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ケーススタディ、カメヤマ株式会社様のご紹介。

ケーススタディ

CASE7

カメヤマ株式会社様(大阪府大阪市)

 

経営の効率化と課題解決、企業イメージ向上に貢献する新拠点が完成

外観写真

建設地三重県亀山市
建物用途工場・事務所・店舗
敷地面積26,616m2(8,051.34坪)
延床面積7,662m2(2,317.75坪)
竣工2023年11月
建物概要2階建て

施設刷新にエンターテインメントの付加価値をプラス。

誰もが親しむローソクやお線香を製造され、その品質の高さと多種多様な製品ラインアップから、多くの支持を得られているのがカメヤマ株式会社様です。創業は1927年(昭和2年)。100年近い歴史を重ね、いまや国内トップブランドとして、揺るぎない地位を築いておられます。

現在、大きく2つの事業で構成されているカメヤマ様。それは、儀式や神仏用に使われるローソクとお線香を扱う神仏事業部と、お祝いごとに使われるキャンドル製品を扱うキャンドルハウス事業部です。いくつもの同業他社が存在する中、同社の大きな特徴に挙げられるのが、“独自のアイデア性”。毎年多くの新商品を開発されていて、そのユニークさから話題となったのが『好物キャンドル(故人の好物シリーズ)』。ローソクでお酒やお寿司、スイーツなど、生前の好物をリアルに模った製品で、毎年のように新作が発売されるほどのヒット商品となっています。さらに数年前からは、大手菓子メーカーとのコラボ商品として開発した、あの有名なお菓子の香りが楽しめるお線香も人気を集めています。

カメヤマ様では、これまで三重県亀山市にある亀山工場と物流センターで神仏事業部の製品を取り扱われてきました。しかし、新しい建物でも築50年以上と老朽化が進んでいたことから、施設の全体的なリニューアルをご計画。大幅な職場環境の改善を実現する新工場・事務所棟に加え、「ローソクとお線香をもっと日常に溶け込ませたい」との思いを表現する総合エンターテインメント施設 「カメヤマローソクタウン」を新たに建設されることとなりました。日本最大級の品揃えを誇る直営のキャンドルストア、ローソクの製造工場見学、手作りキャンドルのワークショップなどが楽しめます。ローソクをイメージさせる柔らかな曲線を活かしたデザインに仕上がった建物は、同社の創業の地において、地域のランドマーク的な役割も期待されています。

 
  • カメヤマ株式会社様 写真1
  • カメヤマ株式会社様 写真2
  • カメヤマ株式会社様 写真3
  • カメヤマ株式会社様 写真4

創業の地である亀山に理想的な新拠点が完成しました。

カメヤマ株式会社 取締役 経営戦略本部 本部長 管理本部 本部長 野田 明 様

創業の10年後に取り組んだ海外への販路拡大、1990年代からはアロマキャンドルを中心とした雑貨の展開など、幾つかの転機を経験してきた弊社には、絶えず抱いてきた『品質へのこだわり』が事業の根幹にあります。それは、高品質なローソクの証となる“三ず”の実現。
三ずとは『流れず、曲がらず、くすぶらず』のことで、“流れず”は点灯中の蝋の垂れを抑える、“曲がらず”は熱が加わったことによる曲がりを無くす、“くすぶらず”は燃焼を安定させて煙やススを出さないことを意味します。原材料の配合を突き詰め、芯糸や製品自体のフォルム設計にも工夫を凝らし、すべての製品において、いまも理想とする三ずを追求しています。

亀山工場の建物は、いずれも昭和の時代に建てられたものばかりで、中には床が土間のものもありました。職場環境の改善は大きな課題となっていましたし、耐震面の不安もあったので、当初は補強・改装を検討していたのですが、調べてみると改修工事では基準対応は難しいことが分かりました。そこで、新工場への建て替えへと計画をシフトし、私たちが思い描いたのが、「創業100周年に向けて、何か地域にとってのモニュメントやランドマークになるものが創造できないか」ということ。弊社の創業の地として、いままで支えてくださった地域への貢献といった意味も込め、工場と事務所棟だけではなくエンターテインメント要素を加えた「カメヤマローソクタウン」という構想が生まれたのです。

建築にあたっては、数社によるコンペから大和ハウス工業さんを選定させていただきました。決め手となったのは、やはり信頼性によるところが大きかったですね。製造拠点が多い三重県内で、さまざまな企業の拠点展開を数多くサポートされていることは知っていましたし、何より足繁く訪問いただく中で、私たちの気持ちに寄り添い、描くイメージを受け取って、具体的なカタチで提案していただけたことには感動しました。計画中はコロナ禍ということもあり、資材確保などにもご苦労をおかけしたと思いますが、建物の仕上がりにはとても満足しています。

また、今回のリニューアルですが、老朽化の解消だけでなく、経営効率を高める拠点整理の機会としても捉えていました。従来、神仏事業部の製品を三重県亀山市の亀山工場および物流センターで、キャンドルハウス事業部の製品を津市の大洋工場と物流センターで取り扱ってきましたが、今後は製造拠点を亀山工場に集約し、大洋工場は次期工事で物流センターに特化することになります。また、亀山工場の旧施設は解体し、社員用駐車場にすることを計画しています。
これからも、ローソクを灯して社会がもっと豊かになるような事業活動に前向きに取り組み、弊社の商品で “人の心を穏やかにさせる”といった理想を実現できれば良いなと思っています。

カメヤマ株式会社 取締役 経営戦略本部 本部長 管理本部 本部長 野田 明 様

 
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