システムキッチンを選ぶとき、収納やお手入れのしやすさ、色やデザインなど、チェックしたいポイントがたくさんありますよね。納得のいくキッチン選びに欠かせないのが、ショールームで実物を見て、体感すること。今回、キッチンメーカーのショールームで、最新の設備を実際に体験してきました。
第3回目は、東京・西新宿にある、『LIXIL ショールーム東京』です。話題のキッチンや、家事が楽になるアイテムを見学・体感できるショールームの魅力をレポートします!
ハウジングライター
川口章子
自宅のキッチンは使い始めて20年以上。
「進化したキッチンをこの目で確かめたいです」
大和ハウス工業 総合宣伝部
山橋里菜
自炊を始めたばかりで、キッチンに興味津々。
「最新のアイテムをレポートします!」
ショールームは、東京メトロ丸の内線「西新宿」駅から徒歩で来館できてアクセス便利!
案内してくれたのは、LIXIL ショールーム東京 ショールームマネージャー 寺尾幸子さん
話題の「“セラミック製”ワークトップ」を体感&驚きいっぱいの「キッチンクローゼット」
セラミックトップ
最初に見学したのは、人気の最新システムキッチンの展示。「『リシェルSI』のセラミックトップを、まずはご体感ください」と寺尾さん。セラミック製のワークトップはとても珍しく、ショールームを訪れるお客様の関心も高いそうです。「熱、キズや汚れに強いので、多少ワイルドな使い方をしても大丈夫ですよ(笑)。ステンレスや人造大理石とは違うテクスチャーも特徴ですので、実際に触って確かめてみてください」(寺尾さん)。コンロから下ろしたばかりの鍋を直接置いたり、硬いものでこすってもキズがつきにくいのだとか!毎日の料理でハードに使う場所なので、丈夫で見た目も素敵なセラミックトップは魅力的だと感じました。
鉄鍋や土鍋など、重たく底がざらざらした道具を引きずっても、キズがつきにくいそうです。」
鉄器のように豊かな風合いが魅力のグレー色。ほかにベージュなど全4色があります。
キッチンクローゼット
キッチンの背面収納も、見どころいっぱい。「こちらの『キッチンクローゼット』には、しまいやすく取り出しやすい工夫が満載です。まずは、大型扉の中段エリアに昇降式の“窓”を設けて、扉全体を開け閉めしなくても必要な物だけを出し入れできる『2ウェイクローゼット』をお試しください」(寺尾さん)。
- 山橋:中段のところが、車の窓みたいに上下に昇降するんですね!これは画期的♪
- 寺尾さん:普段使いの食器をこのエリアにしまっておけば、簡単に出し入れできますよ
ほかにも、たっぷり収納できるのに見渡しやすく、取り出しやすい工夫が満載です!
2通りの開き方ができる収納、『2ウェイクローゼット』。まずは、中段にある昇降式の窓を開いてみました。
次に大型扉を開くと、収納全体が見渡せます。下段の引き出しも出してみました。
角にあるのは、パントリーとして使える『コーナークローゼット』
電子レンジや炊飯器を収納できる『家電タワー』は、扉が上下にスイング。使わないときはスッキリとした見た目に。
「毎日の料理や後片付けがラク~になる!」
W(ダブル)サポートシンク
次に、毎日のキッチン作業がラク~になるアイテムを見学。まずは、スペースを立体的に活用することで、調理や水切りの場所を広げた『Wサポートシンク』をチェック!このシンク、2段のレーンとプレート&水切りかごの組み合わせで、作業効率がぐんと上がる優れもの。「ショールームでは、調理のシミュレーションができるので、メリットを実感していただけると思います」と寺尾さん。
今回は、まな板で野菜を切るシーンを実演してもらいました。「シンクに渡したプレートの上にまな板を置くことで、作業スペースが広がるんです。また、切った野菜はシンク内のプレートに載せたザルに、スライドするように入れられます」(寺尾さん)。流れ作業のように一連の動作がスムーズに進むので、ストレスなし!シンクの一部を作業スペースにできるので、キッチンをあまり広く取れない場合にもオススメです。
シンク内にもプレートがあるので、茹でこぼしなどの作業もラクな姿勢で行えます。ほかに、洗った野菜や食器の水切りにも活用可能。
ナイアガラフロー
シンクの隅に残る野菜くずなどの汚れ……やっかいですよね。そんな悩みをキレイに解決してくれるのが『ナイアガラフロー』です。独自の底面形状と段差で、排水口にスムーズに水が流れるしくみだそう。「水が広がりにくく、奥の段差に向かって自然に流れるように計算されたつくりです」(寺尾さん)。シンクの奥に段差があると、鍋で排水口がふさがれて、水がせき止められることがないのもポイント高し!
