コラム
<売りたい> お住まいへの満足度にも影響が？
お気に入りの場所は「使いやすさ」がカギ？
～お住まいで気に入っているところに関するアンケート～

今のお住まいへの満足度についてのアンケートで、もっとも多かった回答は「やや満足している」が49％、その次が「非常に満足している」で39％でした。持ち家の方のお住まいへの満足度が高い傾向があり、中でも戸建住宅の方は「こだわって建てたから」など、ご自身の好みや使いやすさなどを反映したお住まいであることが多いため、満足度が高いようです。

また、「ご自宅でお気に入りの場所があれば教えてください。」という質問に対しては、ほとんどの方が回答されており、お住まいへの満足度にはお気に入りの場所の有無が影響していると言えるでしょう。具体的なお気に入りの場所としては次のような結果となりました。

「リビングルーム」がもっとも多く、次に「ダイニングルーム」、「キッチン」、「浴室」が回答数で続いています。「その他」の回答では「玄関」、「防音室」、「書棚のある階段」、「収納スペース」を挙げた方もいました。

これを男女別の比率で見てみると次のような結果です。

男女共に上位で同じ順位となったのは1位の「リビングルーム」と、3位の「ダイニングルーム」でした。その理由として、「居心地が良い」「使いやすいから」「家族団らんの場所だから」といった回答が多くありました。

お気に入りの場所の2位は男女で異なる結果となりました。男性は「浴室」、女性は「キッチン」でした。「浴室」を選んだ理由には、「落ち着ける」「使いやすいから」「リラックスできる」といった回答がありました。また、「キッチン」を気に入っている理由としては、「最新のキッチンで使いやすいから」「動線を考慮して設計しているから」といったものがありました。

この結果から、「リビングルーム」、「浴室」、「キッチン」、「ダイニングルーム」をお気に入りの場所として選んだ理由の共通点は「使いやすさ」であることがわかります。また、どの場所も家族全員が利用する所でもあります。使いやすさと家族と共有する場所であることは、お住まいへの満足度を高める要因となっているのかもしれません。

次に、今よりもお住まいの満足度を上げるため、今後より良くしたい場所についてもお聞きしました。結果を見ていきましょう。

「ご自宅で今後より良くしたい場所があれば教えてください。」という質問についての、上位は、「キッチン」、「庭」、「リビングルーム」という結果でした。

今後より良くしたい場所として選んだ理由には、全体的に「老朽化したため、修理や交換が必要」であり、かつ「もっと使いやすくしたい」「今より広くしたい」など、修理のついでに現状以上の機能を求めているという回答が多く見られました。

1位の「キッチン」では「ガスコンロをIHクッキングヒーターに変えたい」、2位の「庭」では「駐車場や駐輪場のスペースを確保したい」「ガーデニングをしたい」、3位の「リビングルーム」では、「モダンな空間にしたい」「もっと自分たちらしさのあるスペースにしたい」という回答がありました。

他にも「畳からフローリングにしたい」「床暖房を入れたい」「収納スペースを増やして、生活空間を広くしたい」など、さまざまな回答がありました。資料やカタログなどを参考にしつつも、ご自身の要望や家族の意見をしっかりまとめることが、理想的なお住まいにつながるのかもしれません。

今のお住まいに満足している方の中には、子どもの独立や住み替えなどで、売却を考える方もいるかもしれません。「将来的にお住まいの売却は考えていますか？」という質問については、14％の方が「売却予定あり」と回答し、86％の方が「売却予定なし」と答えました。

売却予定があっても、時期は未定という方もいます。時期がわからなくとも「子どもが独立してライフスタイルが変わったら」「高齢になったら移住を考えているため」など、将来的にお住まいの売却があり得るという回答がありました。10年後、20年後にご自身や家族はどうしているか、どうしていたいのかというライフスタイルの変化とともに考えると、売却の可能性についても変わってくるかもしれません。

また、「お住まいの売却に関して詳しく知りたいことを教えてください。」という質問については、「成約価格」がもっとも多く、次いで「税金」、「売却資金の流れ」といった結果になりました。

「将来、お住まいを売却する際、重視されることを教えてください。」という質問の回答からも「高く売れること」に関心が集まっていることが見受けられ、そのためのステップとして「トラブルなくスムーズに売却できること」「信頼できる業者に依頼すること」などを重視している方が多くいました。

お住まいの売却に関して詳しく知りたいことについて、今回のアンケートでお聞きした質問の回答から考えられることとして、「住み替え先」「次にどのような方が住むのか」「賃貸化」といった回答も見られました。

お住まいの売却については、「いつかはするかもしれないけれど、現時点では考えていない」という考えの方が多いかもしれません。しかし、お住まいは家族のライフステージと深い関係にあるものです。将来、ご自身の生活をより豊かなものにしようと思ったとき、ひとつの手段としてお住まいの売却もあるでしょう。

全国に営業所のある大和ハウスグループのリブネスなら、売却を含め、お住まいのお悩みについて、どんな些細な内容でもご相談をお受けいたします。ぜひお問い合わせください。