自分好みのインテリアを。
DIYの楽しみ
自分らしい、こだわりのあるインテリアを実現できるDIY。棚や収納家具など、形やサイズ、色など、自分の好みに応じて作れるのが魅力です。最近では、手軽に使える電動工具や材料がホームセンターなどで手に入りやすくなり、女性や年配の方にも人気を呼んでいます。
初心者も安心。
ホームセンターを活用しよう
最初から木材の採寸やカットをしたり、多くの道具をそろえるのは大変です。作りたい物が決まったら、ホームセンターなどで、道具や材料の選び方を相談してみましょう。木材を購入するとカットや加工を頼めたり、道具を借りて工作室で加工できる場合もあります。また、簡単に作れるキットを利用したり、講座に参加するのも一案。作りながら道具の使い方を覚え、物作りの楽しさを体感してみましょう。
そろえたい基本の道具
![測る](images/comfortableLife/txt_tools01.png)
![さしがね](images/comfortableLife/img_tools01.png)
さしがね
L字型のものさし。木材の長さを測ったり、印を付けたり、90度や45度の線を引くときなどに使用。
![コンベックスメジャー](images/comfortableLife/img_tools02.png)
コンベックスメジャー
金属製の巻き尺。
長い木材の計測に。
![組み立てる](images/comfortableLife/txt_tools02.png)
![電動ドリルドライバー](images/comfortableLife/img_tools03.png)
電動ドリルドライバー
ネジ締め、穴開けを電動で行える工具。ネジの締め付けの強弱が調整可能で初心者にも使いやすい。用途に応じてビット(ドライバー、ドリル刃)を用意。
※インパクトドライバー… 電動ドリルドライバーと仕様や使い方はほぼ同じだが、締め付けが強く作業がスピーディーに行える。衝撃が強いので操作に慣れが必要。中級〜上級者向け。
![切る](images/comfortableLife/txt_tools03.png)
![のこぎり](images/comfortableLife/img_tools04.png)
![のこぎりは引くときに切れるので、柄は長めに持ち、力を入れずに、真っすぐ引く。](images/comfortableLife/img_tools04_2.png)
のこぎり
一般的な片刃のこぎりには、木目と平行に切る縦びき用、直角に切る横びき用がある。最近は方向問わずに切れるものも。切れ味が悪くなったら刃を交換できるタイプが便利。
![[あれば便利]マイターボックス](images/comfortableLife/img_tools05.png)
マイターボックス
ガイドとなる溝部分にのこぎりの刃を合わせれば、90度、45度、22.5度などの角度で簡単に木材を切断できる。ツーバイフォーの木材用(厚さ38×幅89mmまで)。
![固定する](images/comfortableLife/txt_tools04.png)
![[あれば便利]クランプ](images/comfortableLife/img_tools06.png)
クランプ
接着や切断などの作業の際、材料を挟んで動かないよう固定する道具。形やサイズなど、いろいろな種類がある。
![](images/comfortableLife/img_tools07.jpg)
![仕上げ](images/comfortableLife/txt_tools05.png)
![[あれば便利]ハンドサンダー](images/comfortableLife/img_tools08.png)
ハンドサンダー
木材の切断面を削ってなめらかにするヤスリ。広い面積をスピーディーに削れて便利。
![](images/comfortableLife/img_tools09.png)
![完成イメージ](images/comfortableLife/img_ladderrack01.jpg)
ラダーラックを作ってみよう!
はしごのように壁に立てかけ、インテリアのアクセントになるラダーラック。手軽にディスプレイが楽しめるので人気です。今回は1枚の板で作る、コンパクトサイズのラダーラックをご紹介します。初心者の方もチャレンジしてみましょう。
用意するもの
※完成サイズ/(約)W290×D280×H510mm
- 材料
- 杉板(19×89×2000mm)…1枚、木ネジ(ネジ径約3.5×長さ45〜60mm)… 12本、紙ヤスリ(120番)、木工用ボンド
- 道具
- さしがね、のこぎり、えんぴつ、電動ドリルドライバー(下穴開けドリルビット2.5mm、プラス(+)ドライバービットNo.2)
〈あれば〉マイターボックス、クランプ
作り方
![棚板(3枚)側板(2枚)](images/comfortableLife/img_ladderrack02.jpg)
[板をカットする]
杉板を棚板用250mm×3枚、側板用600mm×2枚にカットし、ヤスリをかける。
側板の上下の角を22.5度で落とす。マイターボックスがないときは角から40mmの位置で落とすA、B。
Aの線上、60mmのところで90度にカットするC。
側板の棚板を取り付ける位置にえんぴつでラインを引くD。木ネジを打ち込む位置が分かりやすいよう裏側にもラインを引く(各板両面3カ所ずつ)。
![](images/comfortableLife/img_ladderrack03.jpg)
マイターボックスのガイドに刃を合わせれば、簡単に22.5度にカットできる。
![](images/comfortableLife/img_ladderrack04.jpg)
さしがねで端から60mmのところから90度にラインを引く。
![](images/comfortableLife/img_ladderrack05.jpg)
片方の側板を使って、平行にラインを引く。
[組み立てる]
![組み立て図](images/comfortableLife/img_ladderrack06.jpg)
※使用の際は、側板の床との接地面Bにすべり止めを貼っておくと安定する。
棚板の木口面Eにたっぷりと木工用ボンドを塗り、側板のラインの上にのせ、仮止めする。ずれないようしっかり圧着し、3〜5分おく。
側板を上にし、ライン上の端から10mmのところに電動ドリルドライバーで下穴(ネジの長さの7割ぐらいの深さ)を開けるF。
木ネジを電動ドリルドライバーで打ち込む。
反対側も同様に木工用ボンドで仮止めしてから、下穴を開けネジを打ち込む。
![](images/comfortableLife/img_ladderrack07.jpg)
![](images/comfortableLife/img_ladderrack08.jpg)
棚板の厚みの中央にラインがくるように接着。乾く前に、棚板の位置を調節し、しっかり圧着させる。
![](images/comfortableLife/img_ladderrack09.jpg)
端から10mmのところに下穴を開けるF。クランプで作業台に固定すると作業しやすい。
![](images/comfortableLife/img_ladderrack10.jpg)
電動ドリルドライバーは垂直に立てて打ち込む。斜めになるとネジの頭がつぶれるので注意。
ロイヤルホームセンター
全国に58店舗を持つ、大和ハウスグループの「ロイヤルホームセンター」。DIY用品も豊富にそろえ、初心者でも参加しやすい内容や電動工具を使ったもの作りなどのワークショップを開催している店舗も。また店内の工房スペース(有料・会員専用)では、備え付けの工具を自由に使って作業ができます。
※店舗によって対応していないサービスもございます。詳細はお近くの店舗へお問い合わせください。
協力/ロイヤルホームセンター 西宮中央
2019年4月現在の情報となります。