病院の建替・移転・増改築支援

大和ハウス工業トップ

目的に合わせた各種施設の建設をトータルプロデュース

CASE12 医療施設 神野病院(兵庫県姫路市)

積み重ねてきた信頼をもとにより安心・快適な環境の創造で地域に「心やすらぐ医療」を提供していく。

長年抱えていた施設面の課題を解決。業務の効率化と患者さまの快適性を実現する新病院を開設。

事業展開

昭和39年、兵庫県姫路市における整形外科専門病院の先駆けとして神野整形外科病院を開院。以来、3世代にわたって通う患者さんもおられるなど、地域に根ざした医療活動で高い信頼をつかんでこられたのが、医療法人社団 仁和会さまです。
半世紀を超える歴史の中、内科開設に伴い「神野病院」として、各種最新機器導入などによる“医療の質の向上”に常に努められ、現在では「整形外科医が24時間365日常駐する病院」として、周辺市町からも救急の患者さまが搬送される病院として広く知られています。また、市内外の診療所のみならず他病院からの紹介も多く、年間の手術件数は約1,200件。同院に寄せられる地域からの信頼度の高さがうかがえます。


旧病院

神野病院さまでは、時代ごとに求められてきた医療ニーズに応えるべく、その都度、施設改善を図ってこられました。しかし、それは必要に迫られて行った増改築工事によるものであったため、建物構成や動線が複雑化することとなり、結果的に使い勝手の悪い建物となり患者さまにとってもご不便をかけることとなっていました。
平成25年、改正耐震改修促進法の施行に伴い、対応策として当初、コスト面を考慮して外壁部分に補強工事を施すことを検討されましたが、それでは「内部の暗さや狭さ」や「設備等の老朽化」などといった、建物自体が抱えていた根本的な問題を解決するに至らないことから、病院の建て替え計画を決断されることとなりました。

まず検討されたのは建設地。第一案として、旧病院西側のリハビリテーション病棟を解体し、隣接している駐車場と併せた敷地への活用を計画されました。しかし、隣接地だけに日々の診察や入院患者さまに対して、工事による騒音や振動の影響が少なくないと考え断念。他にもさまざまな土地を検討する中で購入された当該地は、姫路駅につながる主要道路沿い。しかし、敷地面積と容積率の観点から病床数の維持と駐車場の十分な確保が難しく、この土地のみでの病院建設は困難でした。
そこで、敷地の南側の土地を賃借することを検討。土地オーナーさまとの交渉も順調に進み、神野病院さまの移転建て替え計画は本格的にスタートしました。

新病院は、1階部分に外来・検査機能、2階部分に3つの手術室とリハビリスペース、3・4階部分には全103床の一般病床を配した5階建ての建物として、平成28年8月に完成しました。なお、南側の借地部分には、病院管理部門と職員の厚生スペースを備えた職員棟を建設。十分な駐車スペース(52台)も設けています。また、事務室・薬剤倉庫・応接室等を備えた事務棟も病院に接して建築することが決定。平成29年3月に完成します。

課題

THEME-1
開院から50年もの間、医療環境や患者さまのニーズに合わせ、増改築を繰り返すことで施設改善を図ってきた。しかし、進む老朽化や増築による動線の悪化など、職員のみならず患者さまの利便性や快適性には、月日を負うごとに不具合が生じていた。
THEME-2
改正耐震改修促進法の施行に伴い、耐震診断及び補強に対して、多くの時間と経費がかかることが想定された。
THEME-3
一部の病棟解体と隣接する所有地を活用した建て替え計画を検討したが、日々の診察を続けながらの工事では、騒音や振動など、患者さまへの影響が少なくない。

計画のポイント

POINT-1
2つの敷地を機能的に融合させた施設計画
敷地面積や容積率を考慮しながらも、病院運営に求められる医療の提供と管理業務、さらに地域柄必要とされる駐車スペースという、それぞれの課題を解決するため、道路を挟んで隣接する2つの敷地を活用。機能の異なる2棟の建物と、来院者にとって利便性の高い駐車スペースを効果的に配置しました。
POINT-2
旧病院の問題を一掃し、医療の効率化を実現
旧病院の4フロア4病棟を、新病院では2フロア2病棟に構成。看護業務の効率化が実現。さらに、1階の外来部門においては、職員スペースを中央に配置し、両サイドに整形外科と内科の診療・処置・検査スペースを設けました。こうすることで、職員動線も効率化。診療科目ごとの待合スペースも実現しています。また、3つの手術室を1フロアにまとめ、将来の医療進歩に対応できるように広い手術室空間を実現した。これらにより、効率的な手術室運営が可能になり、大幅な手術件数増加が期待されます。
POINT-3
職員のモチベーション向上につながる職員棟
生活道路を挟んだ隣地に建てられた職員棟には、更衣室・職員食堂・会議室・託児所・事務室・管理職室などを配置。また、病棟と同一建物でないことから、患者さまの目線を気にすることなく、ON・OFF の切り替えや職員相互のコミュニケーション深化もできたことから、職員の快適性にもつながっています。

このページの先頭へ


このページの先頭へ