片づく家の 「収納」と「動線」

┃収納で心もすっきり

いくら片づけても部屋が散らかる、収納が足りないとお悩みではありませんか。収納が上手くいくと探しものの手間が省けたり、無駄な買い物が減ったり、気持ちにゆとりが生まれたりするものです。

片づく部屋づくりにはセオリーがあります。まずは、要・不要を見極めて、不要なものを持たないようにすることが第一歩。家族の持ちものの量を把握したら、使う頻度、使う場所に応じて収納スペースを設けること。すべてのものに収まるべき場所＝指定席を設けること。そして、家族全員が〝使ったら元の場所にしまう〞を心掛けることが大切です。

┃動線を考えた計画を

住まいづくりを考える時が収納計画のチャンスです。毎日の生活を想像しながら、家族がどの部屋でどんな行動をするのか、何をどこに収納すればいいのか考えましょう。

たとえばリビングで着替える習慣がある方なら、リビング内に一時置き用のクローゼットがあると便利。脱ぎ捨てた服がソファに積み重なることもありません。週末に食材をまとめて購入する方は、ガレージからキッチンまでの動線上にパントリーを設けると、買ってきたものを効率良く収納できます。

収納スペースはできるだけ広くと希望する方もいらっしゃいますが、広さよりも行動パターンを考えた収納配置が大切。大型の納戸や小屋裏収納などは、普段使わない季節家電や子どもの思い出の品などをしまうスペースとして考えましょう。

┃柔軟性のある収納を

何十年も暮らし続けるうちに、家族の数やライフスタイルは変化していきます。10年、20年先を見据え、柔軟性のある収納計画を立てましょう。特に子ども部屋の収納は、成長に合わせてしまうものが大きく変化し、量も増えます。必要に応じて棚板やパイプの移動や追加ができるクローゼットが重宝します。

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ワンポイントアドバイス
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┃散らかりがちなリビングに共有の収納を

家族が長い時間を過ごすリビングには、たくさんのものが持ち込まれ、散らかりがち。共有の収納を設けてすっきり片づけましょう。テレビボードの後ろに回遊できるスペースを設けるのがお勧めです。

┃細かいものは容器を揃えて

キッチンのように細かなものがたくさんある場所は、容器を揃えるというひと手間を。見た目がきれいに整います。

┃ラベルを貼ってファイルで分類書斎

書斎やリビングで溜まりがちな紙類はファイルごとに分けてラベルを貼っておくと必要な時すぐに取り出せます。

～『片づく家の収納レシピ』　「収納」と「動線」でつくるここちよい家～

片づけやすい家づくりの秘訣から、すぐに実践できる収納テクニックまで。60年にわたる住まいづくりの経験から導かれた、ダイワハウスの収納のノウハウがぎっしり詰まっています。

監修／ダイワハウス
発行／株式会社学研マーケティング
価格／ 1,080 円（税込）
※現在は販売中止