大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

DXアニュアルレポート2023

バリューチェーンのデジタル化

住宅系 マンション事業本部のDX

目的、ビジョン

マンションのVR販売

近年の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)において非接触・非対面、いわゆる「リモート」での商談需要が高まるなど、お客さまの住まいの選び方、探し方は多様化し、当社としても顧客サービス品質向上や新しい生活空間の創造など、デジタルによるリアルの変革が必要となりました。その一つとして、当社は場所を選ばないリモートでのご案内など、お客さまの利便性や体験価値の向上も含め、積極的にVRを採用しました。

これからの住まい選びは、「どこなら住めるか」ではなく、「どんな場所に住みたいか」を選べる時代になっていくと考えます。働き方を新しく、暮らしをもっと自由に変えていく、そんな新しいワーク・ライフスタイルを見つけていただくために、当社はこれからも皆さまに寄り添い、ご提案し続けていきます。

昨今の主な取り組み

360度カメラで撮影したVRモデルルームにより顧客接点を強化

分譲マンションをご検討いただくお客さまの利便性の向上のため、一部の分譲マンションにおいては、360度カメラで撮影した実際のモデルルームを、場所や時間の制約なく内見できるようにWeb上で公開しました。

また、当社分譲マンションの総合ギャラリー「プレミストサロン東京」では、VRヘッドマウントディスプレイを通じて、立体的にみえる3DVR(*1)のモデルルームが内見できます。

(*1)3DVR:3次元(立体的)の仮想現実のこと。

図1:VRモデルルーム(「プレミスト京都五条」のモデルルームを360度カメラにて撮影)

図2:プレミストサロン東京内観

プレミストタワー新さっぽろのVRを採用した販促ツール

新築分譲マンション「プレミストタワー新さっぽろ」(分譲済)は当社のてがけた「北海道初、地下鉄駅、商業施設、医療施設、ホテル直結プロジェクト」の「約55,700m²、住・商・医・学を含めた大規模複合開発」の一部となっており、それぞれが完成していないうちから販売に入ることが決まっていました。

営業現場において、そうした物件のさまざまな特性を余すことなくお客さまにお伝えするには、営業担当者の知識を口頭で説明するだけでは複雑すぎて伝わりにくいであろうと当初から想定していました。そこで、技術担当者と営業担当者が協力してVRの採用を決め、VRの販促ツールの作成を進めました。完成後の街区の全体像、アクティブリンクという街区の中心部に設置される空中歩廊を通って医療施設、商業施設などへ行き来できること、各施設の位置関係等を図面や地図だけではなく、VRで立体的かつ動きを使って表現することにより、お客さまに営業担当者の誰が説明しても内容が等しく伝わりやすいようにしました。

図3:プレミストタワー新さっぽろのVR外観・VRジオラマ

※VR画像は設計図面等をもとに描き起こしたもので実際とは多少異なります。

VRモデルルームの採用によりモデルルームのスクラップ&ビルドの削減を実現

IT技術を活用した「VRモデルルーム」を採用することで、オンラインでのご案内でも、よりリアルに近い形で住戸内をご確認いただけるようになりました。住戸ごとのプラン&眺望も確認できるため、お客さまの安心感、納得感にもつながりました。

また、「プレミスト北谷 アラハビーチ The TERRACE」(分譲済)においてはVRモデルルームの採用に加え、案内所は「Daiwa PREMIST Lounge 北谷」を活用することで、従来のように物件ごとにマンションギャラリー・モデルルームを建設して、販売終了すると共に解体するスクラップ&ビルドの展開を改め、提案・販売においても環境に配慮した取り組みとしました。

図4:プレミスト北谷 アラハビーチ The TERRACEのVRモデルルーム

※設計図書をもとに書き起こしたものに現地からの眺望写真をCG合成したもので実際とは多少異なる場合があります。

図5:案内図

2022年「VRモデルルーム」導入

※設計図書をもとに書き起こしたもので実際とは多少異なる場合があります。

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