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CASE6 かみす中央メディカルクリニック(茨城県神栖市)

循環器内科の専門医が循環器・一般内科と人工透析内科の診療所を開設して、地域の医療サービス向上を目指す。

早期の施術が重要なカテーテル治療と血液透析療法を行うクリニック。

事業展開

茨城県の南東部、鹿行地域(潮来市、行方市、鹿嶋市、神栖市、鉾田市)で、循環器疾患の診療にあたってきた医師・長島英一さま。同地域の方々に、心筋梗塞など早期の治療が重要な循環器疾患と、週3回・1回4時間必要な血液透析療法などの医療サービスを提供するために、「かみす中央メディカルクリニック」を開設しました。

長島さまは、日本循環器病学会専門医で、菫仙会恵寿総合病院循環器科 科長、ドイツNRW州心臓病・糖尿病センター留学、恵仁会府中恵仁会病院心臓血管病センター副センター長などを歴任してきました。2014年の王心会鹿島ハートクリニック循環器センター開設に伴い同センター長に就任して以来、鹿行地域の医療に携わり、同地域の医療面での問題として医療機関や医師の不足を肌で感じ、地域医療に貢献したいという思いを募らせていました。


腎臓の機能が低下し、血液中の老廃物を濾過できない患者さまに対して、人工的に血液を濾過する透析療法は、必要な医療機器を備えた専門の医療機関で受けることになります。人工血液透析療法を受ける患者さまは血管に異常を生じるリスクが高いため、心臓・血管を専門にする循環器の専門医による診療を受けることで大きな安心につながります。

急性期の循環器疾患診療で培ったカテーテル治療の技術を、血液透析に使用する血液流路が詰まったときにも活かせるため、長島さまは循環器・一般内科に加えて人工透析内科を併設して血液透析療法に必要な設備を設置したクリニックの開設を計画しました。

素早く医療機関に搬送してすぐに施術しなければならない心筋梗塞など、急性期の循環器疾患に対応するための検査・施術設備と最大19床の透析ベッド設置するために、需要調査の結果、開業を希望する鹿行地域に約3,000m²の敷地を確保する必要がありました。

同時に、血液透析療法は大量の水を使用するため、建築地には給排水などのインフラが整備されていることが必須でした。

施設設計では、循環器・一般内科では、風邪から心筋梗塞まで急性期の患者さまの診療に対応するため、X線室、Cアーム室、エコー室、心電図室、処置室を設け、診療の手順からその配置を工夫しました。

また、抵抗力が弱い血液透析療法の患者さまの感染防止のために、風邪やインフルエンザなどで内科を受診する患者さまと接触しないように動線を完全に分離しました。

医療面で機能性を高めていくと同時に患者さまの利便性を高めることも検討されました。多くの患者さまが医療機関に求めている「短い待ち時間」を実現するため、循環器・一般内科の診療エリアでは診察室を2つ設置し、医師が両診察室を移動することで、診療後の患者さまの身繕いを待たずに次の患者さまを診察できるように工夫しました。血液透析を受ける患者さまは、来院後スムーズに透析ベッドに移動できるように動線を最短化しています。

また、それぞれの患者さまが院内で快適に過ごせるよう、循環器・一般内科は待合室の開口部を大きく取って明るい空間に仕上げ、患者さまがベッド上に横たわる透析室はまぶしさを感じさせない間接照明を採用しました。

2017年10月に、「患者さまに寄り添い、信頼される、快適で明るいクリニックを目指します」という理念を掲げて、「かみす中央メディカルクリニック」をオープンしました。近くに医療機関がなかったため神栖市外や千葉県の病院・診療所で診察を受けていた地域の方々から歓迎されています。無料送迎サービスも好評で、内科を受診する患者さま、血液透析療法を受ける患者さまとも、日に日に増加しています。

時間との勝負といわれる血管の詰まりを解消するカテーテル治療と、週に何度も通わなくてはならない血液透析療法を受けられるクリニックのオープンは鹿行地区の医療面での安心と利便性を高めています。

課題

THEME-1
医療機関や医師の数が少ない鹿行地域の方々へ不足している医療を提供したい。
THEME-2
専門である循環器内科と、血管に異常を生じるリスクが高い人口血液透析療法を受ける患者さまの双方に対応したい。

計画のポイント

POINT-1
循環器・一般内科と人工血液透析内科の患者さま双方に対応できる建築計画
循環器・一般内科と人工血液透析内科の患者さまの動線を完全に分離して、院内感染を抑制しました。
POINT-2
患者さまの待ち時間を短縮するための効率的に移動できる施設計画
各種検査室、処置室、診療室などを診療の流れに沿って配置するほか、患者さまの動線を短縮することで、患者さまが望む「短い待ち時間」を実現しました。
POINT-3
「光」の演出で実現した患者さまが快適にすごせる院内環境
循環器・一般内科のエリアでは大きな開口部から自然光を大量に取り込み、長時間横臥して待つ透析室は間接照明を導入してまぶしさを感じさせないように配慮しています。

CASE6

かみす中央メディカルクリニック

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