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CASE11 介護老人保健施設 ソワンルミエ槻の森(さいたま市岩槻区)

増床を機に建て替えた介護老人保健施設は通所リハビリ機能を付加して地域包括ケアシステムに貢献する。

利用者のケアを続けたまま建て替えた介護老人保健施設。

事業展開

さいたま市岩槻区と埼玉県白岡市で、50床の急性期・慢性期病院、168床の医療療養型病院、80床と72床の2つの介護老人保健施設を運営する医療法人ひかり会さま。さいたま市から50床の増床を許可されたことをきっかけに、1978年築で老朽化しているうえ、現状の施設基準を満たしていない72床の介護老人保健施設の建て替えを計画しました。


建て替え計画は利用者に負担をかけないために建築工事中も退所させないことを前提として検討されました。一方、敷地は市街化調整区域のため、建て替えに際して開発が必要になります。この手続きをとると許可を待たなければならないので、敷地を変更しない、既存の建物の高さを超えないなどの条件を守り、開発が不要な施設計画を検討することに決定しました。さらに、敷地は十分な幅員の道路に接していないため、工事車両や資材運搬車両などのアクセス路を用意しなければなりません。

「ソワンルミエ槻の森」は、利用者のケアを続けたまま建物を建て替えるために、まず72床を収容する建物を1期工事分として、敷地の駐車場領域に建てることにしました。1期工事分が完成した後に利用者を移転させてから、空いた既存の建物を解体し、その跡地に増床分50床を収容する建物を2期工事分として、1期工事の建物に接合させて1棟の建物になるように建築します。

工事車両などのアクセス道路は、第三者所有の土地を挟んで隣り合う、同会が運営する医療療養型病院のアプローチと駐車場を経由することにしました。間の土地の所有者から一時的に借用し、建設地に至る経路を確保しました。

1期、2期工事と分けて建てる建物を1棟に接合するため、構造は鉄骨造にして、1期工事分の建物に予め接続用に梁などを屋外に飛び出させる形で設置しておきます。また、鉄骨造には工事期間を比較的短くできるというメリットがあります。

1期工事分の建物の中には、それ自体で介護老人保健施設としての機能を果たせるよう、オフィススペースや共用の浴室、調理室(厨房)などを配置しています。 2期工事分の建物は増床分のベッドを入れる多床室や新規に開始する通所リハビリのスペースを納めています。

現在、介護老人保健施設はユニット型個室が国から推奨されていますが、地域のニーズを考慮して、比較的利用料金を低めに設定できる多床室(4人部屋)を主体にして、個室を加えた構成にしています。

新規に開始する定員20人の通所リハビリのスペースは、利用者に楽しみに通ってもらえるようにと、温泉宿を思わせる雰囲気の浴室を設置するなどして、快適性を高める施設造りを重視しています。

職員・スタッフに対しては、サービスステーション脇の休憩室や1階事務室に隣接する職員食堂などを整え、リフレッシュしながら働けるように配慮し、職場環境を向上させることができました。

生まれ変わった「ソワンルミエ槻の森」は、埼玉県中東部で疾病治療から療養、介護までを担うひかり会が医療者の立場から適切な介護を提供していく施設として地域包括ケアシステムに貢献していきます。

課題

THEME-1
利用者を退所させずに建て替え工事を進めたい。
THEME-2
敷地が市街化調整区域のため再開発申請を出さずに済む条件内で建築したい。

計画のポイント

POINT-1
駐車場に既存施設と同床数の建物を先行して建てる配置計画
「ソワンルミエ槻の森」は利用者のケアを続けたまま建て替えるために、既存の建物と同じベッド数の建物を先行して建築し、移転させた後に増床分を建築しました。
POINT-2
分割工事した建物の一体化が容易な建築計画
構造体が鉄筋コンクリートの場合は増築する際鉄筋を1本1本接合するので作業が繁雑になりますが、鉄骨造なら部材ごとにボルトなどで接合できるため、手間が少なく比較的短期間での工事が可能になります。
POINT-3
利用者と職員・スタッフに配慮した施設計画
利用料金を抑えられる多床室を主体にした構成をとり、職員が働きやすくなるように配慮した工夫を建物内に施しました。

CASE11

介護老人保健施設 ソワンルミエ槻の森

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