大和ハウス工業トップ

CASE19 医療施設 吉本整形外科・外科病院(奈良県葛城市)

“通院しやすく、便利で、頼りになる病院”へ。確かな医療で整形外科の領域から、長きに渡り地域への貢献度を高める医療法人。

長年の課題解決に向けて、取り組んだハード面の機能強化。医療法人の将来を支える新病院。

事業展開

1961年、奈良県大和高田市陵西の地に、19床の吉本診療所を開設。その2年後には医療法人化し、1967年には吉本整形外科・外科病院(50床)として、現在に至るまで整形外科を中心とした地域密着型の医療を実践してこられたのが、医療法人 興生会さまです。

さまざまな外傷に対応できる整形外科として、「怪我をしたら、まず吉本さんへ」といった声が日常的に聞かれるなど、地域から高い信頼を得ている一次・二次救急病院であることが同院の大きな特徴。年間の手術件数は1,200~1,300件をこなし、開設より半世紀を超えた今もなお、地域での存在感は増し続けています。

開設以来、移転することなく同じ場所で医療を続けてこられた同院には、施設面に関して幾度となく課題と向き合ってきた歴史があります。たとえばそれは、増改築による増床、また施設基準の改訂に合わせた減床、そして耐震補強など。環境や医療ニーズに合わせて、その都度課題の解消に努めてこられたのですが、築50年近くになる病院の老朽化は進み、抜本的な解決のためには建て替えが求められました。

計画にあたって、まず着手されたのが建設地の選定。既存病棟に隣接する駐車場は、病院建替には面積が不足していたため、自動車で約5分の距離にある葛城市内に移転用地(約9,020m²)を購入されました。市をまたいででも広い土地を求めたのは、建物の広さはもちろん、多くの駐車スペースを確保したかったため。自動車での移動が一般的な地域柄を考慮してのことです。

施設計画に際しては紆余曲折を経て、最終的には土地探しの段階から相談を受けていた大和ハウス工業に、ご依頼いただくこととなりました。

当社がご提案したのは、「必要な機能を効率的かつコンパクトに集約した2階建ての病棟」です。1階に外来診療部門とリハビリテーション、管理部門といった機能を集約し、病棟(一般病床57床)と手術室を2階にまとめることで、4階建ての既存病棟で課題となっていた上下階の移動を最小限に抑えるとともに、希望される予算内での建設を可能としました。

住宅密集地に立地していた旧病院

こうして、2019年2月に吉本整形外科・外科病院さまの新病院が完成しました。延床面積3,406.89m²の、3年半に渡るプロジェクトの結晶です。

内外装とも意匠にこだわり、明るく清潔感あふれたスタイリッシュな病棟に仕上がりました。1階の外来部門は、受付・待合ホールを中心に配したことで、診察室や検査室へ最小限での移動が可能となっています。さらに、以前より構想されていた“リハビリテーション機能の強化”を実現するため、旧病院の約3倍のスペースを確保したリハビリテーションルームと、歩行訓練ができる屋外リハビリテーションスペースを設置。これに合わせ、スタッフも増員されました。

病棟も効率的な病床配置だけでなく、色合いやインテリアにもこだわって仕上げています。そして、同院にとって最も重要な機能といえる手術室は、外部との遮断性を考慮し、2階に配置。最新機器を導入し、既存病棟よりもスペースに余裕を持たせたことで、より高度かつ大規模な手術が可能となります。

さらには現在、旧病院に隣接した職員寮を新病院の敷地内に移転させることを計画されています。院内保育(登録:12~13名、定員4~5)を併設し、近々着工予定です。

外傷を中心とした整形外科医療で、地域包括ケアの重要な役割を担う吉本整形外科・外科病院さま。今後は、地域の方々にとっての利便性や患者さまの安心につながるよう、新病院の隣接地に調剤薬局と内科系診療所の誘致計画を進めておられます。互いに連携することで、患者さまへのより手厚いケアにつながる取り組みとなるでしょう。

課題

THEME-1
老朽化した建物を建て替えて、患者さまの快適性と利便性を向上させたい
旧病院は、いままで増改築を繰り返してきたが、築50年以上が経過。耐震補強は施したものの、患者さまの快適性や利便性、そしてスタッフの職場環境向上のためにも、新病院への建て替えが課題となっていた。
THEME-2
患者さまにとって“通院しやすい病院”を目指す
旧病院の駐車場は、収容台数が不足しており、自動車での移動が一般的な地域柄、多くの患者さまにご不便をおかけしていた。周辺は住宅密集地で、新たな駐車スペースが確保できない状態だった。
THEME-3
ハード面における病院機能を強化したい
手術した患者さまの早期退院を支援するため、リハビリテーション機能の強化が重要課題だった。また、医療ニーズへの対応を考慮し、より高度で大規模な、そして専門性の高い手術にも対応できるよう、ハード面の更新が必要だった。

計画のポイント

POINT-1
機能性を高めた新病院を新築・移転
患者さまとスタッフの動線にこだわり、必要とされる機能をコンパクトかつ効率的に集約した新病院を建設。1階に外来・リハビリテーション・管理部門、2階に病棟・手術室という2階建ての構成で完成しました。
POINT-2
広さと利便性にこだわり適地を確保
旧病院から自動車で約5分の距離にある葛城市内の約9,020m²の土地を購入。敷地は、十分な駐車スペースが確保できるだけでなく、バイパスにつながる生活道路に面しており、患者さまやスタッフの利便性向上につながっています。
POINT-3
高い医療技術が発揮できる環境を創造
新病院には、旧病院の約3倍のスペースを確保したリハビリテーションルームと、歩行訓練ができる屋外リハビリテーションスペースを設置。これに合わせスタッフの増員も実現されました。さらに、年間1,200~1,300件の手術実績を支える手術室を中心とした必要機能の充実を図られています。

CASE19

医療施設 吉本整形外科・外科病院

  • 病院(医療施設)のケーススタディ
  • 高齢者住宅事業のケーススタディ
  • 診療所のケーススタディ
  • 介護施設のケーススタディ

上手な計画進行は、まずご相談から

大和ハウス工業 シルバーエイジ研究所は、長年にわたって蓄積された医療・介護施設の開設における知識と技術でお客さまの事業運営をバックアップします。

医療・介護施設ソリューションについてのご相談はこちら

このページの先頭へ