水流の広がりを抑えて、スムーズに排水される形状になっています。
らくパッと収納
調理道具は、必要な時にすぐ取り出したいもの。最小の動作でアクセスできるよう、工夫されたアイテムを見せてもらいました。「包丁やおたま、ラップなど、ひんぱんに使うものは、扉手前の『らくパッと収納』へ。引き出しの扉が斜めに傾くことで、自然な姿勢でさっと取り出せるんです」(寺尾さん)。「軽く傾くだけで、こんなに取り出しやすくなるんですね!これは発見です」(川口)。立ち位置を大きく変えずに必要なものを手に取れるので、作業の流れを阻むことがありません。
扉が手前に20°傾きます。テコの原理で、指先だけで軽々開くのもポイント。
引き出しの内部は、二段構造になっていて立体的に使えます。
アイレベル&ハンディゾーン収納
調理道具だけでなく、調味料もすぐに取り出せる場所に置いておきたい……でも、ワークトップに置きっ放しは見た目もよくないし、作業スペースも狭くなります。そこで『アイレベル&ハンディゾーン収納』。目の前のアイレベルゾーンに、手で軽く引き下ろすだけで、仮置きスペースや小物収納が出現します。「わが家のキッチンの作業スペースには、調味料や油の瓶が……こんな収納があったら、もっと片付くのに~」(川口)。使わない時はスッキリ畳み込まれるので、目障りになることもありません。
シンク上の仮置きスペース。ザルや鍋を載せられます。
作業台側には、調味料の瓶などを収納できる小物収納があります。
ショールームに出かけてみよう!
最新のキッチンを見るだけでも楽しいショールームですが、ほかにも役に立つ情報がいっぱい。たとえば、実物見本を組み合わせて扉やカウンターのカラーコーディネートをしたり。ウェブサイトや雑誌だけではわかりにくい、リアルで具体的な体験はキッチン選びに大いに参考になるはずです。「混みあっていると、ご案内までにお時間がかかることも。事前にお電話で予約していただくとスムーズです」(寺尾さん)。キッズルームや手荷物を預けるロッカーもあるので、ゆっくり見学できるのもうれしいですね。ご家族で新しいキッチンを探しに、ショールームに出かけてみませんか?
扉、天板のサンプルを組み合わせて、コーディネートを検討できます。
把手のバリエーションを実物で確認できるのもうれしい。
扉、シンク、コンロの天板をカラーコーディネートできるキッチンの展示もあります。
広々とした打ち合わせスペース。
キッズコーナーがあるのでお子さまも退屈しません。
ショールームをご見学の際は、ぜひダイワハウスの担当者にお声がけください!
記事公開日:2017年9月21日
INFORMATION
LIXIL ショールーム東京
〒160-6107 東京都新宿区西新宿8-17-1
住友不動産新宿グランドタワー7F(受付)
TEL:0570-783-291(ナビダイヤル)
※東京エリアのショールーム代表電話
開館時間:10時~17時
休館日:毎週水曜日
(祝日の場合は営業)、夏期、年末年始
最新のキッチンをショールームでチェック! ~見て、さわって、発見いっぱい~