コラム vol.020
賃貸住宅における経営計画の立て方 その3
~長期視点での経営計画~
公開日:2015/02/10
30年の間に想定される費用
賃貸住宅の経営は、おおむね30年以上行われる。経営を始める際の収支シミュレーションを行う際には、30年~35年を見ておくのが一般的だ。
一般の住宅と同じように賃貸住宅においても、30年の間にはメンテナンスの必要もあるし、古くなった設備品を替える必要もあるし、時には大がかりなリフォームの必要もある。また、予期せぬ費用を見ておくのも大切なことだ。
30年の間に想定されるメンテナンス、維持管理に必要な項目をざっとあげると次のようになる。目安にすればいいだろう。
これらは、事前に見込んでおけば想定内の費用として対応できるし、こうした修理修繕にお金をかけないと、どんどん建物はいたんでしまう。また古めかしい建物ではご入居者が敬遠してしまう。こうしたことで収支計画が崩れないように準備しておくことが肝心だ。