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コラム
<リノベーション>
ライフステージに合わせた
間取りを選ぶコツ

間取りはライフステージの変化に応じて見直すことが、心地よい住まいづくりには大切です。このコラムでは、ライフステージに合った間取りを選ぶコツやおすすめの間取りについて解説します。

POINT 01 ライフステージに合わせた間取り変更で暮らしやすくなる

「ライフステージ」とは、さまざまな形で考えることができますが、年代によって家族の形態や生活が変化していく様子を段階的に示すものです。

  • ・就学や就職による1人暮らし
  • ・カップルや夫婦の2人暮らし
  • ・子ども (幼少期)がいる暮らし
  • ・子ども (思春期)がいる暮らし
  • ・子どもが独立し夫婦の2人暮らし

間取りとライフステージには大きな関連性があります。というのも、家族構成や年齢、生活環境が変わることで、快適さを感じるポイントが異なってくるからです。その時々で最適な間取りを検討することが暮らしやすさにつながります。ライフステージに合った間取りを選ぶコツについて詳しく見ていきましょう。

POINT 02 ライフステージに合った間取りを選ぶコツ

ライフステージに合った間取りを選ぶコツは、次のようなものが挙げられます。

動線

実際に生活や家事をする中で、スムーズに一連の家事を完了できるような間取りにすることが重要です。間取りを決めるときは、どのような動線で生活するかをイメージするようにしましょう。ごみ箱や棚をどこに配置するかなどでも快適性が変わってきます。この動線の問題は「収納」で解決することも可能です。収納場所が決まっていなかったり、遠かったりすると部屋を行ったり来たりして、動線が複雑になります。収納スペースを見直し、「家事の流れに沿った動線+収納」になるよう工夫することで人の動きや片付けはスムーズになります。

部屋の数や広さ

部屋の数は家族構成だけではなく、夫婦の寝室が同室か、仕事部屋が必要か、子ども部屋を用意しておくのか、部屋の広さが用途と合っているかなども踏まえて検討しましょう。
リビング・ダイニングなど広めの部屋は間仕切りなどを使って、用途に合わせて使い方を変える方法もおすすめです。最初は広く使い、子どもが成長したら間仕切り壁などでリビングの一部を個室にできるような間取りにするのも一つの方法です。
また、シニア世代になると夫婦で別寝室になるケースも多くあります。しかし、相手の体調の変化に気づくために、2つのベッドの間に引き戸を入れて、寝る時だけ1つの寝室を別々の寝室として使うこともできます。子どもが独立して空いた部屋を活用するなどの方法もあります。

水回り

浴室、洗面台、トイレは1日のうち複数の人が何度も利用しますので、配置や広さを確認しましょう。キッチンはコンロ数やごみ箱の位置も大切です。
また、年齢とともにバリアフリーを考慮することも大事です。場合によっては、リノベーションやリフォームを検討することも必要でしょう。

収納

収納スペースの有無も間取りを選ぶ際のポイントです。しかし、収納スペースを増やすことは難しいと思われている方も多いでしょう。その場合、収納スペースを棚で区切ってさらに棚の数を増やしたり、サイズを測ってプラスチックのカゴなどを購入し、引き出しの中を細かく仕切るなど隙間なく利用することで、収納スペースの面積を増やすことができます。これらの工夫で収納スペースが少ないという問題を解決できます。

POINT 03 ライフステージ別おすすめの間取り

次にライフステージに合った間取りを取り入れることで、どのような暮らしやすさがあるのか、ご自身やご家族へどんな良い影響があるのか解説します。

間取りは個室や部屋を意味するルームを「R」、居間を指すリビングを「L」、食事をする部屋のダイニングを「D」、調理スペースのキッチンを「K」というように建物内の部屋の配置を表します。例えば、2LDKは2部屋とリビング・ダイニング・キッチンであることを意味します。

