高齢者住宅事業

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CASE17 サービス付き高齢者向け住宅 ナーシングホーム須坂(長野県須坂市)

急性期から緩和ケアまで、地域密着型病院としての看護力を活かした安心できる在宅復帰先地域包括ケアの核となる高齢者住宅。

臨機応変な看護・介護サービスを併設した地域待望のサービス付き高齢者向け住宅が誕生。

事業展開

長野県上高井郡小布施町において80年以上の歴史を持つ特定医療法人新生病院様。医療と看護に強みを持つ155床の病院として、地域医療を支え続けてこられました。小布施町は人口約11,000人(2016年6月1日現在)、隣り合う須坂市と高山村とともに、須高地域と呼ばれるエリアにあり、長野市を中心とした長野医療圏に含まれるものの、西部に千曲川(信濃川)が流れるという地理的状況から独自の医療環境にあるといいます。長野市と比較しても高齢化は進んでおり、地域における同院の役割は日増しに大きくなっていました。
社会保障・税一体改革における「2025年モデル」の構築に向け、進む病床機能明確化。須高地域でも2014年度の診療報酬改定を機に、幾つもの急性期病院が一部の病床を亜急性期・回復期などに機能転換するなど、医療を取り巻く環境は大きく変わってきています。急性期・回復期・療養・緩和ケアと、急性期から終末期まで幅広い医療を提供なさってきた新生病院様では、以前よりこうした状況に対応するための新たな展開を検討。今まで以上に在宅医療にも注力することで、地域包括ケアにおける同院の役割の明確化を図るべく、その基盤の一つとして高齢者住宅の開設を計画されました。その背景には、それまで須高地域にサ高住がなかったことが挙げられます。今後、医療環境の変化によって亜急性期・回復期を充実させる為、これまで以上に自宅以外の在宅復帰先が必要となってくる事が予想されたためです。

事業化に際しては、まず高齢者住宅運営に関するさまざまな情報収集から着手。大和ハウス工業は、自社で企画した医療・介護セミナーに新生病院様が参加されたことをきっかけに、運営シミュレーションなど全般的なサポートをさせていただくこととなりました。建設候補地には当初、病院敷地内を検討されていましたが、資金面等の課題もあり、大和ハウス工業が隣接する須坂市内の土地をご紹介。85年続いた造り酒屋の跡地を活用し、土地オーナー様が建設された建物を賃貸するスタイルでの事業化となり、2016年3月にサービス付き高齢者向け住宅「ナーシングホーム須坂」が完成。施設名に「ナーシングホーム」とあるように、医療依存度の高い方を中心に受け入れるサ高住として、3階建・全50室の建物には、定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービスと療養デイサービスが併設されています。地域の関心も高く、内覧会では数百人の見学者が集まるほどとなりました。開設より約3ヶ月が経った時点で、入居率は約60%に達するという順調なスタートとなっています。
また新生病院様では、今回の事業化を機にグループ資源を明確化する為、2015年9月に福祉・介護・住宅事業を担う「NPO法人パウル会」を設立されています。

計画のポイント

POINT-1
地域の中心部において新たな事業展開
長年、回復期医療に特化してきた新生病院様では、地域の医療環境の変化に対応すべく、在宅医療の強化に取り組むことを決断。その基盤として、サービス付き高齢者向け住宅の建設を計画されました。自院の敷地内への建設も検討されましたが、地域全体への貢献を考え、須高地区の中心部にあたる須坂駅に近い土地に開設されることとなりました。
POINT-2
グループ資源を活かす看護強化型のサ高住
ナーシングホーム須坂は、医療依存度の高い方々を中心に受け入れることを目的としたサービス付き高齢者向け住宅。在宅復帰された方々に対して、質の高い医療と介護サービスを提供し、さらに双方を上手く連携して機能させるための推進力となるのが「看護」という考えのもと、在宅療養支援病院である新生病院本体からは訪問看護、施設内にも定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービスと療養デイサービスを併設されています。
POINT-3
街並みに合わせた施設計画
建設地は、85年続いた造り酒屋の跡地。建物は、かつて蔵の街と呼ばれていた周辺環境を考慮し、外観に和のイメージが取り入れられています。駅前立地のため、各方面から活用の打診はあったものの、土地オーナー様の「地域に役立てるものに活用したい」との思いと、新生病院グループ様の「地域の医療・介護・福祉に貢献する高齢者住宅を」との考えが合致。互いに歴史を重んじる姿勢は、地域にも広く知られており、計画はスムーズに運びました。

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