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コラム vol.174
  • 不動産市況を読み解く

家賃があがっても、欲しい設備は何?

公開日:2016/10/31

家賃がたとえ高くなっても、賃貸住宅を選ぶ際にポイントとなる設備は何だろう?
1年くらい前にもこのテーマで述べたことがあるが、その最新資料が発表されたので、検証してみたい。

家賃が上がってもほしい設備

・必要な設備や条件における許容範囲(各設備を必要と回答した人/各単一回答)

株式会社リクルート住まいカンパニー
「2015年度 賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査」より作成

1位はエアコン。これは、今ではたいていの賃貸住宅でついていることだろう。引っ越す際に新たにエアコンを買ったとして、次に別のところに引っ越すときに、そこにエアコンがついていたら、買ってしまったエアコンはどうする?ということにもなりかねない。いまや、賃貸住宅を探すときにエアコンなし物件は、敬遠されやすい。
2位は、追い焚き機能付きのお風呂だが、これは単独世帯ではあまり必要のない機能であるが、親族世帯では必要と思えるのかもしれない。しかし、実際には「あまり使わない」という声も聞かれる。
3位、4位、6位はセキュリティ関連だ。ピッキング対策キー、TV付モニターホン、玄関オートロック。これらは比較的新しい賃貸住宅では、これらのうちのいくつかは装備されているものだろう。
セキュリティ関連の設備品のニーズは高い。中盤順位以降で見ても、スマートキーや防犯カメラ、など5つの項目がランクインしている。
前回は、ランクインしていたが、今回は上位にランクインしていないものとしては、24時間ゴミ出しができる、などがあるようだが、こうしたサービスは高級な賃貸物件に限ったものだろう。

その一方で調査によると、図にはないが、「家賃が上がっても欲しいサービスはない」という安さを求めるひとも20%程度いるそうだ。

セキュリティレベルの高いマンションというのは、いまや当然といった状況にある。また、エアコンや高機能なお風呂なども必須項目に加わっているのかもしれない。

また、いまでは若年層のほとんどが日常的に使うようになっているインターネット。若年層がターゲットのワンルーム賃貸住宅においては、無料(賃料に込み)か安価なWi-Fiも必須項目だろう。
賃貸住宅のレベルは、ますます向上している。空室の出にくい賃貸住宅、経年による家賃の下落が少ない賃貸住宅となるためにも、多少建築費用が高くなっても、「ご入居者のニーズを満たす」賃貸住宅を建てた方がいいだろう。

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