就学や就職による1人暮らし

1人暮らしは、最初は1Rや1Kを選ばれるケースが多いでしょう。また、1LDKや2DKは、寝室や趣味の部屋を別に作ることができるところが魅力です。自分一人で快適に過ごせる、目的に合った間取りを選択することが可能だといえます。

カップルや夫婦の2人暮らし

2人暮らしを始める場合、個室が必要か、2人の共有スペースをどうするか話し合うことがおすすめです。その際には、2人の生活時間帯や在宅で仕事をするかどうかといった点も考慮しましょう。一人になれるスペースがないと、在宅ワークなどをする上で困ることがあるかもしれません。2人暮らしには1DK、1LDK、2DK、2LDK、3DK以上の独立した部屋がある間取りがおすすめです。

子ども(幼少期)がいる暮らし

子どもが小さい時期は、子どもの様子を見ながら家事をするなど、間仕切りが少なく見渡しのいい、キッチンとリビングがつながっているような間取りが便利です。2DK、2LDK、3D、3LDKがおすすめです。
また子どもの洋服や学習道具が増えて、収納スペースが足りなくなってくるのがこの頃からです。収納スペースがたっぷりある間取りにすることで、家の中が散らかりにくく片付けのストレスを軽減できます。

子ども(思春期)がいる暮らし

子どもが成長して思春期に入ると、プライバシーに配慮して子ども部屋が必要になります。子どもの人数によっても必要な間取りは異なるので、3DK、3LDK、4DK、4LDKなど、家族が暮らしやすい間取りを検討することがおすすめです。子ども部屋に行くにはリビングを通るような間取りなら、コミュニケーションが取りやすいでしょう。

子どもが独立して夫婦の2人暮らし

シニアの夫婦2人暮らしの場合、広すぎる間取りは何をする場合でも移動が多くなり掃除も大変で、結果的に疲れてしまう可能性があります。そのため、「寝室とトイレが近い」など、生活のしやすさに重点を置いた間取りがおすすめです。
また、階段や段差など、バリアフリーについても意識しましょう。それぞれの寝室、リビング・ダイニング・キッチンを用意した2LDKの間取りであれば、快適に過ごすことができるでしょう。
家が人の健康に及ぼす影響や、どのような家が健康的で長生きできるのかについては、「長生きのカギは室温にあり!「断熱リフォーム」で健康&快適な住まいに」をご覧ください。

まとめ

住む人が主体となり間取りを最適化するという考えが、心地よいと感じる家づくりには必要です。ライフステージに合わせた間取りにふさわしいインテリアに関するご相談は、大和ハウスグループの「デザインアーク」が対応いたします。お気軽にお問い合せください。

Design Arc INTERIOR COORDINATION|インテリア・家具

私たちデザインアークが生み出すもの それは、空間・ヒト・素材が響き合い、無数の「いいな」が生まれる場所 そして、日常の何気ない瞬間に「私の好き」が見つかる暮らし そのためには、「好き」だけじゃない、「知恵」と「工夫」も必要 お客様と私たちデザインアークの出会いが、住まいを思い、育むきっかけとなりますように

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監修
水越美枝子さん
一級建築士。キッチンスペシャリスト。日本女子大学住居学科卒業後、 清水建設(株)に入社。 商業施設、マンション等の設計業務に携わる。現在は主に住宅設計の分野で、建築デザインから インテリアコーディネートまで、トータルで住まいづくりを提案。日本女子大学非常勤講師、NHK文化センター講師。 『人生が変わるリフォームの教科書』(講談社)、『いつまでも美しく暮らす住まいのルール』、『美しく暮らす住まいの条件~間取り・動線・サイズを考える~』(エクスナレッジ)、『40代からの住まいリセット術―人生が変わる家、3つの法則』(NHK出版)など著書多数。

※掲載の情報は2022年3月現在のものです。内容は変わる場合がございますので、ご了承ください。

写真:Getty Images

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