散らかっていることに「気づいてしまった」お母さんが必死に拾って片付けて回ることもないのです。

自分専用カタヅケロッカー

次に通されたのは、リビングではなく洗濯機置き場と洗面所、お風呂場などの水回りを統合した少し広めの「ファミリーユーティリティ」。そこには家族別に着替えの下着やタオルを分別整理しておく棚があり、脱いだものを色物と白物で分別するカゴがあり、洗剤棚と、アイロンかけなどもできるデスクスペースがありました。「部活帰りの子どもや、夏のお父さんが、ここでさっと汚れものを脱いでそのままシャワーに行ってくれたら、それだけでリビングの床もソファも汚れなくて済む!」と、お母さんたちは感動を口にして笑い合いました。その瞬間、なんともいえぬ解放的な連帯感がお母さんたちの間に生まれたのを、その場にいた全員が感じたはずです。

ファミリーユーティリティ

その瞬間に私が感じたのは、以前からの持論でもある「デザインは人間の問題を解決する」。「家事シェア動線」をきちんと計算した空間と細部のデザインが、無理なく自然に、家族全員に「自分のことは自分でする」よう仕向けているのです(この、行動を仕向けるデザインのことをアフォーダンスとかシグニファイアと言います)。最も散らかりやすい可能性を秘めている、日常の行動の場面で使う空間(今の例で言えば、帰宅直後の物の置き場や、着替えの場)のデザインだけを押さえておけば、散らかる可能性や家事労働の負担をとても小さくできるということです。

実は私も、帰国して自宅をリフォームするとき、家事動線と収納にこだわった「セルフ家事シェアハウス」とでも言うべき家づくりをしました。それは、ロンドン時代に住んでいた家の大家さんが夫婦で建築デザイナーをしていて、とても合理的な収納や水回りデザインを施した家を貸してもらっていたからなんです。彼らにも子どもが2人いましたが、夫婦は幼い頃の子ども達をその家で育てながら、建築デザイナーとしてのキャリアも継続していました。まさに、家事も子育ても仕事もシェアしていた、そんな家だったんですね。家事とは「自分ごと」であり「家族ごと」であると、英国人の彼らはよく知っていたのです。

家事シェアが当たり前になる「ネオ日本男児&女子」がいる未来

自然と楽しく家事シェアができる家では、口論や喧嘩や「口に出せないイライラ」なんかをひょいと軽やかに飛び越えて、男だとか女だとか、大人とか子どもとか、そんなことを意識せずに「自分のことは自分でできる人間」が育ちます。それは、今後家事シェアが当たり前になる「ネオ日本男児&女子」の育成につながっていくのでしょうね。

でもそれって、男子女子関係なく、要は「自立した人間」ってこと。残念ながらそうではない大人になってしまった人も、人間は成長しますから、もちろんまだ伸びしろはあります。ひょっとして、高齢化社会に向けて家族用だけでなく「老夫婦お二人様用」なんてバージョンもあったらいいかもしれませんね。

冒頭の話に戻りましょう。「“名もなき家事”と言葉にしてくれたことで、モヤモヤの中身がわかった」。どの家族の間にもある「伝えきれない、言葉にならない思い」こそ、私たちが向き合うべき、家族であることの課題であり、価値なのかも。そして私たちはみな、家族でお互いに「成長させてもらう」のです。

プロフィール紹介

河崎 環(かわさきたまき)

スイス、英国での暮らしを経て帰国後、Webメディア、新聞、雑誌への寄稿、テレビ・ラジオ出演も多数。政治経済から少女漫画、デザインまで、多岐にわたる分野での記事・コラム執筆を手がける。二児の母。

著書:「女子の生き様は顔に出る」(プレジデント社)

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